| クロマツの葉 庭に植える松といえば、関東ではアカマツですが、関西ではクロマツになります。 このマツ、どれが一枚の葉かわかりますか? 春先、マツの枝振りを整えるため、伸び出してきた新芽を摘んで(いわゆる「みどり摘み」)しばらくすると、右の写真のようになりました。 ふだん見る2枚セットの葉ではなく、1枚ずつの少し短い葉が付いています。 見慣れているクロマツですが、葉の付き方はなかなか複雑です。 この写真は、それを理解するヒントを与えてくれているのです。 クロマツには、よく伸びる枝(「長枝」といいます)とほとんど伸びない枝(「短枝」といいます)ができます。 どちらの枝にも葉がつきますが、長枝につくのは、薄い膜状の葉(「鱗片葉」といいます)だけです。 その鱗片葉の葉腋から、短枝が少しだけ伸びます。 短枝にも数枚の鱗片葉がつきますが、この鱗片葉に守られるようにして、2枚だけ長い針状の葉を伸ばします。 光合成はこの針状葉で行うわけです。 普段見慣れている“松葉”とは、複数枚の鱗片葉のついた短枝(この部分をハカマと言ったりします)と2枚の針状葉のセットなのです。 この写真は、長枝として伸びようとしていた芽の先端が取り去られたため、光合成をする葉を増やそうとしてか、本来鱗片葉となるはずの長枝の葉が、短枝の針状葉のようになってきた状態だと考えられます。 右下の写真は、このことをわかりやすくするために、この枝を切り取って写したものです。 【関連項目】 マツボックリの年齢は? |
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