今年度から「ふわふわ〜む」は三重環境県民会議の
後援を受け、
環境創造活動助成金を受けています。

おもしろはっけんたい「ふわふわ〜む」第20〜21回合併号
2001年5月20日

ものごとを見ることのできる基本は定点観測です。
定点観測とは同じ場所で、ものごとの変化がどうなっていくのかを何度も何度も、
出来れば一年中
,見つめることをいいます。

平成11年8月の定点観測の開始から20ヶ月が経過しました。この間に自然界はどのように変移をしていったのでしょう。

考え方によれば、まだ2年も経っていないので、それほどの変化は見られないのでは?ということも考えられますね。
では実際のところはどうなのでしょう。

この地は町役場に隣接する東北側に位置しています。
2年前まではもっと大きなエリアの林だったのですが、図書館や教育会館、生涯学習センターの建設で大部分が伐採されたのでしたね。
そして今、私たちが立っている、こうした「はこもの」の駐車場は個人の持ち主の方々から借地をしている場所なのでしたね。

このことは、この土地には人工的な建築物の新設が抑制されているという事とも言えそうです。


前回の里山を考える会でも、緑地が残存している訳を考えてみましたが、一つの理由に公図調査
(注:太字、下線の部分をクリック!)から、その意味を知ることが出来ましたね。
区有地あるいは共有名義といった形態での細分化された個々の所有権が、無秩序な土地の放棄を乖離していたようです。


そして、もう一つの時代の流れがありました。
高齢化といった労働力の問題や経済文明といった社会構造の流れの中から、里山はいつの間にか放棄されてきたのです。前回、皆さんからの「気づきノート」(クリック)がそのことを言い表しています。
このことで逆な流れとして、一つの自然形態が形成された小規模な森林が育っていきました。


そして、この森には数多くの樹種の存在が確認されてきています。
この小さな森林の秘密を、これまでに簡略な定点観察樹種分布図(クリック)として紹介しましたが、この分布調査図を片手に今回も歩いてみましょう。


わずか100メートル程度の直線の範囲から見るだけなのですが、何が見られましたか?
テーマを絞って見ると、見えにくいものでも気がつくようですよ。
かのレーチェル・カーソン女史も言っているように「見てきたことは忘れない。」「知ることは、感じる事の半分も重要ではない。」といったことを実践していきましょう。

今日のテーマは
樹に咲く春の花ということにしましょう。

まず目に鮮やかに飛び込んでくるのはエゴノキの白い花です。
高く成長したものが林の中ほどにありますが、周りの木々を圧倒するかのように白い傘で覆っています。


観察会を始めた以前は林の中に容易に進入することができましたが、もう入り込むことは困難です。
パイオニア植物たちが生存競争に打ち勝ったからです。


林の中もまったくといってよいほど日光が当たっていないですね。暗いですよね。
1年中で今の季節が最も葉の展開活動が活発ですから、1年のうちで最も暗い時期だとも言えそうです。
パイオニア植物のアカメガシワやタラノキ、ハギ、ツル性の植物などが一斉に眠りから目を覚まし、競争に参加しはじめましたが、2年も経たないうちに私の背丈をかるく越してしまっています。


そうした中で、何と、花が見られた樹の種類は12種を数えましたよ。




それでは観察を始めた平成11年の様子と、現在の推移を比べて見ましょう。

11年樹種調査 13年樹種調査
それぞれをクリックしてネ。

「ふわふわ〜む」はこれから私たちの身の回りの水などについて
生命と環境の問題の春夏秋冬の推移について調べてみる事にしましょう。(クリック)
環境の基本は水であると思われるからです。
調査項目:
● COD 、アンモニア性チッソ、亜硝酸性チッソ、硝酸性チッソ、リン酸イオン、酸性雨、PH、残留塩素など


古里を破壊したのは誰でしたか?
答え
「自分の知らない間の意識」

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