今日も実質的に「移動日」。成田からコペンハーゲン経由でストックホルムへ。
長い空の旅は思ったより疲れる。ホテルに着いても、機体の揺れが体に残って
いる感じ。機内食のときに、「ナイフ&フォーク」と「割り箸」がついてきた。フォークの方は
ステンレス製。ふと「もしかすると、ゴミ処理の問題もこれと同じで『文化の違い』が
決定的にあるのかも…」と思った。ステンレス製のフォークは当然使い捨てではない。リサイクル(というのは不適切
で、リターナルの方が合っているかも)可能な食器である。ゴミを出さない点で、
おそらく割り箸より「優秀」であるのだろう。そうそう壊れる(変形など)ものではないし
その気になれば何十年も使えるはずだ。「資源のムダ遣い」にはならない。
なら、割り箸をステンレスのフォークで代用できるか?あるいはステンレスに劣らない
耐久性のある素材で作って、今の割り箸と置き換えられるか?…私は「絶対不可能
では無いにしても、かなり難しい」と考える。そこには「日本の食文化」が、そして
「食器への意識」が障害(?)になるのである。
日本料理を「ナイフとフォークで」食べることは、私たち日本人には非常に困難で、
またナンセンスである。和食をおいしく食べるとき、私たちには「箸」が不可欠だ
(外国の人ならたとえ日本食でもフォークの方が「おいしく」食べられるだろうが…)。
そう、日本伝統の食文化は、日本流のやりかたで完成しているのだ。日本は廃棄物の処理について、日本独自のやり方、日本流を創り出さなければ
ならない。まとまらない頭で、しかし確信をもってそう考えている。もうひとつ、今日気がついたのはストックホルムの「ネオン」だ。もちろん日本同様
企業や店舗のロゴのネオンがあちこちに見られた。色とりどりの、意匠をこらした
「光る看板」が、「広告」に励んでいる。
ただ、日本の都市ような「雑然とした印象」が無いのは何故だろう?たしかにいくらか
数は少ないかもしれない。もちろん北欧らしいセンスの良さも、大きく関係している
だろう。当然「アルファベット」であることも、すっきりと見える原因かもしれない。しかし私が気づいたのは、これらのネオンが「点滅することも、流れるような動きを
することも無い」ということだ。蛍光灯のように明るく輝きこそすれ、派手な(言い
替えれば「下品な」)点滅や動きは、私の目には少なくとも入ってこなかった(もち
ろんそういうネオンもあるのかもしれないが…)。無意味な、いや、注目度を高めるという「意味」があるにしても、ネオンの明滅を
やめるだけで、日本の夜の「景観」はずいぶん「上品」になるような気がする。
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ホテルのサニタリーセット。再生紙のパッケージが使われている。