'96オイスカミンダナオ森林訪問団実施報告
 
【実施期日】平成8年11月21日(木)〜25日(月)(4泊5日)
【訪問場所】フィリピン国ミンダナオ島北ザンボアンガ州ディポログ市
【参加者】20人、(男15、女5人)(静岡県12、愛知県4、群馬1、大阪1、福岡2人)
【日  程】

11/21(木)
     
 

16:30 成田空港集合     18:55 成田発(NW5便)
22:10 マニラ着
                   フィリピン・ビレッジホテル泊
11/22(金)

 
09:40 マニラ発(PR165便)  11:00 ディポログ着
午後  子供の森実施校訪問、村・市場見学
                      モンタニオ・ホール泊
11/23(土)
      

 
午前  果樹農林業研修センター(ピニアン)視察
午後  水産林業研修センター (ダピタン)視察
    池田先生のレクチャー
                      モンタニオ・ホール泊
11/24(日)


 
08:30 モンタニオホール発  10:15 ディポログ発(PR485便)
11:05 ザンボアンガ着  昼食 15:30 ザンボアンガ発(PR126便)
17:00 マニラ着       18:00 ホテル着、反省会
                  フィリピン・ビレッジホテル泊
11/25(月)

 
07:00 ホテル発       07:20 空港着
09:20 マニラ発(NW6便)  14:30 成田着、解散
 

















 
【感  想】
 オイスカ静岡県支部では過去、植林フォーラムを実施してきたが、15年前から植林し成果が顕著に現れているミンダナオプロジェクトを見学し、その活動意義を再認識する機会として今回訪問を計画した。
 ディポログ到着した午後、200haの森林が復元したパマンサランセンターの見学を予定していたが、途中の川が氾濫し道が寸断され目的地まで行けなかったのが残念。
 翌日、ピニアンセンターを見学。オイスカ開発教育専門学校の2年生11名が待っていてくれた。彼らは基礎研修でこのセンターで3ヶ月過ごした後、本研修としてフィリピン国内の各センター(パラワン、ダバオ、ヌエバビスカヤ、ルクバン等)に配属されていたが、我々を迎えるために前日ここに集合していた。電気、水道はなく、買物する町も遠いところだが、素直な住民に囲まれ、自然の中で逞しく研修できる場所でもある。
 ゴム、蔬菜、果樹等、様々な農業が営まれていた。特に桑の栽培・養蚕、ヤシの葉を使った繊維づくり。また本来この地方ではやっかいな草であるはずのチガヤ(現地名コゴン)をつかっての紙づくり等、農業を基礎にした手工業を手がけていた。また食事時間には池田所長から様々な話を聞くことが出来、参加者には農村復興等オイスカ活動の意義を垣間見てもらうことができた。
 午後、村の子供と共にマングローブ植林を体験した。約400haのマングローグプロジェクト。広大な地域に見事に整列するマングローブを見ることができた。4歳位の女の子が父に連れられ懸命に苗木を運んでくれた。その子が作業の合間に色々な種類の美しい貝を集めて見せてくれた。また、このマングローブの海で見ることが出来るようになった貝殻や魚の標本をセンターの中に陳列されていた。1年前に見たときより種類が増えていた。多様な生態系復元が自然の力で行われているのがよく分かる。また漁民による漁が再開されていた。
 帰る途中バスが故障し他のバスに乗り換えるというハプニング付き。道中バスの車窓から見る現地の人達の生活。それもマニラ、ディポログ、農村と、同じ国なのにこうも違うかと感心する位、家の作り、服装、人相、子供の姿に変化が見られた。
 
この地で農村だけでなく都市部や現地政府にも信用を得、かけがえのない日本人となっている池田所長。その下で指揮する若いオイスカスタッフ彦坂君(前浜北専学職員)。またその下で、カルチャーショックを受けながらも頑張っている日本の浜北校の学生達や国際ボランティア生。そして懸命なフィリピン人オイスカスタッフ。つぶらな瞳に地球の宝物を感じさせる子供達。将来の日本や地球、若者を心配する人達に是非見てもらいたい未来のパラダイス「ディポログ」。参加者である私たちにも情熱を与えてくれた5日間であった。
(沢井勝之 記)