| スノーモビル対策ネットワークの
活動状況(2000年) |
スノーモビル問題INDEX 2001年活動状況 |
|||||||
|
|
||||||||
| 2月27日: 十勝岳山系三段山にて、11時30分頃に谷を挟んだ2キロほど先の十勝岳本峰の直下にスノーモビルが20台以上集結し、あろう事か約一時間に渡って何度も山頂と直下を往復しだしました。 ヒルクライム競技のまねごとをしていたのか、完全におもしろ半分に山頂を往復していたのかもしれません。一時間ほどそのような状況が続き、最後に隊列を組んで新得側へ下って行きました。 彼等はまったく悪びれずに悠然と行動していたので、携帯していたビデオカメラに、ほぼ一部始終を収録することができました。 この状況の映像は、こちらにアップしてあります。 ちなみに十勝岳山頂付近は、国立公園内で最も動植物を保護する必要のある、特別保護地区に含まれており、もちろんスノーモビルの乗入れが禁止されています。 特に十勝岳の山頂付近や稜線部は、風が強いために積雪が少なく、スノーモビルのクローラーが貴重な高山植物を痛めてしまう可能性が大いにあります。 このことについては、林道には警告の看板が設置されており、スノーモビルの違法乗り入れを告発する記事は、各種メディアでも以前から報じられてきています。 ですから、今回の出来事は規模から考えて確信犯的な違法ツアーだった可能性が高いと思います。 この行為により、植生にどのような被害があったのかは、残念ながら現場が遠すぎて調査できませんでした。 2月28日: NHK旭川放送局のニュース担当者へ映像テープを持ち込んだところ、この日、午後6時50分から、NHK道北(稚内〜南富良野まで)視聴者からのビデオ紹介のコーナーで、放送されました。公園管理事務所や支庁のコメントも取ってくれて、「公園内には動植物の保護のため、遭難救助以外ではスノーモビルの乗り入れは認められていません」という締めくくりで終わりました。 なかなか良い取り上げ方をしてくれたNHKに感謝です。今回残念だったことは、件のスノーモビルの一団がどこから来たのか分からないので、道北圏のみの放映では、肝心のスノーモビルの一団に影響を与えない可能性があることです。 2月29日: HYML(北海道山メーリングリスト)のメンバーの方々のアドバイスを受けて、道庁環境生活部環境室自然環境課計画係と、上川支庁の環境生活課自然環境係へテープの提出も含めた情報提供を打診しました。 道庁には、すでに上川支庁から放送された録画テープが送られていて、警察・環境庁へも今回の事態は連絡してあり、関係機関と協議中とのことでした。 スノーモビル安全普及協会(JSSA)北海道支部及び各支庁には、今回の件に関する通知文を出す予定だそうです。 富良野警察に対する情報提供も、上川支庁で行ったそうです。 スノーモビル被害に対する声は、すでに相当数寄せられているそうです。 だいたいスノーモビル出没地点は把握しつつあり、そこを警察と不定期にパトロールをしているとのことでした。 今後も同じような現場に出くわしたら、どうすればいいか?と質問したところ、 目撃後は各支庁の環境生活課自然環境係へ、 1.スノーモビルの出現した正確な日時と、目撃地点に印を付けた地図 2.証拠写真(できれば被害の状況を写したものも)。(この件に関しては、大抵のスノーモビルにナンバープレートが付いていないのが痛いですね。特定が難しい。)を提出してくれると助かるそうです。 もちろん、北海道環境生活部環境室自然環境課計画係 〒060-8588 札幌市中央区北3条西6丁目 TEL 011-231-4111(内線24-373) FAX 011-232-6790 E-mail shizen.keikaku@pref.hokkaido.jp へ直接情報を持ち込んでも良いそうです。 また、可能ならスノーモビルの運転者に口頭で注意してくださいとのことでしたが、この件に関しては不安なことがあります。相手と口論になってしまったら、どうなるでしょうか?場所は山奥です。周囲には大抵目撃者もいません。 相手は凄い機動力を持っています。なにか、嫌がらせを受けたら?最低限の装備しか持っていない登山者はどうなるでしょうか?昔、暴走族に注意した人が殺された事件などを思い出します。杞憂だと良いのですが。 別の心配として、スノーモビルの遭難の問題もあります。 私は以前、暑寒別岳でスタックしそうになりながら単独で樹林帯を登ってきたスノーモビルと出会い、その後部座席に小学校低学年くらいの女の子が居るのを見て、びっくりしたことがあります。 装備も、近所のピクニック程度の軽装でしたので、遭難しなければよいがと心配しました。 そして、その後しばらくして暑寒別岳でスノーモビルの遭難騒ぎがあり、思わず父親?にしがみついていた不安そうな女の子の顔を思い出していました。 規制区域内は、保護すべき場所であると同時に、冬山装備も無しに来て良い場所でもありません。再び遭難があるのではないかと心配しています。 当時、暑寒別岳でスノーモビルが遭難に関する報道の仕方に疑問を感じたことがあります。 規制区域内での遭難であったとおもうのですが、各メディアとも救出されたスノモを、ほとんど非難しなかったことです。もし、マスコミの論調が「規制されているところに入って、遭難を起こした」なら、その後のスノモ規制にかなり効果があったと思うのですが。 今後、似たような遭難があれば、間違いなく非難されるでしょうね。 3月2日: 昨日、NHKより今回の映像をスクープ映像として今後も使用するかもしれない旨、連絡がありました。 「良いですけど、ぜひ全国放送して下さい。」と、お願いしておきました。 スノーモビルの目撃情報掲載のページを作成しました。 3月6日: 北海道環境生活部環境室自然環境課へ行って、スノーモビル問題について、いろいろ質問してきました。 1.乗入れ規制区域の範囲の表記について 私:「乗入れ規制区域の範囲が分かりづらいのではないか?