ア ラ メ

■和名(別名) アラメ

■学名と分類 Eisenia bicyclis (Kjellman) Setchell  褐藻類 コンブ目 コンブ科

■英名

■分布 太平洋岩手県以南、瀬戸内海、九州、日本海沿岸、朝鮮半島。

■生活域 低潮線から漸深帯の岩の上。

■色 生:濃い褐色 加熱後:黒みがかった緑色

■特徴

多年生海藻で、1年目の体は笹の葉形で短い茎を持つ。葉にはしわがある。
葉の縁辺にはバンド状の小さい葉が羽状にでる。秋に葉の大部分は枯れて消失する。
やがて冬から春に茎の上端部が叉状に分枝して、その先に細長い葉を多数つける。
大きくなると1〜2mになる。
ふつう深いところのものは高くなり、浅いところのものは低くなる。
2年目以降の体は秋に胞子嚢をつける。胞子嚢の中には多数の遊走子がつくられる。
遊走子は泳ぎだして岩につくと発芽して顕微鏡的な糸状体となる。ここに卵と精子ができる。
受精すると受精卵は細胞分裂を繰り返して、アラメの1年目の体に発育する。
遊走子を放出した成体の葉は枯れて消失し、根、茎および葉のつけ根だけが残る。
冬から春に、葉のつけ根の部分から再び葉がのびてくる。
アルギン酸の原料となる。

■よく似た海藻
カジメクロメ

■この傷はなに?



■食べ方&利用法

 なかがわさんちのホームページ では、竹の子とアラメの煮物が紹介されている。
 豚コマ肉と甘辛く煮るとのこと。

 こんにゃくの花 に、黒いこんにゃくの中にある「ぶつぶつ」は、アラメやカジメであることが多い、とある。
 (一般にはヒジキと言われているが、カジメやアラメを使う方が一般的。)

 お風呂にもよいらしい。
 久司ヘルスメニュー には、月経不順の治療として、以下の記載がある。
 アラメのような海草を大量に大きな鍋で水炊きをし、その煮汁を腰が浸かるほどの桶の中に入れ、
 熱い湯と混ぜて腰湯をとる。

 サザエやトコブシ、アワビ、バッテラなどの食用貝類の餌になる。
 アラメなどの褐藻類やアオサなどの緑藻類を食べた貝類の殻は色っぽい色に、
 テングサなどの紅藻類を食べた貝の殻は褐色が濃くなる。
 佐賀県水産業の概要 より

■成分

 アルギン酸

 EPA



■ライフサイクル(海藻の一年)

多年生海藻で、1年目の体は笹の葉形で短い茎を持つ。葉にはしわがある。
葉の縁辺にはバンド状の小さい葉が羽状にでる。秋に葉の大部分は枯れて消失する。
やがて冬から春に茎の上端部が叉状に分枝して、その先に細長い葉を多数つける。
大きくなると1〜2mになる。
ふつう深いところのものは高くなり、浅いところのものは低くなる。
2年目以降の体は秋に胞子嚢をつける。胞子嚢の中には多数の遊走子がつくられる。
遊走子は泳ぎだして岩につくと発芽して顕微鏡的な糸状体となる。ここに卵と精子ができる。
受精すると受精卵は細胞分裂を繰り返して、アラメの1年目の体に発育する。
遊走子を放出した成体の葉は枯れて消失し、根、茎および葉のつけ根だけが残る。
冬から春に、葉のつけ根の部分から再び葉がのびてくる。

■養殖と生産量

サザエの餌には最適とされる。
サザエ、バッテラ、ウニと組み合わせた養殖が始まっている。

磯焼けで生態系の破壊された海を再生させるために、移植されることも多い。
詳しくは、トピックスの 磯焼け をご参照のこと。

■歴史

島根県 美保関町観光行事 には、膝餅神事の折に、干し柿、栗、山イモなどと共にアラメ、ホンダワラを大晦日に神社に奉納し、正月5日に下げて氏子全戸に配る、とある。
これを食べると1年間無病息災だという。

■その他