3年目の恐怖




某月某日(わかりきっているがあえて伏せよう)免許の更新に行ってきた。
今年は誕生日が試験場が休みの土曜日なので、翌日の今日まで有効なのだ。
ホントはもっと余裕を持って更新しようと思ってたのに、月末異様に忙しくてギリギリの今日、しかも受付終了20分前というさらにギリまで引っ張ってしまった。
日曜日は混むから遠慮しろと書いてあったけど、まあ田舎だし(!)そんなでもないだろうと思ったら、入口からして騒がしかった。
手順がわからない申請者がゴマンといる上に、それを整理する職員が加わってごっちゃごちゃ。かく言うわたしもかなりうろうろして何度呼び止められたことか。

気を取り直して手続きを1個ずつクリアしていく。
免許を渡してコピーを取った申請書に氏名と生年月日と電話番号を記入し、2950円の印紙(高いよ!)を買って貼ってもらう。
その後は、以前から問題箇所だった目の検査。
申請書に写真を貼り忘れてちょっと手間を取らせてしまったおじさんの試験官にいきなり「じゃ、のぞいてー」と言われ、初めてそこに視力検査の機械があることに気付く。
しかも最初、左右2つあるレンズの左側だけを両目で一生懸命のぞいてた。どうもカオを固定する突起が変な風に当たるなと思ったんだよね。あぁ、あほ。
はじめの2回は何となくクリア。だんだん的が小さくなっていき、はっきり言って全然わからんよーになってしまった。

「はい次」
「えーと、・・・・・あ〜わかりません」
「えっ見えない??」
「ぅえっ!?あ、いえ、・・・えーとえーと、上ですか??」
「違うよ」
「(撃沈)」
「じゃ次」
「(もっと見えない)・・・ちょっと待ってください・・・。う〜〜〜〜、上っ!」
「(笑ってる)ま、いいってことにするか」

こういうわけで、1度「眼鏡等」にチェックが入れられかけたわたしの申請書は、ゴーインに「可」の記号に書き換えられたのでした。

次は申請書と通知ハガキと旧免許証を提出して、住所等の変更チェック。ここで旧免許証にガッチャンと2個の大穴があけられる。なんだか痛いなぁ。
ここでわたしはまたも手順を間違えて先に撮影ブースへ入ってしまい、長蛇の列を逆流する羽目になった。
2回も同じ人に会うのイヤだなと思ってわざわざ隣のブースに並んだのに、直後にその1回目のブースが閉じちゃってそこにいた担当者がこっちに回ってきた。服が無駄に派手なだけに肩身が狭い。

今回1番の失敗は、写真だった。
申請の時に免許と同じサイズ(3×2.4cm)の写真を持って来いと書いてあったので、これが次の免許に貼りつけられるんだと思って凄い気合いを入れ、何とかネタにならない程度にまともに撮れた写真を持っていった。
これであと3年は、免許提示でいらん恥をかかずに済むと。
しかし、試験場へ向かうバスの中でふと最近紛失再発行を受けたマリちゃんのことを思い出した。
再発行後のマリちゃんの免許の写真の背景は青かった。
あの青背景のカオは間違いなく試験場で撮られたものだ。
わたしが持って行く証明写真の背景は白。今持ってる更新前の免許の写真は青。

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いや、マリちゃんは再発行だから証明写真を撮る暇がなかったのかもしれない。

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でも、既に更新している他の友人の免許写真を思い出しても、青ばっかりの記憶がある。

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まさか、でも、うっ。
しかも今日はまた異様に暑かったので、すっぴん同様の上に髪はひっつめ、更に服装はノースリーブのチャイナワンピース。だってコットン100%で風通し良かったんだもん。

視力検査が終わった時点で写真はここで撮るものを使うことが判明し、手順の途中でわたしはトイレに駆け込んだ。
さすがにひっつめおばちゃんみたいなカオを3年間使うのだけは避けたいと思ったからだ。
まとめていた髪を下ろしてとかす。化粧道具は持って来てないので顔面は諦めよう。幸い髪は少し膨らんだ感じがするが、何とか見られる形になっていた。
撮影自体は免許取得の時と同様にさっさと片付けられ、用紙を受け取って優良者講習に行く。
優良運転者なんだよ・・・免許取ってから3年間運転したことないから。
講習は30分足らずで終わったが、開始ギリギリで教室に入って壁際に立って聞いていたわたしは、最後までごましおメガネのおじさまの講義が聞き取れなかった。左右に顔を振り、教室全体を見渡してお話してくれているらしいのだが、声はまったくの普通レベル。視線で音が届いたらいいのにね。

そして建物を移動し引換証を提出して待つことしばし、いよいよ新免許証の交付である。
集団が半分くらい減ったところで名前を呼ばれ、窓口に並べられた免許を取る。

!!!!

誰、この中国人は!?

元々わたしは顔立ちが薄い。それに写真の青白さと光の当て方による頬の陰、妙にボリュームと艶が出たロングヘア、さらに紺色に派手な花が描かれたワンピースのチャイナ衿がバッチリはまって、見事な売れない踊り子系中国娘ができあがっていた。
穴のあけられた旧免許証が手元にあるだけに、並べるとまるでどころかまったくの別人である。
しかも追い討ちをかけたのは、どう見ても3年前の写真の方がうつろ度といいやつれ度といい明らかに老けて見えるという事実。
でも3年前の方がまだ自分って感じしたなぁ・・・。
家に帰って母に見せると、一言「○紀さおりに似てるわね」。
寝坊したのとどうせ汗を掻くからと必要最低限のことしかしなかったカオが、ちょうど由○さおりさんの筆1本で描いたようなカオに限りなく近づいてしまったのだ(悪意はまったくありません)。

今日だけの 手抜きが3年 自爆ネタ

次は宝塚メイクで行こう。








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