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第2回家庭エコライフセミナーの開催結果の概要
★「何故、家庭エコライフ活動が必要か?」
○開催日時:平成15年6月1日(日)14:00〜16:00
○会 場:玉川区民会館
○次 第
14:00〜14:10 開会挨拶(世田谷助役 平谷憲明)
14:10〜15:00 基調講演「何故、家庭エコライフ活動が必要か」山本良一
15:00〜16:00 パネルトーク「家庭エコライフ活動を広げるには」
☆座 長 山本良一(東京大学 国際・産学共同研究センター教授)
☆パネリスト 合川裕美子(省エネルギー普及指導員、区内にお住まい)
滝国雄(東京ガス株式会社西部支店地域担当課長)
城倉 茂(世田谷区前環境課長)
○参加者数:約120人
○講演・パネルトークの概要:
1 「何故、家庭エコライフ活動が必要か」
山本良一(東京大学 国際・産学共同研究センター教授)
〜世界で一秒間に何が起こっているか〜
・産業革命以降、人間の活動によって大気中に二酸化炭素(温室効果ガス)が7,740億トン増え
たこと、その一方で酸素は減り続けていることが計算によって示されました。
・氷河や南極の氷棚が溶ける、中国で砂漠化が進行する、アメリカで竜巻の発生件数が増加
するなど、地球全体で自然災害件数が増加し、規模も大きくなっていることが様々なデータや
新聞記事によって報告されました。
・京都議定書によって、日本は1990年に比べて二酸化炭素の排出量を6%削減しなければな
らないとされましたが、大気中の二酸化炭素濃度を一定にしておくためには現在の50%、後進
国と先進国のエネルギー消費量を同じくらいにするには75%を削減しなければならないという
計算結果が示されました。
・生活レベルを落とさなくても、環境に配慮していない電化製品を、全て環境に配慮した製品に
取り替えることで、大きな省エネ効果があがることが報告されました。
・二酸化炭素の排出量を削減するためには、「環境に配慮した製品を優先的に購入する」「環
境に配慮している企業に投資する」の2点が重要であることが提言されました。
2 パネルトーク「家庭エコライフ活動を広げるには」
・パネルトークに先立ち、東京ガス鰍フ滝氏から温暖化防止対策への取り組みについて話題
提供がありました。その後、山本座長の司会進行により、各パネリストへの質問や、会場の参
加者を交えての質疑応答が行われました。
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(滝)
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コージェネレーションシステム(発電の廃熱を再利用するシステム)、家庭用燃料電池(都市ガスを原料として発電し、その廃熱でお湯をわかして給湯)の開発など、今までの電気・ガスのシステムより省エネ効果の高い機器・製品についての紹介がありました。
また、エコクッキング(地球に優しく経済的な料理方法)の概要説明とそのポイントについても紹介がありました。
<エコクッキングのポイント>
食材は旬のものを選ぶ(ハウス栽培は露地栽培よりエネルギーを使う)
野菜の皮や葉も一緒に料理する
鍋や皿の汚れを拭き取る
洗剤を控えめに 等々
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(合川)
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自宅に消費電力がわかるメーターをつけ、効率よく節電することにより、電気で20%、ガスで7%削減できたことが報告されました。エネルギー消費量を削減するためには、冷暖房器具はエアコンとこたつなどと併用して使うこと、家族が協力して行うことが重要であるとの、経験に基づく提言がありました。
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(城倉)
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山本座長から「ごみや二酸化炭素の排出量が少ない家庭に対して、税金を減らす等の対策がとれないか」という質問に対しては、個人的な意見であると前置きがあった上で、税金の制度を変えることは難しいが、ごみや二酸化炭素を減らすことに成功した地域には、それをポイントにして、ある程度のポイントになったときに木に換えて、地域の木として周辺の公園に植え、公園の緑を増やすなど、循環していくようなシステムをつくっていくような提案がありました。
また、会場の参加者からの「新しいアパートを建てる際、緑を全く植えない人がいる。環境に配慮しない人にペナルティーがあるよう税金制度を改革できないか」という質問に対しては、ペナルティーや規制を導入することは困難であるが、世田谷区として民間の屋上緑化を誘導していくこと、小学校の壁面緑化などを推進する予定であることなどの回答がありました。
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(山本)
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私たちは地球全体で何が起きているかを常に注意することが重要であること、また、行政の責任は重大であり、環境に配慮しない悪徳業者を駆逐するなど、勧善懲悪で取り組まねばならないこと、さらには、悪い規制は撤廃し、良い規制をどんどん取り入れるべきであるという提言がなされました。
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