アメリカ裏事情 無責任な親たち


アメリカは州や地域によってその社会の諸事情がかなり変わってきます、LAのように超金持ちと貧乏な人々が入り混じっている地域だと道一本跨いだだけで公共施設や治安などが天と地のように違います

ミネソタ州ではLAのように地域レベルの激しい差はあまり無いように思います
ミネソタ州内のコミュニティーは一部を除きほぼ共通していると言っていいでしょう

私の見た感じでは約20%がかなり貧しいレベル次いで約30%が下級クラスの富を持ち
別の30%がミドルクラス、約10%が上級層、残りの10%が超金持ちの部類だと思います

ミネソタ州民の約半数が貧しい部類に入るのは本当か?と思うかもしれませんが、第1次産業つまり農業・林業がメインの産業であるミネソタ州は第3次産業中心の州に比べて生活にゆとりのある人は少ないのです

生活にゆとりが少ないと学問に掛けられるお金が減少する傾向があります
おそらくミネソタ州では余裕を持って学問にお金を費やせる人はあまりいないでしょう
過半数の人は自分の学問の費用はおろか生活費を捻出するだけで精一杯なのです

そんな状況下でほとんどの人は高校卒業と同時に就職して自分でお金を貯めて大学の授業料にあてます。日本のように大学を出るまで学費を出してもらう学生、またはもらえる学生はそれほど多くありません

働きながら大学で単位を取る、もしくは仕事を辞め貯金したお金が無くなるまでの短期間で大学を卒業するというのは大変難しくやり遂げる人は全体の約20%程度と言われています、言い方を変えると大多数の人は高卒で諦めてしますのです

その大多数の人は高卒で生涯を終えることも多く、ほとんどの人は貧しいレベルで生活をしていきます。そしてその子供達も親の援助なしに厳しい学問の道を歩まないといけないという悪循環にはまってしますのです

高卒だからとか教養がないからとは言い切れないのですがミネソタも含めアメリカでは無責任な親がかなりいます、ここであなたのアメリカの家族像を壊す為にまず今まで想像していたAmerican Familyを思い浮かべて下さい

私の場合ハリウッドの映画によく出てくるような白を基調とした壁の家で赤いレンガの煙突があり広い庭もあります、そこには毛並みの綺麗な犬と楽しそうに戯れる白人金髪の少年少女、それを家の中から見つめる金髪の若い美人のママとお洒落な衣装でくつろぐパパ・・・・といったところでしょうか

そんな映画の中のような家族は実際存在しますが本当に稀で現実はそんな妄想とはかけ離れているのです。私の住んでいるアパートと隣接するアパートに住んでいる黒人のお母さんは自分の子供達(1歳くらいから7歳くらいまでの子達)にむかって”F”Wordを使います

日本語で簡略して書くと
「こっちに来いって言ってんだろぉくそったれクソガキ!ケツぶっ叩くぞ!!」
「黙れバカヤロー!お前のくそったれ口を閉じねーとぶん殴るぞ!!」
ってなとこをいつも怒鳴っているのです・・・あの母親は将来自分の子供がどういう言葉使いをするようになるか考えたことがないのでしょうか?先日その家庭の3歳くらいの男の子が”F”Wordを使っているの聞いてなんだか悲しくなりました

私が無責任な親と呼ぶのには他にも多々理由があります

アメリカでは胎児の約5%が母親のお腹の中で麻薬中毒になり産まれてすぐに更生施設に入るそうです。麻薬中毒の新生児は未熟児として産まれるケースが多く生後間もなく死んでしまうことが多い、もし生き延びていても麻薬を完全に止めるとショック死してしまうほどの重度の麻薬中毒であることが多いので摂取量を減らしながら更生させるという試練を赤ちゃんなのに克服しなければなりません。そして母親は逮捕されるのでそういう子供は養子に出されてしまいます

アメリカでは妊婦の約30%が妊娠中に煙草を吸うそうです。当然胎児はニコチンを母親からヘソをつたい摂取するのですがこれが将来悪影響を与えます、胎児の時にニコチンを摂取した子供達のうち約80%が将来煙草を吸うそうです。私は妊婦のみならず歩き始めたばかりの子供の手を引きながら煙草を吸っている親を何度も目撃しています、私にはとても理解できない行為です

ミネソタの親は自分の娯楽の為に子供を非常識的な所にまで連れてきます
先日映画「ターミネーター3」を観に行きました、おそらく成人指定の映画だと思うのですがそこに小さな子供を連れてくる親がかなりいたのです。首も据わっていないような乳児から7歳くらいの様々な子供が親にショッキングな映画を見させられていました。

内容的にはターミネーターが普通のおばさんの腹部を銃で撃ち、その穴に指を入れて血をかき出して舐めるといったようなかなりグロイシーンがいくつもあります。それを顔を引きつらせて黙って見ていた5歳くらいの女の子の横顔は可哀想としか言いようがありません。銃撃戦のシーンでは音がうるさくて乳児が泣き続けていました。同年代の子供はディズニーの新作映画を笑顔で笑いながら観ているのに親の好き勝手でグロイ映画を見させられている。これも私には理解できない親の行為です

アメリカ人の友人にこの映画館での事を話したら
「夜のバーやストリップクラブに子供を連れてくる親もいるよ」との返事が返ってきました

このような無責任な行為をする親のほとんどが富のレベルでいうと貧しい部類に入ると思います
それはやはり教養を身に付けているかどうかが大きな要素になっているのだと思います
最近の日本社会は病んでいますがアメリカはそんな日本社会がかすんで見えるほど病んでいる一面を持っています