サバ州参考資料 2
 
★山崎道路
  峠を越えてラナウの町に入る。そこからケニンガウへ向う道路は一直線。昭和17年、ケニンガウ知事 として赴任した山崎氏がつくった道路で、今でも地元民から重宝され「山崎道路」と呼ばれている。
 
サバ州森林事情
 
(1) サバ州の面積 73,700kuの60% 44,300kuが森林地域である。
 @永久森林 33,500ku(永久に森林として管理・運営される)
   ・保護林 2,500ku−−−水資源、気候調節等の環境機能を維持するため禁伐となっている森林。
   ・商業林 25,300ku−−−標高800m以下のフタバガキ科の樹種を中心とする木材・林産物生産のための森林
   ・国内林   70ku−−−国内消費目的の木材・林産物生産のための森林。
   ・環境林  200ku−−−道路沿線を中心とした景観林。
   ・マングローブ林 3,200ku−−マングローブ材およびその他産物を生産するための森林。
   ・原生林  900ku−−−研究のため禁伐となっている森林。
   ・野生動物保護区 1,300ku−−野生動物保護のための森林。
 A転用森林 10,800ku(農地、宅地等森林以外の用途に転換される。パーム、ゴム、カカオ等の林)
 
(2) サバ州政府が州内森林資源の管理・経営権をもっている。伐採するには許可が必要。
 
(3) サバ州の木材生産量は1978年の1,300万m3をピークにして下降し、1993年は930万m3。1987年には木材関連収入が州財政の70%を占めていた。州政府は税収減少に対応するため、1989年より強く木材の州内加工化を推進。1992年は木材生産量の73%が州内向けに供給された。そしてさらに原木確保を目的に、1993年に丸太輸出禁止処置を導入。丸太輸出税を高くし、かわって木材加工税、木材製品輸出税を低く設定。1994年の木材関連収入は40%となっている。
  丸太輸出禁止処置の前年、1992年の実績として木材生産量の71%は日本向けであった。
 
(4) 日本は植林すれば木が生えるが、熱帯林は7〜8年に1回しか種子がとれない。また植えても季節によって生えて来ない。(樹種?)
 
(5) 途上国の森林資源への主張
  1. ヨーロッパも日本もかつては森林は今より多かった。森林伐採をして農地や牧場にし、また工場を作って生活を豊かにしてきた。地球温暖化を進めているのは燃料多消費の先進国である。
  2. 途上国は森林資源を利用する権利がある。森林はその国の資産である。
  3. 温暖化により先進国の方が困る。木を伐るなというなら生活を守る保障をすべきである。
 
(6) 有用な商用林にするには50〜100年単位の対策が必要。サバ州では、成長率、商品的価値、地域適合性から4種の速成樹種を造林適木と指定している。
 
《速成樹種》
   Acacia Mangium (アカシア・マンギウム) 
 
《その他の速成樹種》
 Paraserianthes falcataria、 Gmelina arborea、 Eucalyptus deglupta