・木工を仕事としてやるにあたって。
木工を職業としてやっていこうと考え色々と調べた結果、一番の近道、かつ確実な方
法は技術専門校に通うことであった。職人でもリストラされてしまうこのご時世に、な
んの知識も技術も無い素人の状態で職人系の職業に就くことは実際かなり難しく、事実
求人も余り無いようだ。そこで専門の学校に通うわけであるが、木工を学べる技術専門
校は多いようで少なく、いくつかの技術専門校に木工科や木材工芸科といったコースが
あるのを利用することになる。場所は家具などの生産地に近いものと全く関係のないも
のが有り、木材の産地である北海道や中部地方にもいくつかの技術専門校がある。しか
し最近は木工に係わるコースはだいぶ少なくなってきている。設備などが大変だからら
しい。またこの頃は職人系の道を目指す人も多いので入学するのも結構大変らしい。
・何を学べるのか。
技術専門校で何を学べるかというと下の表に有るような内容の実技と学科を学ぶこと
が出来る。一年間で総訓練時間は約1700時間とかなり多く、中でも実技のウエイト
がかなり高い。実際に私の学んだ学校では7月くらいまで学科と実技は半々くらいで、
それ以降は全て実技の授業であった。授業は朝9時から12時までと、昼1時から4時
までの一日6時間。場合によっては放課後も実習などをすることもでき、卒業前の展示
会の直前は夜遅くまで作業をしたりもする。集中して本気で学びたい人にはうってつけ
の環境と思われる
・結局そこで何を得られるのか。
技術専門校で学んだ結果何を得られるかというと、それは当然知識と技術である。し
かし実際に職業として考えるとそれは最低限の基本的な内容であり、仕事をやっていく
上では足りないことが多い。事実、技術専門校で一年間学んでも就職などを探すと何の
知識も経験も無い「素人」と同じ扱いであったりもするが、中にはある程度は実績とし
て認めてくれる所もある。扱い的にあまり変わらないなら意味が無いような気もするが、
実際に学んだ者としては一年間かけて確実に知識なり、技術なりが身についている気持
ちがあり、事実スキルは身についている。そして何よりも多くの講義や実習を通して自
分自身それなりの自信がついていると感じるのが一番の成果だと思う。
結局、何かを与えてもらうのではなく自分から得ようとするつもりで行けばそれなり
の意味は有るといったところか。自分の気持ちの持ちようと行動で有意義にも無意味に
もなるでしょう。
また、木工を仕事として工房などを営んでいる人は結構技術専門校の出身の人が多い
ことからも技術専門校で学ぶことは職人になる近道なのかも知れない。
| 学 科 | 配 分 | 実 技 | 配 分 | 摘 要 | |
| 普 通 |
社会 | 44 | 器工具使用法 | 95 | 総訓練時間 1,710時間 |
| 体育 | 8 | 加工基本実習 | 113 | ||
| 専 門 学 科 |
材料 | 28 | 総合基本実習I | 185 | |
| 木工用機械 | 30 | 総合基本実習II | 174 | ||
| 製図 | 20 | 木材乾燥実習 | 59 | ||
| 工作法 | 52 | 総合製作実習I | 208 | ||
| 塗装法 | 20 | 総合製作実習II | 237 | ||
| 家具生産 | 53 | 総合製作実習III | 384 | ||
| 計 | 255 | 計 | 1,455 | ||