| 【秋景】 川沿いにキツリフネ(黄釣舟)が目に留まります。花期は,8月の中旬頃から9月の下旬頃まで。 名前の通り黄色の花ですが,よく目に付くのはツリフネソウ(釣舟草)の紅紫色の方です。また,シロツリフネ(白釣舟)も咲いています。違いは,花の色もですが,花の咲かないときは,キツリフネは葉先が尖らず,ツリフネソウは葉先が尖ります。また,距の形でも見分けられます。 学名は,「インパチエンス ノリタンゲレ」といいます。「ノリタンゲレ」は,私に触れるなという意味だそうです。花が咲いた後,種子に触るとパッと飛ぶことから来ています。 アケボノソウ(曙草)が川沿いの樹林下に咲いています。 開花が9月中旬ぐらいからで,淡いクリーム色の5つの花びら(花冠)の中に,蜜を分泌する黄緑色の斑点が各々2個づつと,たくさんの薄紫色の斑点がついています。学名は,ビマクラタといい,斑点が二つあるという意味だそうです。リンドウ科センブリ属で,よく見かけるセンブリ(千振)と同じ仲間になります。 和名の「曙草」は,この斑点を夜明けの星空に例えての名前です。うっかりすると見落としてしまいそうな花なのですが,花びらの模様の美しさには見とれてしまいます。 秋の訪れと共に,川沿いに目を留めると,ジンジソウ(人字草,ユキノシタ科)が岩陰に咲いている。ジンジソウの葉には,結晶がみられ,それがキラキラと光って見えます。ルーペで見ると花の美しさもさることながら,葉の造化の妙の素晴らしさに触れることができます。ユキノシタ科は,岩などの割れ目に生えることが多く,属名サキシフラガは,「岩をくだくもの」の意味です。 |


