蚊のウイルス
蚊のウイルスは世界中に色々あります。蚊の種類によってウイルスも異なるのでおよそ
700種類が現在まで知られています。日本ではおよそ30年ほど前に深刻な問題になった、「日本脳炎ウイルス」というものがあります。これに感染すると1週間ほどで意識不明になり、死亡してしまう可能性もあります。日本脳炎は現在もアジアの各地で大きな問題となっています。日本では少しずつ症例が減少して注目されなくなっていますが、日本に生息する蚊で感染が充分広がるわけですから、目を離してはいけない問題だと考えています。他にも世界中で深刻な問題になっているのは、デングウイルス、黄熱病ウイルスなどがあります。アメリカで問題となっているウイルスは東部馬脳炎ウイルス、セントルイスウイルスなどがあります。一般的にアメリカ大陸のウイルスは長い期間ほかの大陸と接触がなかったため、ユーラシア大陸の種類とは異なっています。ニューヨークで死亡者を出したウイルスはセントルイスウイルスだと考えられていましたが、Center for Disease Control (CDC)の最新の報告ではこれは「ウエストナイルウイルス」という、アメリカでは今まで一度も発見されたことのなかったウイルスでした。そのため、合衆国政府とニューヨーク州は何処からこのウイルスが来たのか今調査していますが、推測の域を越えることはありません。現在はこのウイルスが来年も流行するのか注目されています。ちなみにこれら蚊のウイルスは主にRNAウイルスと呼ばれるもので、効果的なワクチンを作ることが非常に難しいとされています。竹田講演要旨に戻る