MADEIRA

マディラ諸島の地理について
 マディラ(Madeira)諸島は、アフリカ大陸のモロッコ西方の大西洋にある島です。ポルトガル領ですが、ポルトガル本土より南にあり、とても暖かい島です。
 ジェット機が離発着するのは、マディラ島のフンシャル(Funchal)空港、ポルトサント島のポルトサント空港で、特にフンシャル空港にはヨーロッパ各地からの直行便があります。
 ここはヨーロッパの人々のリゾートで、ポルトガルが物価が安いこともあり、夏には大勢やってくるようです。マディラ島
 フンシャルのあるマディラ島も佐渡島よりひとまわり小さいぐらいの島ですが、非常に山が険しく、ひとつの島で亜熱帯植物から高山の植物までいろいろ見られます。
 山が険しいため、住宅が斜面にびっしり建てられており、南向きの家はどの家も見晴らしと日当たりがよさそうです。

 
Funchalの街と花祭り  Festa da Flor 2000
むらさきの花とおじいさんとこどもたち マディラ島で一番大きなフンシャルという街には、むらさきいろの花(ジャカランダらしいです)が咲いている木がたくさん植えてあります。5月ごろにちょうど咲いていて、とてもきれいでした。
 街は、北側が山なため、東西に長くなっています。ちょうど神戸のようですが、マディラのほうが山がおよそ3倍高く、斜面も急なため、規模は大きくありません。
 街は西側に高級ホテルや豪華な家、東側に旧市街やスーパー、民家が建ち並びます。
フンシャルより東は海岸がなく絶壁なので、ホテルを建てる場所を探してどんどん西に伸びていったような開発のしかたでした。大聖堂の前
 街の中心部は、教会や市役所、郵便局のあるあたりだと思われますが、日本人向けのホテル街からはかなり離れています。Hotel Savoyのあたりからラブラドーレス市場まで歩けば、30分から40分程度かかりますので、タクシーが便利です。
 しかし、途中の商店街やむらさきいろの花が咲いている大通りは歩いたほうがおもしろいと感じました。
 マディラ島では年間何回か大きなお祭りがありますが、その中でもフンシャルの街で行う花祭りがきれいだと聞いたので、祭りに日程をあわせて行きました。おどり
 1999年までは毎年4月中に行っていたようですが、2000年は5月の6,7日に変わったようです。
 このお祭りはあまり知られていないのか、リスボン空港で貰えるポルトガル国内全体のパンフレットにも、2000年も4月に予定、と書いてありましたし、案内所のおじさんも日付まではよくわからなかったようです。
きいろの山車 花祭りは2日構成で、1日目は午前中に子供中心のイベントと夜のカラオケ大会(のようなもの)、2日目は夕方から大通りでのパレードと広場で夜にショーがあります。
 いちばんの見ものは2日目のパレードで、高級ホテル街から大通りを東に向かい、大聖堂をとおって市役所広場までを歩きます。
 おもに子供と女性が踊りながら歩くのですが、薄い色づかいの凝った衣装と、旬の花を満載した山車がとてもきれいです。パレードは先頭から最後尾までが物語になっているようで、花や蝶を連想させる衣装がかわるがわる訪れる様子は、温暖なこの島の文化の縮図のようです。
 花祭りには観光客も結構多いのですが、泥酔者や騒ぎを起こすものは見ませんでした。
派手なわりには雰囲気がよく、新婚旅行にはお奨めのイベントです。オレンジの蝶
 これから見に行きたいなと思っている方は、東京・麹町のポルトガル投資観光貿易振興庁ショールームに、その年の花祭りの日程を聞いてから旅行プランをたてることをお奨めします。
 また、英語ができるなら、フンシャルにある旅行代理店がインターネットでの案内を作っていたり、独自の花祭りポスターを作っていたりしているので、そこに問い合わせると詳しいようです。 
 マディラも島内の公共交通機関はバスのみで、フンシャルから島のあちこちに向けて出ています。路線バスもありますが、観光バスを使った半日、一日のミニツアーがとっても充実していますので、こっちのほうが便利です。山のなかの集落や島北側の絶壁などに見所は多いのですが、そこに至るのに道がすごく狭い所が多く、レンタカーだと左ハンドル車や狭い道に慣れていないと景色を楽しむ余裕がないと思います。

