| 定点観察考 いつものように定点観察からの報告です。 最近の傾向で、とても気になっていることがあります。それはカマキリの卵塊が見られないということです。 2〜3年前までは既報の行動記録集にも画像のアップなどで報告をさせていただいていましたように、かなりの数で定点観測地(周囲延長で130メートル間)の縁部分で見られました。 それが現在ではほとんど見られない状況になりつつあります。 どういった変移が起こってきているのでしょう? 今日はやっと萩の木に一つのオオカマキリの卵塊を見つけることが出来ました。やはり南側を向けて産卵行動がされています。しかしこの卵塊をよく見てみると通常の大きさの半分にも足らないのです。 クモ類の姿もほとんど見られなくなってしまっています。自然に何かが進行しています。 現代トイレ孝 トイレから出る汚物汚水の処理施設で現在使われているシステムは処理物が発生していて、この汚泥の処理が衛生学的にも問題なのでした。しかし自然体験農場にこの度導入したバイオ式トイレは、その構造上からも画期的なもので、汲取り不要の言わば、自家処理型のものなのです。 紀伊長島町に日本一の五つ星に輝くオートキャンプ場がありますが、この建設時に仕事でチーフとして担当し、本システムを採用したことが思い出されます。 こういった方式は蒸発発散方式、あるいは土壌浄化方式とも呼ばれるもので、一滴の汚水も場外に流れ出ません。全てが自然の還元作用で分解無害化され、地表面の上面から発蒸していくのです。 ではなぜこのようなことが可能なのでしょう? 毛管浄化研究会によれば「土壌物理学と土壌生態学とがみごとに協働した優れた事例の一つ」であると紹介されています。つまり、生きている土では絶えず有益なバクテリアが生息しつづけています。 そこには有機物が存在しつづけているからです。土は膨軟でふわふわしています。 トイレ内の水槽にも有益な分解バクテリアが繁殖しています。 この水槽の上面から流れ出る上水はもはや浄化がなされている段階であると言えます。 そしてこの土壌圏圏内に毛細管流動の作用で浸透していく過程でもさらに有用なバクテリア群により浄化作用が促進されていくのです。そこには豊かな土壌生物(ミミズやムカデやカブトムシの幼虫やトビムシなど)が活動していることからさらに土壌圏内の環境は改善されていきます。 参考環境番組(クリック) 現在、バイオ式トイレを設置した場所は、地面を掘り起こしている作業の際に幾つかのミミズなどが確認されましたが、逆の言い方をすればこのような土壌環境圏が形成されていないと、このバイオ式トイレの導入は不可能であるとも言えそうです。校内の運動場や化学肥料を多投しているような土壌環境では適さないと思われます。人と微生物との協働により成立する施設だと言えます。 このシステムの稼動により、多様な生き物の繁殖力は今後ますます高まりを見せるはずです。 今後の観察会では、こういった土壌圏内の生き物たちの様子を追跡調査していくことにいたしましょう。 環境に配慮したシステム考 家畜糞尿燃料電池というものが開発されつつあります。これは豚の飼育から出てくる糞尿が電気に変身するというものですね。家畜の排泄物を微生物で発酵させ、メタンガスを取り出します。そのメタンガスから水素を分離して空気中の酸素と反応させ、その燃焼により発電が可能となるシステムなのです。 このシステムなら今までの火力発電とは異なり、有害なガスは発生しません。また電力の供給とふん尿の浄化を同時に行うことが出来ますから一般の火力発電よりも運用経費も安くなります。 これからは高ジェネレーションの時代であると言えるでしょう。 |

