TERCEIRA島
アソーレス諸島の地理について
アソーレス諸島は、ヨーロッパと北アメリカに挟まれた大西洋中部の、ヨーロッパ寄りにあります。 緯度はリスボンと同じぐらいで、北は北緯39度43分、南は北緯36度55分と日本なら金沢から秋田・盛岡あたりまでに収まります。
島々の中でもっとも広いSao Miguel島が、新潟県の佐渡島よりひとまわり小さいくらいで、九つの島全部では2,333平方Kmあり、沖縄県の島々全部をあわせたのと同じぐらいです。
Pico島にあるPico山という火山は高さが2,351mあり、ポルトガルで一番高い山です。
火山島である島々は、溶岩の固まった黒く小さな穴のたくさんあいた岩がたくさんあり、牧場の柵代わりとして積み上げたり、建築資材に使ったりされています。
温泉が湧いている所もあり、熱を温泉料理に利用している島もあります。
TERCEIRA島とANGRA DO HEROISMOの町
ANGRA DO HEROISMOのあるTERCEIRA島は、3番目に発見された島で、ポルトガル語で「3番 目」と言う意味のTERCEIRAという名前がつきました。
TERCEIRAには島でいちばん大きい町ANGRA DO HEROISMO、港が大きく、若い子の目立つPRAIA DA VITORIA、ワイン博物館と島民プールのあるBiscoitos、空港と米軍基地のLajes、きれいな海岸線とりっぱな教会が目立つSao Mateus da Calhetaなどの町があります。ANGRA DO HEROISMOは小さな町ですが、とてもおもしろいところです。
TURISMOで貰った地図に縮尺がないので、正確な値はわかりませんが、おおよそ2km四方のなかに市街がおさまります。
公共交通機関はバスのみで、PRAIA、Biscoitos等、島のあちこちに向けて出ています。
平日、土曜、日曜はそれぞれダイヤが違い、日曜と休日には、時間が変わるうえ便数が減ります。島のなかはどこに行っても、治安がよく、人も親切なように思いました。
この島では、道端やバスの車内にお菓子の紙くずがよく落ちているのですが、空き缶が落ちているのはぜんぜん見ませんでした。缶ジュースの自動販売機がめったになく、駄菓子屋がおおい土地がらでしょう。ANGRA DO HEROISMOの町中は電線、電話線ともに地中化工事がなされ、道には日本車が走り、公衆電話は日本のものより優れたICカード式で、携帯電話を架けながら歩く人も多いですが、ロバに横向きに乗って道を歩いている人もいますし、牛が何十頭も道いっぱいに広がって移動していたり、古い原付バイクを改造した3輪車で荷物を運んでいる人もいます。
入ってきた新しい技術が古い文化を追い出さず、うまく共存しています。
商店
12時から14時ごろまで昼休み、土曜は半ドン、日曜はお休みの店が多いです。
テルセイラ島のANGRA DO HEROISMOでは、日本人しか使わないもの以外はたいがい売っていました。
富士の35mmフィルムやビデオテープ、NTSC・PALが両方映る東芝製ビデオデッキ、パソコンの重要部品等(これは日本でも、扱っている店がある町のほうが少ないですね)まですぐ手に入ります。
ANGRA DO HEROISMOの中心部は、街並みが世界遺産に指定され、規模の大きな店はありませんが、小さい店でも地下に在庫をもったりして品揃えがよく、ほとんどのものが揃います。
中心部を外れると、広い駐車場の大きなショッピングモールがあり、島中から買い物に来られるようになっています。
街の中心部からショッピングモールまでは、歩いて20分程度かかります。物価ですが、酒類とファミコン以外は、ほぼ日本の半分から1/3です。
単位は$(ポルトガルエスクード)なのですが、ほとんどの物の金額が日本と同じなので、日本と同じ感覚で買い物ができ便利でした。
\(JPY)と$(PTE)の売買比は、2000年4月から5月は、1円が2$弱でしたが、ポルトガルはEUに加盟しており、ユーロの変動によってエスクードへの売買比も変わってきます。
もうユーロ紙幣も使えたのでしょうが、実際に使っている人を見ることはありませんでした。
そのほか
たべものですが、牛乳とパンはとてもおいしかったです。
牛を飼っているのをよく見かけ、買った牛乳パックにも「TERCEIRA島製」と書いてあったので、酪農も盛んなようです。
街のあちこちにあるPastelaria(駄菓子屋と居酒屋と合わさったもの)で売っている調理パンがとくにおすすめで、店それぞれで作るので、同じメニューでもいろいろ店ごとに楽しめます。
泊まったゲストハウスそばの店では、羊肉パンがおいしかったです。
TERCEIRA島では日本料理店は見つけられませんでした。高そうだったので入りませんでしたが、海沿いの通りに中華料理店があるので、「ごはん」は食べられるのではないでしょうか?また、この島では東洋人は珍しいようで、すれ違う大人は珍しそうに見ますし、子供はよく寄って来ます。
たびたび子供から、「どこから来たのか?」と聞かれましたが、ポルトガル語で話し掛けてきた子も、こちらが英語しかできないとわかると、すぐ英語に切り替えてくれます。
小学校の3,4年生ぐらいより大きい子は、話した子全てがバイリンガルでした。テレビもほとんどの家が2メートル以上直径のあるパラボラアンテナをあげており、20チャンネル前後見られますが、ポルトガル語はRTP Acores(NHKの地方局のような感じでした)とポルトガル本土の6局、それにブラジルの放送でしか使われていません。ほかの局はフランス語、英語などで放送されていました。
子供の好きそうなアニメは、「ポケモン」と「ドラえもん」はポルトガル語でしたが、アメリカの「バットマン」や「タイニートゥーン」、「Les SUPERNANAS(Power Puff Girls)」などはフランス語でした。
もしかしたら、子供たちはフランス語もできるのかもしれません。アソーレスで一番みて欲しい花はアジサイです。
どうやら日本に来たポルトガル人が、日本から持って帰ってきたものが増えたようです。
ここで自生しているアジサイは色がよく、見栄えがします。
特にサオミゲル島の「青と緑の湖」のそばに自生しているものは、アソーレスの地元観光局が宣伝用パンフレットに使われており、よく絵葉書にもなっています。
今回私はサオミゲルに行くことはできませんでしたが、行く機会がある人には一番にお奨めする見所です。