 
商店
 ここでのおみやげは、マディラワインと刺繍がおすすめです。
刺繍は他のお土産とくらべれば安くはありませんが、とてもきれいで見栄えがします。刺繍専門店も多く、1,000円程度のものから数十万円するものまで揃っていました。
全て鮮やかな白で、染めたりして色付けしたものは見ませんでした。
 ワインは、何十年もたったものから手ごろなものまである専門の酒屋もありますが、大きいスーパーで売っている、葛のようなものの茎で編んだ網に入った500円くらいのものも、とても美味しかったです。
 ワインの作り方も変わっているようで、ブランデーを入れたり高温で熟成したりしてありますから、ふつうのワインとは違った味になるようです。
 美味しく個性的な香りで、日本の梅酒のような匂いがし飲みやすかったです。
 フンシャルでは10,000$程度のワインも、本土のリスボン空港の中で買うとかなり高くなっていましたから、島内の店で買うのがいいと思います。
 ここの商店は、アソーレスのように12時から14時ごろまで昼休み、という店は少なく、日中はずっとやっていました。風船買ってください・・・・
 リゾート地でもあり、お土産屋がたくさんあります。Madeiraと名前が入っただけの中国製の品から、全てを島の人が作っているお土産までいろいろ売っていますので、アラを探すのもおもしろかったです。
 ワインは町の中心にワイン博物館があるので、そこで店を聞くのがいいと思います。
その他のおみやげは、海岸沿いの大通りから少し入った路地(ポルトガル航空の事務所の裏通りです)に、安くていいものの多いお土産屋どおりがありますので寄ってみてください。
 この島も日本のデジタルビデオ用テープや135フィルム、乾電池などを売っていますので、足りなくなったらすぐ手に入れられます。
また、リスボンやアソーレスのようにクレジットカードのATMもそこら中にありますので、カードを持っていれば現金の心配は要らないようです。
 ここの物価ですが、アソーレスよりは少し高いようで、日本の半分くらいです。
ヨーロッパのリゾートといわれるだけあり、英語、フランス語、ドイツ語なんでもOKなお店も多く、カードもいろんなものが使えます。日本人のよく使うVISA、Master、AMEXも大概の店で使えるようです。
 実際、スーパーでのちょっとした買い物も、観光客っぽい人も地元の人っぽい人もカードで支払いしていました。

 
そのほか
 ここでのお奨めは、とにかく花祭りです。南の島っぽい花からバラ、日本のサツキまで、とにかくいろんな花を使います。
 暑いくらいの海岸沿いから、1,000m以上のすずしい畑までいろんな花をつくり、祭りに使うのでしょう。
 
 どのガイドブックにも出ていた街の東のラブラドーレス市場ですが、花祭りのあとは切花をあんまり売っていません。
 その後一週間通いましたが、やはり祭りで花を使い切るのか、いちばん目立つ道路沿いの店はサツキの盆栽を主力商品にしていました。

 市場の中は、西が花、真ん中が果物・雑貨、東が鮮魚市場になっています。花屋のおばさん
 西と真ん中は観光客向け、という感じがしますが、東の鮮魚は業者向けのようです。ここには1m近いたちうおやマグロの切り身なんかも売っています。頼めば買えそうで、おいしそうなのですが、生で食べることは想定していないようです。
 真ん中の雑貨市場には、ふつうのおみやげはもちろん、小鳥まで売っています。マディラはカナリヤ諸島に近いので、カナリヤのようなもの?かもしれません。結構いい声で鳴いています。
カナリヤ? 青果市場にはいろんな果物を売っています。みどりのぶどう、くろのぶどう、バナナなどの美味しいのものから、なんだかよくわからない甘い緑の実、ビワなどまでいろいろあります。
 
 この市場のほかにも市役所のそばに、マディラの伝統衣装を着て花を売っている場所があります。ここの花売りの人も、いろんな花を売っています。種類も豊富ですが、色の鮮やかさにも見とれます。ぜひ見に行ってみてください。 


 

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