キスジトラカミキリ

 キスジトラカミキリが、切って捨てられた5mほどの蔓に、10〜20頭が群がり、しかもその多くが交尾中という光景に出会いました(H18.5.4.)。 下の写真でも、5頭が写っています(交尾中の2組+1頭)。 場所は平成18年4月2日にオープンした「堺自然ふれあいの森」の園内です。
 キスジトラカミキリは、ハチに擬態しているといわれています。 色彩的にもハチに似ていますが、動きも素早く、確かにハチが餌を探して歩き回っている様子によく似ています。 幼虫は材を食べて育ち、伐採木に集まる性質があるのですが、最初に書いた現象はどのように説明したらよいのでしょうか。 切られた蔓の内部で育ち、成虫となって蔓の外に出た個体が、次々と交尾を始めたのでしょうか? それとも産卵場所を探していた個体が、産卵に適したこの蔓に集まったのでしょうか? カミキリの生態に詳しい方などで、情報や考えられることがありましたら、お教えください。
 堺自然ふれあいの森は、里山の再生と保全をめざした施設で、林床を明るくするための間伐など、人手が適度に入り、雑木林を中心とした多様な環境がつくられようとしています。 多様な環境には多様な生物が見られます。 これからが楽しみな施設です。
上:堺自然ふれあいの森
  左下は情報提供などを行う「森の館」

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