ヒ ロ メ
■和名(別名) ヒロメ
■学名 Undria undarioides (Yendo) Okamura 褐藻類 コンブ目 アイヌワカメ科
■英名
■生活域 漸深帯の深いところ。
■色 生:褐色 加熱後:緑色
■分布
太平洋沿岸中部、南部。
■特徴
葉状部には、大きな波状のしわがある。
へりにはワカメのような深い切れ込みはない。
葉状部にははっきりと中肋が見える。中肋はかなり厚い。
成熟すると中肋の両側に胞子嚢の塊が多数密生し、斑紋状になる。
さらに胞子嚢が成長すると左右がひとつになって、ひとつの大きな斑紋になる。
葉状部の長さ:75−100cm、幅:30cm、茎の長さ:10−20cm
■よく似た海藻
アオワカメ と似ているが、ヒロメには中肋がある。
アラメの一年生や、ワカメのちぎれた葉とも似ている。
これらと取り違えても、どれも食用になる海藻なので、問題ない。
■この傷はなに?
■食べ方&利用法
ワカメ と同様。
千葉県房総では、「おおっぱ」と呼び、珍重している。
以下は、千葉県漁業士会のホームぺージの「千葉のおいしい海藻」 より抜粋。
このサイトでは、ひじき、はばのり、わかめ、てんぐさ、ながまた(コトジツノマタ)、
のげのり(フクロフノリ)も紹介している。
富浦の「砂ワカメ」が特産です。
おおっぱを砂でまぶして,砂浜で干したもの。
干してる風景は春の風物詩となっています。
食べるときにはよーく砂を洗い落とさなくてはいけないけど,香りがしてとてもおいしいものです。
収穫期は3〜4月。おいしい時期にどうぞ。
和歌山にはヒロメを使った寿司がある(わかやま県のふるさと情報)とのことだが、このヒロメはコンブのことかもしれない。
が、ヒロメは和歌山県から三重県の沿岸にかけて自生しており、さらに田辺湾では養殖が行われている。
田辺地方では、「ヒトハメ」と言う名称で知られており、専ら食用として利用されているので、ホンモノかも。
■成分
魚が嫌がる物質を放出しているので、食害されにくい。
アントクメにも同様の性質がある。
わかやま学研究 の「褐藻ヒロメに含まれる生理活性物質の研究」に詳しい。
■ライフサイクル(海藻の一年)
■養殖と生産量
■歴史
古くはおせち料理にヒロメを用いた、と聞くがこれは、コンブの古語。
以下は、おせち料理特集 より一部抜粋。
昆布は「養老昆布」と書いて「よろこぶ」と読ませ、不老長寿とお祝いの縁起物として広く用いてきた。
古くは広布(ヒロメ)と呼んで、音読にしてコンブという。
ヒロメとコンブで「喜びを広める」という。
また昆布は北国の蝦夷地に多く産出するので夷子布(エビスメ)といった。
これを七福神の恵比寿にかけて、福が授かる縁起の良い食べ物としている。
■その他