心たけくも鬼神ならぬ 人と生まれて情けはあれど 母を見捨てて波こえて行く 友よ兄弟よいつまた会わん
二
海の彼方の蒙古の砂漠 男多根の身の捨て所 胸に秘めたる大願あれど 生きて帰らぬ望みは持たぬ
三
朝日夕日を馬上に受けて 続く砂漠の一筋道を 大和男の子の血潮にそめて 行くや若人千里の旅路
四
砂丘にい出て砂丘に沈む 月の幾夜か我等が旅路 明日は川辺か見えずば何処 水を求めん蒙古の砂漠 水を求めん蒙古の砂漠