NACS-J自然観察指導員講習会IN大阪・実施報告


第253回NACS-J自然観察指導員連絡会講習会:大阪

主催 大阪府自然観察指導員連絡会・ 財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

実施日:1998年6月12日(金)〜6月14日(日)2泊3日
講習会会場:大阪市立長居ユースホステル及び長居公園
(〒546:大阪市東住吉区長居公園1−1
  TEL:06−699−5631    )

受講生:62名
   (内訳:NACS-J募集枠 11名、
       大阪募集枠 49名 +手話ボランティア2名)
   (性別:女性21名、男性41名。)
   (県別:大阪32名、兵庫5名、京都9名、滋賀3名、奈良5名、
       愛知3名、長野・福岡・静岡・和歌山・沖縄各1名。)
   (年齢構成:10代3名、20代12名、30代11名、40代5名、
         50代11名、60代3名。但、これは45名分のみ)

第1日目

13:00開講あいさつ・オリエンテーション ・司会進行、本多さん。 ・布谷さんの「挨拶」。  自然保護協会はどういうところか、自然 観察会のリーダーとなって頂くために講  習会の目的があるなど。  3日間は、きついが頑張りましょう。 ・中井さんの「オリエンテーション」  スーツ姿はいないか、野外にすぐ出れる  格好になっているかを受講生に聞く。  3日間のプログラム上での簡単な説明。  今回の講習会には耳の不自由な方が受講生  として参加されることを話さ  れた。

目的

この講習会では、自然観察を通じて自然のすばらしさを伝えるとともに、 自然保護の仲間作りを進めることを目的に、自然保護の基本的な考え方 や自然観察の方法を研修し、自然保護普及の中心となっていただける自 然観察指導員を養成します。

概要

 環境基本法の制定や絶滅の危機に立たされた野生動植物の保護に関し ての法律が制定されるなど地球環境や野生動植物の保護に関する気運が かつてない高まりを見せています。
 しかしながら、一方において私たちのまわりを見渡すと各種の開発や 大規模な土木工事などによる自然破壊が進み、身の回りの自然がどんど ん失われてきています。また、自然志向・アウトドアブームなど野外で の自然に親しむ活動も、必ずしも自然保護の基本的立場に立っているも のとは限りません。むしろ、商業的な催しなどのなかには、これと逆行 するものも少なくありません。このような中で、自然の仕組みや自然の 係わり、自然との接し方など自然保護の基本的な考え方を持って自然を 案内していただける指導者の養成と資質の向上が求められています。こ の講習会では、自然観察を通じて自然のすばらしさを伝えるとともに、 自然保護の仲間作りを進めることを目的に、自然保護の基本的な考え方 や自然観察の方法を研修し、自然保護普及の中心となっていただける自 然観察指導員を養成します。

プログラム

第1日目
12:30 集合・受付
13:00 開講あいさつ・オリエンテーション
13:30 野外実技指導・(3時間「自然のしくみをみにいこう〜森を通して〜」
               <NACS-J講師今井、布谷、中井>20名×3班
自然のしくみをマクロに観察する過程をおさえる。生物を採集したり種名にこだ
わらない。
      1.森を遠くからながめてみよう(観察に適した場所で移動しない)
      2.森に近づいてながめてみよう(森の周囲でいくつかの作業)
      3.森に入ってながめてみよう(森の中でいくつかの作業)
      4.林床に目を向けよう
      5.もういちど森を外からながめてみよう
16:30 自己紹介
17:30 入浴、夕食
19:00 講義(3時間)「自然の保護を考えよう」  <NACS-J講師:布谷>
      1.なぜ今、自然保護なのか
      2.自然保護の歴史
      3.自然保護の定義
      4.自然保護の目的
      5.自然保護のために(生態系のしくみ、資源とエネルギー)
      6.未来選択(価値観・倫理)
22:00 終了 交流会(自由参加)別途参加費必要。

第2日目
7:00 早朝観察会(バードウオッチングなど)、(自由参加)
                        <地元講師:後藤ほか>
8:00 朝食
9:00 野外実技指導・(3時間)「地域の自然を理解しよう」
   <地元講師本多、畚野、佃>(3ポイント×50分,移動l0分)20名×3班
各ポイントで3人の講師からそれぞれ植物、昆虫、地域の自然を観察する方法の
レクチャーを受ける。地域の自然を特徴づけているもの、観察のポイント、人と
自然のつながりをおさえる。
l2:00 昼食
l3:00 野外実技指導・(3時間)「観察テーマを考えよう」
 <NACS-J講師今井、布谷、中井>(3ポイント×50分、移動l0分)20名×3班
自然のしくみや生き物のくらし、人と自然とのつながりなどがわかる自然観察の
材料のとりあげ方を紹介する。
       1.ふつうの物、ふつうの景色を大切にする
       2.生物の名前にこだわらない
       3.採らないで観察する
       4.ミクロにみないでマクロにみる
       5.時間の軸でながめる
       6.自然のしくみをみる
       7.人と自然のつながりをみる
l6:00 地域自然観察会活動の紹介・大阪府自然観察指導員連絡会案内
               <講師本多、常住、長野、本多(正)>
17:00 入浴、タ食
18:30 講義(3時間)「自然の観察」       <NACS-J講師:今井>
       1.自然教育と自然保護教育の違い
       2.自然保護教育の場
       3.指導員の理想像
       4自然観察会の実施、組織の結成と運営
       5.安全菅理(安全対策、危険防止、保険、救急法)
21:30 質疑
21:45 翌日の指導実習説明、書類配布
22:00 終了

第3日目
7:00 個別野外実習・(l時間)「テーマさがしとプログラムづくり」
                           <受講生各自>
8:00 朝食
9:00 野外指導・(2.5時間)「実際に自然観察指導をしてみよう」
   <全講師:今井、布谷、中井、本多、畚野、佃、常住、本多(正)、
                         長野、後藤、広崎>
11:30 まとめ、登録手続き、アンケート回収、閉講あいさつ
12:30 昼食後自由解散
l5:00 NACS−Jの集い(自由参加・17:00まで)