自転車社会学会2006/4/17作成

交通安全対策推進プログラム(自転車関係抜粋)

1歩行者・自転車利用者対策の推進

我が国では、全交通事故死者数のうち歩行中や自転車乗用中の死者が占める割 合が諸外国と比べて著しく高くなっていること、歩行中や自転車乗用中の死者の過半数を占める高齢者が今後増加すること、近年自転車事故が増加していること等から、歩行者・自転車利用者の安全確保が重要である。 また、自転車による歩行者事故が増加しており、自転車利用者の交通ルール・ マナー違反を指摘する声が高まっていること、自転車については幅広い年齢層の利用者がいる一方で、免許制度の対象外となっており、体系的な交通安全教育の仕組みが構築されていないこと等から、自転車の安全利用に係る対策も重要である。そこで、次の施策を推進する。

歩行者・自転車利用者の安全確保
○薄暮時の早め点灯の促進
夜間事故防止対策としての相乗効果を図るため、反射材の普及促進と併せ て、薄暮時における車両の早め点灯を促進する。
○自転車用ヘルメットに関する広報啓発活動
交通安全運動等の機会を通じて、自転車の事故実態とヘルメットの効用等について、広報啓発活動を推進する。
○自転車側面への反射材の備付け
自転車の車体側面への反射材の備付けの状況、自転車生産・販売業界における取組みの実態等を踏まえ、業界における自主的な取組みを促進する。 また、反射材の普及状況等を踏まえ、法令上の義務付けの必要性についても検討する。
○自転車の走行空間の確保
自転車保有台数の増加や自転車の利用の現状を踏まえ、道路管理者と連携し、自転車道又は自転車歩行者道等の整備を推進するとともに、自転車専用通行帯、普通自転車の歩道通行部分の指定等の交通規制を実施するなど、自転車の走行空間の確保を推進する。
<高齢歩行者・高齢自転車利用者関係>
○信号機のバリアフリー化等
交通バリアフリー法の特定経路を構成する道路においてバリアフリー対応型信号機の整備、歩行者用灯器のLED化、道路標識の高輝度化・大型化・ 自発光化、道路標示の高輝度化等を推進する。
【社会資本整備重点計画(平成15年10月策定)におけるアウトカム目標】
バリアフリー対応型信号機の整備約4割(H14)→約8割(H19)
○高齢者に対する交通安全教育の充実
運転免許を保有していない高齢者に教育の機会を提供するため、民間ボランティア等と協力して、家庭訪問による個別指導、病院や福祉施設等における広報啓発を行う。また、高齢者に対する交通安全教育をより効果的に行うため、各種教育用機材の積極的活用を図るとともに、教育カリキュラムの作成などにより交通安全教育を行う者の指導力を向上させる。

(2)悪質自転車対策〜自転車と歩行者との事故の減少〜
○自転車に係る交通安全教育の推進
家庭、学校、地域の場を活用し、自転車に係る段階的な交通安全教育ができるよう、その推進方策について検討する。特に、中学生・高校生による交通ルール違反・マナーの悪さについての指摘もあることから、文部科学省と連携し、中学校・高校教育の場における交通安全教育を推進する。
○自転車利用者に対する街頭指導の強化
交通指導員や民間ボランティアによる、自転車の交通ルール・マナー違反 に対する街頭指導活動を強化するよう、関係機関・団体等に対して働き掛ける。
○自転車利用者による交通違反の指導取締りの強化
自転車利用者による道路交通法違反について、指導警告活動を従来以上に強力に推進する。 特に、酒酔い運転、信号無視、一時不停止、無灯火等の悪質・危険な違反 については積極的に検挙するとともに、適正な処分について法務省等関係機関と連携を密にする。

(3)自転車同乗幼児の保護〜自転車同乗幼児の死傷者数の減少〜
○幼児用ヘルメットの着用促進
幼児同乗中の自転車の危険性や事故実態、幼児用ヘルメットの効用等についての広報啓発活動を強化し、自転車に同乗する幼児に対する幼児用ヘルメットの着用を促進する。


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