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Road Trip 2002 〜Escape from Minnesota State〜 6月23日 午後3時30分 St.Cloud出発 〜出発の時〜 ![]() 本当は6月上旬には出発しているはずだった しかし車の修理やアクシデントが重なり23日にようやく出発。 それは言い訳なのかもしれない 本当はこの住み慣れた町から出て犯罪大国アメリカをたった一人で旅するのが少し怖いのだ。 不安7割・期待3割・・・昔から私の行動はそんな感じだと思う 見慣れたアパートと町にしばしの別れを告げ高速道路にのった 何か嫌な気配がする・・・ 今朝寝坊して午後に出発するのと今にも雨が降りそうな雨雲が原因かもしれない 2,3度今日は帰って明日出発しようかなとも思ったが 3割の期待が私を未知の道を走らせた ![]() この旅に目的地はこれといってない 強いて言えば有名な場所とロッキー山脈、あとは海が見たい程度だ 海は太平洋でもメキシコ湾でも大西洋でも良かったが ロッキー山脈はミネソタから西方向しかないのでとりあえず西に行くことにした 西に高速道路は北西と南西に延びている 理由はないが北西に行くことにした そんな訳で今日の目的地はMoorhead MoorheadにはSCSUの姉妹校があって私の友人も在学している 運が良ければその友人に会って今夜は泊めてくれるかもしれない そんな期待があったからMoorheadに向かった Moorheadまでの景色は美しい所が多かった、まるで北海道の美瑛のような雄大さがある 運転している最中は変に気分が高まり鼻歌まで歌ってしまう始末 「今、旅に出ているんだな」と自分に言い聞かせて冷静になろうと努めた ![]() Moorheadまでは2時間30分で着いた、意外と近い 私は高速ではスピードを出すほうだがこれからの長旅を考え エンジンを壊さないように時速75マイル(約時速120キロ)で走った ちなみにミネソタ州の高速道路の制限速度は時速70マイル Moorheadはかなり大きな町だ 隣接するFargoと併せるとSt.Cloudよりはるかに大きい Fargoはノースダコタ州なのでMoorheadはミネソタ州の中では小さい町として 扱われているが実際は川1本で隔たれているだけなので MoorheadとFargoで1つの町を作っている 町についてまずSCSUの姉妹校であるMoorhead State Universityを探すことにした キャンパスが辺鄙な場所にある為探すのに多少苦労したが 親切な地元の人々に聞いて探し当てた Moorhead State UniversityはSCSUより規模は小さいが 綺麗で雰囲気の良いキャンパスだった ![]() さてキャンパスが見つかれば肝心要の友人探しだか 週末ということもあってどの建物も閉まっている これには参ったが寮の管理棟に行って話しをしてみることにした そこにいたのは学生アルバイト・・・。 その学生は「生徒の住所を他人に言うことは禁止されている」と言って何も教えてくれない。 私が「せめて、友人が寮に住んでいるかだけでも教えてほしい」と言ったら 寮名簿を調べてくれた しかし私の友人は寮には住んでいないという 絶望感に駆られながらも次の手を考えた・・・八方塞がり・・・。 とりあえず近くのスパーに行って今晩のご飯を買う事にした 日本のスパーやコンビニには惣菜やお握り、弁当などが売っているが この国にそんなものは無い、あるのは肉とポテトとチーズだけだ この国の人は“食”に拘らない いつでもどこでも肉とポテトとチーズを食べている。飽きないのだろうか? そうは言ったもののここはアメリカ 「郷に入らば郷に従え」 私はアメリカ流でこの旅を生き延びることにした 一番の理由はそれが一番安上がりで学生の経済事情にフィットしているから 値段とボリュームで今晩の夕食&明日の朝食が決まった 4ドルでリンゴ2個とバナナ4本とクリスピーパイ4枚 1食2ドルでお腹が膨れるので問題は無い リンゴをかじりバナナを食べてクリスピーパイをかじっている時に名案が浮かんだ 図書館で寝過ごそう! SCSUの図書館は24時間開いている部屋がある、きっとここにもあるはずだ! ![]() そして図書館を見つけ出しメールを打った後に寝ることにした この時、時刻は午前0時をまわったぐらいだったと思う しかし直ぐにアナウンスが流れた「図書館を閉めます、明日は午前10時から開きます」 一睡もしないで追い出されてしまった 図書館から閉め出された後ふと考えた 「24時間開いている校舎で寝ればいいのでは?」という案が浮かんできた 我ながら名案だなどと呟きながら向かった先はアート校舎 SCSUのアート校舎も24時間開いているので モアヘッド大学でも同じだろうと思ったのだが 案の定、夜中の12時過ぎだというのに校舎の前には車が数台停まっていた アート専攻の学生は校舎の中でしか作品を作れないことも多い そのため校舎は開放されていることも多い さっそく中に入り寝床を探すことにした 校舎の中ではアート専攻の学生らしき人たちがなにやら演劇用の大道具らしき物を作っていた そこの近くにトイレがあったのでそこで顔と歯を洗って寝る準備は万端 運良くソファーを見つけたのでそこに横なる 寝付いてから5分も経っていないのに目が覚めた・・・というより起こされた 私を起こしたのはパブリックセーフティーと呼ばれる学校警備員 当たり前だが部外者は立ち入り禁止だそうだ 屋根のある場所から徹底的に追い出されてしまった もう本当に行き場はないので車の中で寝るしかない 荷物を満載してる車内はとても狭くて居心地が悪い 運転席で寝ようとしたけれどハンドルが邪魔して寝返りがうてない 寝返りをうたない就寝など苦痛でしかたないので 小雨の中、助手席の荷物をどうにか全てどけて寝てみた 助手席ではどうにか寝返りうてる! 荷物満載のインプレッサなので窮屈には変わりないがどうにか寝れそうだった この時点でもう誰も私の睡眠の邪魔はしないだろうと思って就寝 1時間くらいは寝ただろうか?また目が覚めた 「ガン・ガン・ガン」 雨だ!それも大雨だ!うるさ〜い!! 寝る直前までは小雨だったのに本降りになったようだ それにしても大粒の雨で車の屋根にぶつかるごとに大きな音をだす雨だった 追い討ちをかけるように雷が鳴る 真っ暗な駐車場が雷の光で一瞬すべて光る そして「ド〜ン」と音を出すたびに車の窓が共鳴していた 時刻は早朝3時・・・ けっこうこの時点で寝ることは諦めていた 15分位かな?光のショーを楽しんだ 360度雷を見れる機会もあまりないだろう そんなことを考えながら上から下に走る光の柱を見ていた あれは本当に綺麗だったな〜 第2話 ノースダコタ州へを読む |
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