ウシガエル

 ウシガエルの原産地はアメリカ合衆国ですが、食用にするため、日本では1918年に養殖が始まりました。 養殖のための餌として、アメリカザリガニが持ち込まれましたが、両者とも逃げだし、日本のあちこちで増えました。
 グゥ〜、グゥ〜と大きな声で鳴きます。 声が大きすぎて、睡眠を妨げると嫌われるくらいです。 でも、ウシガエルの住む、池や沼などのあまり流れのない水域が埋め立てなどで少なくなり、この声も少なくなってしまいました。 この声がウシに似ているところから「ウシガエル」と呼ばれるのだと言いますが、私にはウシの「モォ〜」とはかなり違うように聞こえるのですが・・・
 脊髄反射について調べる「脊髄ガエル」の実験というのがあります。 写真の眼の後の丸いところが鼓膜ですが、口からハサミを入れて、この鼓膜の後ろを切り、頭部を切り離しますと、脳が完全に取り除かれます。 このカエルをつるして足に刺激を加えますと、脳が無いにもかかわらず、反応します。 刺激が感覚神経→脊髄→運動神経と伝わり、足などを動かすのですが、このことをベースにして、神経についていろいろ調べることができます。 でも、頭部を切断するのが残酷だというので、この実験は高校でも行われなくなりました。
 この「脊髄ガエル」の実験材料として、ウシガエルがよく使われました。 みんなで観察するのには大きい方がいいですし、骨が柔らかくて、切断しやすいのです。 それに、水から出すとおとなしくしている“穏和な”カエルなのです。