| No.2----→ しゃぼん 今日はなんていい天気でしょう。 麦太郎は いてもたってもいられず、洗濯をするコトにしました。 洗濯機に洗剤を入れて スイッチを入れました。 ゴーゴーゴーゴーゴーゴーーーーー 洗濯機がグルグル回ってます。 その音で 飼い猫の柘榴(ざくろ)さんと 牡蛎(かき)さんが目を覚ましました。 「にゃーお」 (朝っぱらから 何してますねん、麦太郎さん) 「クンクンクン」 (うにゃー、いい匂いしますねぇ) 「おや、柘榴さん 牡蛎さん おはよう。 今 洗濯してたんですよ」 麦太郎は調子に乗って 洗濯機にたくさんの洗剤を入れました。 するとみるみる内に洗濯機から アワがあふれ出てきてしまい、 そのアワは部屋中に充満し、 とうとう家中アワだらけになってしまいました。 窓を開けても アワは外に出ていきません。 しょうがないので しばらくアワアワの中で 生活することにしました。 しかし 家中がアワだらけになると 結構不便でした。 ご飯を食べようにも 口の中にまでアワが入ってきます。 テレビを付けたくても アワのせいで リモコンがドコにあるか判りません。 いえ、テレビを付けたトコロで アワのせいで テレビ自体を見るコトが出来ないのです。 これにはみんな 困りました。 「にゃにゃにゃっ」 (どないしますのん 麦太郎さん。これじゃカナわんわぁ) 柘榴さんが怒って 家から出ていこうとしています。 すると奇跡が起こりました。 柘榴さんが開けた玄関の戸から 北風が “ぴゅるりらぁ〜〜〜” と吹き込んできたのです。 すると 開けておいた窓から 次々とアワが飛ばされ、 とうとう家中のアワを 吹き飛ばしてくれたのでした。 「ばんざーい ばんざーい」 ようやく家の中が平和になったので 麦太郎は喜びました。 ところがなんと、 柘榴さんと牡蛎さんの姿が見あたらないのです。 どうやら猫たちは アワと一緒に どこか遠くへ飛ばされてしまったようです。 柘榴さんと牡蛎さんは それから3日たった後、 家に帰ってきました。 ちょっとしたハプニングがありましたが お洗濯は気持ちいいですね |