| No.1----→ 落ちるぅ〜 残暑も去ったある日、 麦太郎は扇風機を持ち出して ヘリコプターを作ってみました。 ヘリコプターといっても 本格的なモノは作れません。 あくまでも 麦太郎ひとりが乗れるくらいの ミニコプターです。 なんとか試作品が出来上がりました。 早速試乗です。 パタパタパタパタパタ・・・・・・ おおー 飛びましたっ。 見事成功ですっ。 麦太郎はそのまま 空中散歩を楽しむコトにしました。 パタパタパタ・・・ 秋風が気持ちよく感じます。 トンビがクルリと輪を描いています。 麦太郎の遙か上空には ジャンボジェットが飛んでいます。 誰かの手から離れたのでしょうか、 黄色い風船がゆらゆらと 空高く流れています。 空中散歩は とっても楽しいひとときでした。 「そろそろ帰ろうかな」 麦太郎がそう思ったとき、突然エンジントラブルが発生しました。 扇風機で出来たプロペラが 今にも止まりそうです。 そしてついに麦太郎を乗せたミニコプターは とうとう空中でバラバラに分解してしまいました。 「あれぇ〜 落ちるぅ〜〜」 麦太郎は真っ逆さまに地上めがけて落ちていきました。 あわてた麦太郎、何か巧い方法は無いかと考え ポケットに手を入れてみると・・・ ありましたっ。 ジュリアナ・扇子が入っていたんです。 その扇子を使って 鳥のように羽ばたいてみたところ、 何とかコツを掴んで 巧く飛べるようになりました。 「おおー こりゃいいやー」 麦太郎は またまた空中散歩を楽しんだのでした。 こんなコトなら 初めからこの方法で 空を飛んでいれば良かったですね。 |