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畚野 剛
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前回の大会は1999年1月に東京で行われた。私はそれに参加していなかったし、当時の「じねんじょ」に出された本多報告も「普及部の整理努力が不十分」というような印象を与えるものであったので、今回何が得られるか、少々腰が引けた参加であった。 そうは言うものの、交通費の一部を当連絡会から補助いただいたので、簡単ではあるが、以下に、あくまで私の個人的な受け取り方であり、大会全体を客観的にレビュウ出来てはいないと思うが、報告させていただく。 大会のキーワードは、協会の公式報告「自然保護」3月号6頁にもあるように「理念」「交流」「情報交換」「地元」とされていたようなので、それに従って述べて行こう。「地元」というのは、地元新潟というのか、参加者各自の地元と言いたいのかやや明確性を欠いているが、とにかく地元新潟のかたがたの活躍は見事なものであった。会の運営から発表、フィールドの案内、地方色豊かな料理の手配、多種多量の地酒の確保まで力一杯で会を盛り上げてて下さった。 「情報交換」については、私は「大阪連絡会のホームページ紹介」をポスター発表したのだが、大会資科の副題「聞かせて、あなたの現場の活動」から見て、場違いの印象を拭いきることが出来なかった。現場の厳しい活動報告の方に多くの参加者の関心が吸い寄せられていたため、ホームページについてのアンケートの収集もかなり困難であった。反省すベきことであった。 「交流」ということは、いつの大会においても当たり前のことで、特にキーワードに取り上げたのは、なんだか数会わせのように思われる。私の所属グルーブ川西自然教室は「道路開発による自然破壊」に抗して、阪神間道路問題ネットワークに加盟しているので、ある県で起きている道路計画による桜堤の景観破壊に反対する署名を帰阪後、会場に来て居られた担当団体の方にお送りしたが、今のところ反応はない。。 さて最後に残った「理念」について、中締めの会で、「自然保護のために」というテーマで溝口俊夫さんが整理して述ベられたが、そのあとの中井部長の「養成活動の報告」とともにホームページ、ファックス等を通じて、当日参加できなかった指導員のかたがたにも徹底して頂きたいと思う。それと関連して、全国大会というものの、実際には不参加の道府県が多かった。新潟は遠かった?のだろうか。それとも「理念の共有」をさまたげる雰囲気があるのだろうか?中核になろうとされる方々が「理念」的に浮き上がる危険がないか、冷静に考えるべき時期ではないだろうか。 雪景色の佐潟早朝観察会、元気なハクチョウやヒシクイたちの、特に群で飛ぶ姿は素晴らしかった。スペシヤル観察会は予約したコースは中止のため、農業コースに参加したが「コシヒカリの田んぼ」は整備しつくされ、もうメダカは佐潟にしか残っていないとのことであった。あちこちに堆肥の山があったが「観光側から苦情が出る」という。農業県新潟の苦渋の姿を見たような気がした。(完) |
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