2. 地熱発電の歴史

地熱の歴史
  1904年にイタリアが世界で初めて地熱発電の実験に成功したのが地熱の始まりでした。イタリアはその9年後の1913年に地熱発電所の運転を始めたのです。日本でも、地熱に関しては80年の歴史があり、1925年に試験発電に成功していたのですが、本格的な商業規模の地熱発電はなかったため正式に運転を開始したのは、1966年に岩手県松尾村に出来た松川地熱発電所が最初でした。


地熱発電とは?

  地下に掘削した坑井から噴出する天然蒸気を用いてタービンを直接廻して行う発電です。蒸気の力でタービンを廻して発電する仕組みは、火力・原子力発電でも同じなんですが、大きな特徴として、火力発電は石油・石炭等の燃料、原子力発電はウラン等の燃料を使用しているのに対し、地熱発電は地球深部の熱によって蒸気を使用するので燃料が一切いらないわけです。


地熱発電の特徴
  特徴としては、地球の内部から蒸気を取り出すので、資源が純国産であることです。純国産であるということは、火力発電のように石油・石炭・LNGが海外からの輸入なしでは成り立たない方式であるのに対し、地熱は国内の地熱資源を使用するので、海外の輸出国や市場の影響を受けにくいのです。よって、つねに安定した供給が求められる電力需要にとって大きなメリットと言えます。

  その他の特徴としては、地球が誕生してから蓄積されてきたエネルギーを使用するので、半永久的に使える事です。予想では、仮に地熱エネルギーが失われたとしても、数10億年ものはるか遠い未来の話だそうです。そして、地球温暖化の元凶である炭酸ガスの排出量が少ないので環境に優しいという事です。