未来を見る目を失い、 現実に先んずるすべを忘れた人間。 そのゆきつく先は、自然の破壊だ。 アルベルト・シュヴァイツァー |
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地球環境問題 |
| 自然観の変遷 まず人工的な自然という問題に関連して申しますと、都市の公園でもおかしなことばかりです。 もともとはアザミとかスミレとか日本の在来の雑草が生え、バッタやトカゲがいた所を はじめにまず全部ひっくり返すのです。その後で、そこの場所とは何の関係もない芝を植えたり、 あるいは西洋種の園芸植物を植える。また、ヒバリもチドリも追い払って、フラミンゴを放したりする。 つまり、本来のものを追放してみばえのするよそ者を寄せ集めてくる。 これは文字通り自然ではないし、生態的にもそういう環境は安定しません。 こういう公園をつくることは決して自然の回復ではなくまさに破壊そのものです。 ところが、そういうことを国も県も、ときには企業もやる。さらに始末の悪いことは、 そういうことをやっている人たちが自分は自然に対してすごくいいことをやっていると思っていることです。 つまり、自然とか生物学とかに関する恐るべき認識の欠如です。 内田康夫「消える自然にはびこる人間」野坂昭如対談集「科学文明に未来はあるか」より ザビエル思う : この対談が行われたのはなんと20年前(1982年)なのです。 このような忠告は、ずっと昔から、しきりになされていた。にもかかわらず、と。 |
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