このページは「植物の毒」についての情報を提供します。キレイな花にはトゲがある・・・ではないですが、意外な植物にも毒はあるのです。
時には死に至るほどの毒をもっている植物もあります。「この花はこんな毒を持っているんだ」と知ることも園芸家のマナーではないでしょうか?
さぁ、あなたの周りの植物はどうですか?

この情報の悪用を禁じます!!

●一般的に有毒植物が多い科はキンポウゲ科です。(フクジュソウ・セツブンソウ・トリカブト・オキナグサ・ニリンソウなど)注意してください。
●その他の科で多いのはヒガンバナ科・トウダイグサ科・ナス科・セリ科・ユリ科・ケシ科・ドクウツギ科です。特にユリ科・ナス科・セリ科は口にするもの(野菜など)と混同されやすいので注意が必要です。
意外と知られていないのがツツジ科です。蜜を吸うのもほどほどにしてください。有毒植物です。
●植物体をむやみに口に入れないことが重要です。


No 学名・種名 和名 科名 毒の成分
Datura arborea L. ダチュラ ナス 全草毒草(特に種子と葉)
★種子にはアルカロイド0.44%を含みほとんどがヒヨスチアミンである。
★葉にもアルカロイド0.4%を含有し、主成分としてヒヨスチアミン及びアストロピンを含む。いずれも猛毒のアルカロイド。
★中毒症状として泣き・わめき・笑い出し・踊り出しなどの狂乱状態のあと、昏睡状態になり、強い症状であれば死に至る。
Datura metel L. ダチュラ ナス 全草毒草
★全草にトロパンアルカロイドのスコポラミン、ヒヨスチアミン、アトロピン、ヒヨスチン、スコポレチンを含み、総アルカロイド含量は花に最も多く、種子や葉にはやや少ない。
★中毒症状は上記と同じ。主に神経興奮作用を示す。
Colchicum コルチカム・イヌサフラン ヒガンバナ ★倍加個体を作出するのに用いるColhicine(コルヒチン)を含む。
★中枢神経の麻痺・皮膚の知覚減退・呼吸麻痺・発ガン物質
Lycoris リコリス・ヒガンバナ ヒガンバナ ★球根などに含まれるLycorine(リコリン)やGalanthamine
★吐き気
Narcissus スイセン ヒガンバナ ★球根などにLycorine
★胃腸炎・頭痛・下痢・吐き気
Zephyranthes ゼフィランサス・タマスダレ ヒガンバナ ★球根などにLycorine
★吐き気・痙攣
Digitalis ジギタリス・キツネノテブクロ ゴマノハグサ ★根などにDigitoxine
★嘔吐・不整脈・頭痛・めまい・耳鳴り・心臓機能の停止
Convallaria スズラン ユリ ★根などにConvallatoxin、Convallosideなど
★強心・利尿効果・血液凝固・心不全、やがて死に至る。
Aconitum トリカブト キンポウゲ ★根・種子などにAconiyine、Mesaconitineを含む。
★嘔吐・下痢・よだれをたらす・手足のしびれ・痙攣をおこし、やがて死に至る。
10 Aesculus トチノキ トチノキ ★種子(果実)にサポニンを含む。
アク抜きをすれば食用は可。(要注意!)
11 Impatiens ツリフネソウ・インパチェンス ツリフネソウ ★ヘリナル酸を含む。
★吐き気・胃腸炎などの症状
12 Euphorbia トウダイグサ・ユーフォルビア トウダイグサ ★Euphorbineを含む
★皮膚の刺激・粘膜のただれ・腹痛・下痢・痙攣
13 Adonis フクジュソウ キンポウゲ ★Cymarin、Adnitoxinを含む
★嘔吐・下痢・呼吸困難・心臓麻痺、やがて死に至る。
14 Lonicera morrowii ヒョウタンボク スイカズラ ★毒成分は解明されていないが、有毒植物である。(猛毒)
★ドクブツ・ヨメコロシなどの名前もある。
15 Euonymus alatus ニシキギ ニシキギ ★種子に含有していると言われている
★下痢・腹痛
16 Illicium religiosum シキミ モクレン 種子にAnisatine・Dioxanisatineなどの有毒成分を含む。
★嘔吐・下痢・めまい・呼吸困難・血圧上昇、死に至ることもある。
17 ヨウシュヤマゴボウ ヤマゴボウ 硝酸カリ・Phytolaccaを含む。
18 Pulsatilla オキナグサ キンポウゲ ★Protoanemoninを含む
心臓停止、死に至る。
19 Coriaria japonica ドクウツギ ドクウツギ 全草毒草(特に種子)茎や葉も有毒である。
心停止で即死