自然観察会「ふわふわ〜む」行動記録集     第22回          2001年6月10日

この事業は三重環境県民会議の後援を受け、環境創造活動助成金を得て活動しています。
今日は数日前の天気予報の「雨降りとなるでしょう」から、予報が外れたようです。
降雨が少し遅れているようです。
昨年の今月は雨降りで、参加者がなく、一人観察会となりましたが、今日は近隣の市町村から多くの方々が参加していただきましたよ。
参加をしていただいた方々は遠くは四日市市から、そして嬉野に近隣の市町村では津市、久居市、白山町、三雲町、松阪市の各地域から来て下さいました。中には昨年度のツバメさんもお仲間に・・。(*^ ^*)
さらに今日は、三重テレビさんも取材に来てくださっています。
さあ、どのような観察会になりますかねえ。


私が驚いたのは各地域の方々が、それぞれ住まわれている各市町村の水道水を持参していただいていたという事です。そして井戸水もです。
まず、このことに驚きました。
さて、その水道水に驚きの調査結果が出てしまったのでしょうか?
その前に、少しだけ検査キットの説明をしておきましょう。
これはごく簡単な方法であり、どなたにでもすぐにテストをすることが出来るでしょう。
準備するのは水と検査キットだけです。
まず、テストをしたい水道などの水をコップに移します。
次に検査キットに穴をあけて、指で押さえ、空気を追い出したまま水の中にさし入れてください。
その状態のままで、押さえていた指を緩めると検査キットの中に水が入ってきます。
試薬が入れられてある検査キットの中に、水が半分量だけ入ったら、コップから外します。
これで検査の手順は終了です。しばらくしてからテキストの色相度と比較してみましょう。
今回の水質テストの項目は「塩素の含有量」、「PH度」、そして「酸性雨」です。

結論としては「全ての市町村の水道水」や持参された「井戸水」に問題点はありませんでした。
ただ、酸性雨のテストについては、雨の降り始めのものを準備する必要があるため、検査キットを持ち帰っていただきました。
各自で、テストをされたうえ、ぜひ測定値の報告をお願いしたいと思います。
次に行ったのはダイオキシンテストです。
これも少しだけ簡単に原理とその方法について説明しておきましょう。
これは有機化合物の百科全書編集者として有名なバイルシュタイン博士(1838〜1906:ロシア)が考案された方法です。
熱した銅線に試験する対象物を付着させ、燃焼させますとダイオキシンを発生させる塩素が含まれるものは燃焼時に揮発性のハロゲン化胴が出来、鮮やかな緑色の炎色反応を示します。

そしてもう一つのテストは野菜安全度テストです。
硝酸性窒素が残留しやすい野菜は葉もの類のやさいです。
発癌物質ができたり、赤ちゃんにチアノーゼを起こすような硝酸性窒素の害から身を守るには、施肥管理をきちんとしているところからの野菜を選ぶべきなのです。
北海道農業試験場が定めているホウレンソウの生産農家の指針は、硝酸イオン含有量を 300mg/100グラムとしています。
さて、みなさんの食べている野菜は大丈夫でしょうかねえ?

どれどれ、わたしにもみせてよ

定点観察後に色々なテストをしましたが・・・そして野菜のテストはすりつぶすのよね。ゴリゴリ・・・ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ・・・・

皆さん色々な野菜をお持ちくださいました。
やはり日常で食している野菜への関心度は非常に高いものがあるんだなあと感じられました。
その中から、家庭栽培のサラダ菜にとても高い値(推定値が750)が出てきました。
これは気がかりです。
栽培の方法は「油粕の有機肥料を元肥にして、追肥として化学肥料を使用しているんだけど・・・・」という事でしたが、みなさんの野菜の栽培法は大丈夫でしょうかねえ?

硝酸態窒素の検出法とは

硝酸態窒素、NO3~の分析はチト、ムズいです。少しだけ原理を解析しておきます。
検査キット:すり鉢とすりこぎ棒、ペーパーフィルター、精製水、精密秤、コップ、硝酸イオン試験紙(テトラ)
まず、調べたい野菜を根、茎、葉の部分といったように全体から5グラムを切り取ります。
それを、すり鉢でよくつぶして145mlの精製水と混合します。この時迄の作業は慎重に行ってください。
次に、その液(30倍の希釈液になっています)をペーパーフィルターで濾してください。
この段階になれば希釈液をこぼしても大丈夫です。
あとは、メルコクワント硝酸イオン試験紙をサッとつけて(1秒間です)、色の変化で判定します。
試験紙の指標値は、希釈液1リットルあたりのmg量で表示されているので、検体野菜100g中の含有量に換算するには、その値を3倍することで計算できます。

もっと詳しく知りたい方へ  
注意事項:
検体野菜を全体から採取する理由は、野菜の部位によって硝酸態窒素の含有量に差があるためです。
茎には葉の部分の2倍ほどの硝酸態窒素を含むメカニズムがあるためです。
野菜は有機肥料であっても、化学肥料であっても、土壌から硝酸態窒素として吸収しています。
これはごく自然の営みなのです。
問題は野菜の収穫量を上げようとして窒素肥料をやりすぎている場合が問題なのです。
これは土壌をも破壊し、地球環境の悪化を進行させるという意味でも問題視されています。
野菜は本来の性質から、制限力のないまま、この窒素分を吸収していきますから、肥大化し、葉の色具合も濃い緑色になっていきます。これを「美味しそうに育ったなあ」とは思わないで下さい。
健全な大自然農法の野菜たちは硝酸態窒素は10分の1程度も検出されません。
濃緑色の野菜は調理の段階で、苦味やエグ味をともない、茹でる際にも、その色が抜けて出て、湯の色も黄緑色になってきますから、こういった傾向のある野菜は要注意でしょう。


そして

「ふわふわ〜む」有機農法実験地でのミミズ捕り競争の結果で〜すっ!
10分間にはたして何匹のハタケミミズがとれるのでしょうかねえ。

 第1位は49匹のフトミミズでしたよ。

大きいのは長さが20センチ、太さが1センチもありました。
詳しい事は三重テレビの放送「まるみえテレビ」○ミエテレビ夜7時(予定)をご覧下さい。

「ふわふわ〜む」一口テスト
おいしそうな葉もの野菜に見られる危険性とは何でしたか?
答え
「チッソ肥料をたくさん吸収して膨れ上がった野菜は栄養価も少なく、体にも良くない。」

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