環境計画実習U 早稲田の森計画
U.グランド坂壁面緑化計画
1.テーマ
西早稲田キャンパス、グランド坂ぞいのコンクリート壁に緑を!
“新・早稲田の森”計画
2.目的
3.特徴
長所:@北門周辺を“裏通り”的殺伐さから救い、“表通り”の彩りを添える
A高い壁の圧迫感を和らげる
B大学側の環境意識をビジュアル的にアピールできる
C大学のヒートアイランド化対策!
D二酸化炭素の大学内循環!
E環境教育
短所:@壁の劣化(物的環境の変化)
A落ち葉 (物的環境の変化)
B初期投資費用・維持費など経済的コスト(コスト・運営管理方法)
4.問題=壁
1)短所で挙げられた点をどうクリアするか
物的環境、
壁面緑化用の植物を植えられるスペースの問題
・・・壁の下の地面はコンクリートで舗装されている
しかも公道
だから通り沿い側ではなく、大学敷地側から植え込むしかない
大学敷地側はすでに植え込みがあるそこの端っこに植えるのは?
管理運営方法
コスト
2)壁面緑化ということそのものの必要性が切迫感にかける
それでも必要な理由は?
ステイクホルダーの説得
計画のステイクホルダーとは?
大学そのもの:
グランド坂を利用する人々: 学生、大学関係者、地域住民…
地球市民:温暖化対策(ヒートアイランド現象、二酸化炭素)
提案に対するステイクホルダーの動きや反応の想定
大学:どうしてわざわざやらなきゃならないの?
学生・大学関係者: (上に同じく?)
地域住民:やるならかまわないが大学の壁なんだから大学でやってくれ (?)
大学の壁にやるのだから、大学関係者主導でということに?
3) 計画推進と合意の体制
どういう新しい体制をつくるか【誰を説得するのか】
@大学側との連携 −説得!
A学生側グループの結成(サークルか)
どう説得するか?・・・以下具体案へ!
1)
壁面緑地のエリア
北門をでたところからグランド坂沿いに生協へとつづく、コンクリート壁約100m
1)
緑化の手段・方式
1.下垂型
建物上部《屋上やベランダなど》に植物を植え込み下垂させる方法
2.登攀型
建物の下部に植物を植え込みを行い一般的にはつる性の植物を登攀させる方法
3.パネル工法型
植物の埋め込まれたパネルを壁面に貼り付けていく方法
結論:登攀+下垂型
プランターを使ったいわゆるパネル工法は、先進的な試みではあるが、
落ち着いた雰囲気のグランド坂には少々概観上の観点からもそぐわない。
付属のさまざまな装置の管理の点からも、あまりに人通りに近い場所であるがゆえに不安な面もある。
登攀型にした場合、植物の植え込みをするのは図書館側に面した歩道になってしまう。
歩道はあくまで公道であってそこのアスファルトをはがすのはいかがなものか。
大学敷地側を使うのであれば、ツル・ツタ植物を
“まず大学側の壁を登攀させ、そこから道路側については下垂させる”
というプランが可能であり現実的。
2)
緑化に用いる植物の選定
基盤となる壁自体に負担の少ないもの
初期投資・維持コストの低いもの
寒さや害虫に強いもの(ようするに丈夫なもの)
2)の工法に使用でき以上の要件を満たした選択肢・・・アイビーなど
3)
落ち葉・壁の劣化等の物理的な問題への対策
落ち葉:公道へおちた枯葉などの処理にはボランティア活動で対処
壁の劣化:植物の根が張り巡らなければ、かえって壁面の保護になるとの報告もある。
根の手入れ、処理をこまめに行えば大丈夫
これらの対策もボランティアが対処できる
*サブプロジェクト“早稲田ガーディアン”参照
4)
コストの試算
物的環境、管理運営方法、コストの関係でとり、長期的な採算性
初期投資費用:植物の代金
土や肥料・水などの代金
人件費
合計
維持管理費用:手入れにかかる人件費
肥料・水代
合計【一ヶ月あたり】
5)
運営組織形態
周辺住民や学生・大学関係者有志によるボランティアグループと大学(施設課)との連携
*サブプロジェクト“早稲田ガーディアン”参照
6)
二酸化炭素吸収量やヒートアイランド現象緩和につながる具体的データの提供…
*長所CDで述べたことに客観性と現実性、説得力を持たせるため
*具体的数値として出すことで、プロジェクトにかかる費用に見合ったメリットを
具体的に想像することができる
1.二酸化炭素吸収効果の具体的数値
?
2.熱吸収効果の具体的数値
緑化表面の反射効果に加え、植物や土壌の大気冷却作用で、一般のコンクリート壁面に比べ
外壁からの流入熱量を70%さえぎり、夏場の冷房負荷を低減できる。
空調機からの排熱が抑制できれば、都市のヒートアイランド現象の緩和にも貢献できる。
2001.12.1朝日新聞。日本建築学会発表による
大学に対して:その他の要素の説得
8)早稲田界隈のアメニティ創出の必要性
キャンパス内の建物などは次々新しくなってゆく。
近代化を象徴するようなデザインのものばかりになる傾向がなくはないだろうか。
在校生だけではなく、卒業生や近隣住民もがいつでも古巣と思えるような、
ほっとする部分(アメニティの創出)を積極的に作っていくべき。
例:晴れの日の大隈庭園:すごい人ごみ
芝生でくつろぐ人たち
緑に安らぎを見出している人がたくさんいることの証拠
9)環境意識の自己表示
早稲田のエコキャンパス計画の一環として、ビジュアル面からコミットメントを
意思表示する
10)生産型・積極型環境対策の必要性
私はいいたい!
「早稲田の“エコキャンパス”は特にリサイクルや省エネなどについてはとても気を使っている
ようですが、それらはすべて環境資源の消費と負担をいかに減らすか、にテーマを置いたもの
であって、環境・自然の生産をしようという取り組みはまったくないではないですか!リサイクルや
省エネだけが早稲田のできる環境対策じゃないはずです!
本気で取り組んでるなら、“生産型エコキャンパス”もやってください!」
以上が具体的計画案でした
つぎは合意と政策化のプロセスのデザイン