スノーモビルも、目撃する登山者も違反しているかどうか判断が難しい」 担当者:「乗入れ規制範囲がわかりにくい点については、大まかな乗入れ規制図の入ったポスターとは別に、各支庁管轄ごとの詳細図を該当支庁へ配布して対処している(皆さん知っていました?)。 現在は切らしているが、また作成する予定である」 私からの提案として、 (1)支庁管轄を越えてスノーモビルが移動している可能性があるので、全道版の詳細図を作成すること。 (2)乗入れ規制範囲に関して、そこに含まれる山の名称でも表記すること。 を提案しました。 しかし、山の山頂を境に半分が乗入れ規制区域であることも多く、表現方法は難しいこともわかりました。 スノーモビル向けと、登山者向けのパンフを作成する構想もあるようですが、別々のパンフ作成は両者の対立を煽る可能性があることを指摘しておきました。 2.違反スノーモビルへの対処法 私:「違反しているスノーモビルを発見したときの対応先が、はっきりしなくて混乱している登山者が多い」 担当者:「通報先は、こちらでも、環境庁でも良い。また、警察へ直接通報しても良い」 私:「旭川東警察署へ問い合わせた際には、管轄外ということで、森林管理局の電話番号を告げられただけだったが?」 担当者:「それは、警察の認識不足であろう」 私:「違反現場を目撃して、通報-すぐ逮捕という流れにはならないのか?違反を目の前にして何もできない歯がゆさを感じる」 担当者:「現行犯逮捕できる可能性が低い。違反が行われた場所と、入山地点の二カ所での取り締まりが必要なため困難であろう。道警では今後ヘリコプターでの取り締まりを考えているようだ」 今度、道庁で製作するパンフレットには、見かけたときの対処法も記載してもらうように要望しました(連絡先や証拠写真の撮影の呼びかけ等)。 3.違反スノーモビル被害の実態調査 私:「乗入れ規制の根拠ともなる、被害の実態調査は行われているのか?」 担当者:「被害の実態調査については、道には機動力がなくて難しい。今後の課題である。登山者のボランティアによる調査・報告にも期待している。被害の実態調査を警察でも行う可能性がある」 4.乗入れ規制区域の拡充について 私:「札幌岳などが乗入れ規制区域内じゃないのは、おかしいという意見もあるが、乗入れ規制区域の拡充は行われるのか?」 担当者:「乗入れ規制区域について、見直しは随時かけている。例えば、藻琴山及び美幌峠地区に関しては、平成10年度に新しく設定された。乗入れ規制区域は、特別地域のなかでも問題のある地点を設定している。問題が生じているということになれば、見直しも考えられる」 結局、有効な対策はあまり無く、スノーモビル問題については、モラルの啓蒙・啓発を続けていくしかないという結論となりました。 そのためにも、ポスター、パンフレット、看板の設置を進めていくとのことです。 しかし状況が悪化すれば、いずれ高山植物取り締まりのように、本格的に警察が乗り出すことになるでしょう。 3月10日(金): 旭川労山のHさんとスノーモビル問題について、情報交換を行いました。 何年も前からスノーモビル問題を追ってきているというだけあって、その情熱と情報量には頭が下がりました。 3月18日(土): NHK旭川放送局とともに、スノーモビル被害の実態取材のために十勝岳へ入山しましたが、悪天候のため現場へ到達できず成果無しでした。 NHKではスノーモビル問題を扱った放送を予定しているそうなのですが、映像資料が不足しています。 そこで、スノーモビルの映像(ビデオ・写真)について、皆様の中でお持ちの方がいらっしゃったら、提供して欲しいそうです。特に、植生に対する被害の写真や、トラック(クローラー)の跡の写真等を募集しています。 メールを頂ければ、NHKの担当者を紹介します。 3月26日(日): 旭岳温泉・富良野で、道警旭川方面本部と上川支庁などが合同パトロールを行いました。 このパトロールには、日本スノーモビル安全普及協会員や、パークボランティアの方など約50人が参加したようです。残念ながら今回は悪天候ということもあり、違法な侵入は確認できなかったようですが、これからゴールデンウイークにかけてスノーモビルの活動が活発になりますので、今後もこのような活動を継続して行って欲しいものです。 3月27日(月): 実は、スノーモビルを見かけた場合の対処法というページを作成したくて、以前から関係機関へ問い合わせているのですが、まとまらなくて困っています。 管轄が細かく分かれすぎていて、全部の地域の通報先を掲載すると3機関(北海道・環境庁・道警)全部で30〜40箇所にもなってしまいます。これは現実的ではありません。しかも、ほとんどの機関は日曜日に対応できません。 ぜひ、関係機関には通報先の一元化に取り組んでもらいたいと思います。 道警旭本生活安全課(0166-35-0110 内線2373)に問い合わせたところ、「通報先についての問題は認識しており、通報先の一元化を含めて協議するので、もう少し待って下さい」とのことでしたので、「お返事お待ちしています」と答えておきました。 3月28日(火): 本日、早速道警から通報先に関する回答を頂きました。素早い対応に感謝します。 管轄を問わず24時間対応できる通報先として、 ●北海道警察本部生活経済課環境犯罪ホットライン TEL0120-147-385(フリーダイヤル) 緊急性の低い場合の情報提供先として、 ●北海道警察ホームページ http://www.police.pref.hokkaido.jp/ 通報場所が山中の場合は、現場への急行は装備・体制の面から難しいそうですが、付近の駐在所への連絡によりトランスポーターへ戻ったところを押さえることを検討中だそうです(この回答が欲しかった!)。 |
||||||||
|
|
||||||||
| スノーモビル問題INDEX |
||||||||