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〜 第6回 自然観察指導員全国大会に参加して 〜 後藤 裕己
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地図に疎い私はどれだけ遠い所か考えもせず、新潟行きを二つ返事で引き受けてしまい、全国大会ヘ!風に吹かれて行ってきました。まじめな報告は、畚野さんのぺ一ジと自然保護3月号の報告を読んで頂くとして、補足と感想を中心に覚え書きを列記しておきます。 【目的と主旨】 中締めの時に説明があったのですが、前回、1999年1月の東京大会が、20年目の再スタートとして「理念、自然保護、指導員がめざすもの」を再確認し、どちらかと言えば協会事務局からの働きかけが主であった(その後再整理された、溝口氏の「自然保護のために」および自然保護2000年4・5月号参照)。それに対し、今回の大会は、現場の声を聞き、意見交換するを旨とする2回で1つの大会であり、そのため今回は4つのキーワードが選べれたとの説明があった。ブログラム上も2日目の口頭発表を含めて「現場からの報告」に多くの時間がさかれていた。 【開会式】1日目:理事長や来賓の挨拶 【記念講演】く以下プログラム順に列記> 「農村環境を考える〜身近な自然(農の自然)を守る意味〜」農業技術研究所の守山弘先生より1時間あまりのお話しがあり、その後、金田平氏との対談。 守山先生は知る人ぞ知る、里山や水田の自然を守る生物・生態的意味の研究・提唱者である(湿地の中程度の撹乱の意義や、氷河期の生き残りの生息空間としての意義等)。レジメの文もそのことの要約であったが、お話はむしろ、地域の人や都会的参加者(家族など)を巻き込んでの農業体険ブログラムの実践報告が中心であり、聞き易かった。現場の活動への応用を意識されたのでしようか? 【現場からの報告】 水辺の学校の実践報告で、何より報告者の名執(ナトリ)夫妻の熱意と暖かさが伝わってきました。今一つは、八方尾根を題材に「人との関わり」や「地域性jを意識したガイドブックを作成、その過程での、季節に応じたテーマを設けた「現地歩き」のお話。報告者の小川朱美さんの誠実な話し方が印象的でした。報告の中で、「おかしいと思うことは、おかしいと言える社会に!」の言には同感でした。 【佐渡の自然】 スライドに写した生物の説明が主で、ちよっと期待外れ!く交流会:略> 【早朝観察会】 <2日目です> 雪で、田んぼへの出勤をためらっているハクチョウたちを見に佐渡の観察小屋?へ!バスに乗つて。(この辺は沿岸部のため、冬でもあまり雪が積もらないそうです)ラツキー! 【口頭発表】 さすが全国大会ですネ〜。午前・午後を合わせて16もの発表がメジロ押し! 三歩くと今覚えた名前もみな忘れてしまう私にはとても記憶がございません。それぞれの地域で色々なことに取り組んでおられる「熱気」が伝わってきたこと、午後の部は特に自然保護を意識した発表であったことだけを報告しておきます。とは言うものの印象に残った発表を一つ。 「新米かんさつリーダーのほやほやかんさつ会日記『勇気がなくてもデーターがあるさ』・都市部で知らない人相手にかんさつ会と自然保護活動を広げる悩みと作戦・」(発表者:前北美弥子)発表後、司会者に『私は私』でした。と椰揄されましたが、私には、至極大切な視点に思われました。確かに"場違いな"と感じた方も多かったかもしれませんが。私達が親察会したり自然保護を訴えたりする相手は、それが女性を想定した場合には、無意識のうちに子持ちのお母さんを思い浮かべていることが多いのではないでしようか?発表者の前北氏は、観察会等の対象者のマーケティング分析を行い、どんな人たちを仲間に引き入れたら良いのかに付いて検討した。その結果、『私は私』グループの女性が、今後、都市部のNGOにおいてリーダーシップを発揮する重要な層であるとの仮説を得た。 発表は豊富なデーターを用いた分析の内容であり、女性の価値観の変化や女性を意識と行動で分類、その特性及び対応策についてであった。22.2%をしめる『私は私』グループは、自分らしく人間として輝いていたいと考え、流行に踊らされない。ボランティア参加率やインターネツト使用率も高く、年齢的には均等に分布。ねらい目は『私は私』 【新潟の活動紹介】】略/【中締めの会】】は、前述と畚野氏の報告参照。 【自由集会】 ブラツクバス、脱解説、はじめの一歩、最終処分場、ダム問題の5つの集会が企画された。どれも感心はあったのですが、春野さんの好意もあり、参加した集会のみ報告します。(なお、ブラックバスとダム問題は口頭発表もされていた。) 集会名:「清津川のダム問題に直面して」 この自由集会に全国からお集まりのみなさん「ごめんなさい!」私が集会を潰しました。「清津川のダムについて、まず発議者から、計画や現状、取り組み経緯や問題点等の報告後、同様の問題に取り組んだ方との経験交流・意見交換し、今後の方向性を共に考える」という型通りの自由集会を期待した参加者のみなさん、どうぞ、私を恨んでください! 山谷さんの話は、ダム問題そのものの話しは明確でなのですが、関連する新潟連絡会の問題点や他団体との関係の話に、「強い責任感や過去の過ち(?)、すべきことと人にかける迷惑、したいことと出来ること」などの思いが私には感じました。私が一番伝えたいことを言葉に出来ないまま時間を浪費した。「自然を守りたい仲間がまわりにいる」ということを! ふりかえれば、自分や自分の会の欠点や迷いをさらけ出しても前進しようとする態度は、私にはこころよく感じました。そういう勇気を持ちあわせ、自分に向き合えば、大阪の自然保護運動も、もっと進めていけるのでは?という仮説を持ちました。新潟がうらやましい限りです! 【夜の交流タイム】(プログラム外) 昨晩に引き続き有り余る超銘酒の海が...。尽きることのない人々の話の波に...。自由集会で積み残した懸案が船出の方向で動きだした。 新潟連絡会の方々の暖かさと自然保護に対する熱さが心に染入る! 【スベシヤル観察会】 <3日目です> 佐潟一周/左右回り、上佐潟、農業の4コースにて実施。うんちをしていて出遅れた私は佐潟一周に紛れ込み、御手洗潟を含めて、歩いて一周した(こんなに近かったんだ!)。潟が消失の危機にある現状や開発圧力を含め佐潟の魅力を熱っぽく語られるのが印象的でした。 【自由参加観察会】 開会式の両柴田氏(新潟連絡会会長とNACS-J理事)の挨拶で締め、福島潟と瓢湖をバス足でまわりました。開発で人の手が入り込んだ福島潟、餌付け問題と観光地化された瓢湖と比べ、自然度が高い佐潟を最も愛していることが伝わってきました。バスに乗っている間中ずっと交代で3潟の魅力を紹介し続けた熱意と誠意に感動! 【全体の感想】 前回の全国大会の時、自ら新潟開催を名乗り上げただけあり、日頃の自然保護活動に裏付けされた、歓迎の心とパワーが伝わってきました。圧倒されました!「次回の大会は?」と、ある方から水を向けられたのですが、残念ながら、懸念なく受けれる状態でないことをかみ締めざるを得ませんでした。 新潟連絡会と文章中に出てきますが、正確には「新潟県自然観察指導員の会」です。 |
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