立田山の自然8.9.22


【県 名】 熊本県
【場 所】 立田山(熊本市)
【環 境】 森林とため池、一部草原
【参加者】 三田
【月 日】 9月21日
【時 間】 午前8時50分〜13時00分
【天 候】 晴れ、風強し

 立田山へ向かう途中の渡鹿(とろく)の道端にシロバナヒガンバナが咲いていました。これはヒガンバナとは別の種類だそうです。中国大陸にしかないヒガンバナの原種である2倍体のコヒガンバナと九州に自生するショウキラン(これも渡鹿の大井出川にありました)との自然雑種であることがわかっているこのシロバナヒガンバナは、中国大陸には自生の報告がないこともあって植物学会でも未解決の問題だそうです。このヒガンバナは蜜を出しているそうで、自分は結実しないのだからなんのみかえりも要求せずに虫達に蜜を提供する、利他主義の花のようで、お彼岸にはとてもふさわしい花だなと思いました。

 杉林の林床にはヌマダイコンシュウブンソウが咲いており、林道にはウリクサが小さな花を咲かせています。ホシアサガオアザミの一種(ヒメアザミのようです。8/10/15記)も咲いています。沢にはオオオナモミが沢山花を付けています。とんとんとたたくと花粉が飛び散りました。風媒花のようですね。ヤマハギオトコエシダンドボロギクセンダングサ等、いろいろ咲いています。池にはイボクサヤマハッカウシハコベが咲いており、マメ科の幅3cmもある大きな花が沢山咲いていました。(アカササゲのようです。8/10/15記)

 水面にはヒシが花を咲かせていました。 池の水面を真っ黒にするほどアメンボがいます。なんかガボガボ音がするので驚いたら、大きなコイが水面のアメンボを食べているのでした。

 ヒヨドリバナにはアオスジアゲハが来ており、地面にはキチョウが舞い降りました。ツマグロヒョウモンはヒヨドリバナの蜜をすっています。他にもヒメウラナミジャノメ、コミスジ、ウラギンシジミ、キマダラセセリ、イシガケチョウ、ナミアゲハを見かけました。イシガケチョウは茶色の部分が濃くなってきれいになったようです。

 トンボは個体数がすくなくなりましたが、シオカラトンボ、ギンヤンマ、アオモンイトトンボ、ウチワヤンマ、タイワンウチワヤンマ、チョウトンボ、モートンイトトンボ、ショウジョウトンボをみかけました。セミはツクツクボウシだけが鳴いていました。

 鳥は、キジバト、モズ、ハシブトガラス、ホオジロ、コジュケイ、ヤマガラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、コゲラ、センダイムシクイ、アオゲラ、ハシボソガラス、スズメ、ウグイス、エナガ、メジロ、コサギ、でした。ツバメをもう見かけませんでした。


観察日一覧に戻る、写真索引

copyright (c) 1996  三田長久