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タホ川 ≫≫
スペイン悠久の都トレドを囲み、守る川。
橋を渡って“太陽の門”をくぐれば
細く、くねった石畳の街。
両脇に迫る石造りの家には堅牢な鉄の窓。
アリババの世界か、夢の中の苦しい迷路。
3人で道幅いっぱい歩いていたら、
あとから来る地元のお婆さんに怒られた。で・・・
私たち: “おお、パルドン”
お婆さん: “デ・ナーダ” とにっこり。
タホ川を渡り、攻めては退き、壊しては作り、通り過ぎていった様々な民族。
そのすべての光と影が、今、ローマの橋にゴシックのカテドラルに、シナゴーグにアルカサルに。
さながらスペイン史のミニチュアのような中世の街。
でもやっぱり、人びとの心のありかは、それぞれの家壁の内に秘められた中庭に、
噴水のしぶき涼やかな、花咲き乱れるやすらぎのパティオに。
タホ川がずっとそれを守れますように・・・・。