第62回目のご報告です。

「ハチさんの食事」を観察しよう。

フタモンアシナガバチは何を食べているのでしょう。
今からハチさんの食事を観察しに「ふわふわ〜む農園」に出かけましょう。

 観察会場全景
  
さあ、ここが農園です。この農園の案内板には昨年度と同様にフタモンアシナガバチさんが住み着いています。9月になると3つの巣のうち、左側のものだけハチが見られ、他の巣は空っぽになりました。

 

今から1ヶ月ほど前にはたくさんのハチが見られたのですが、秋になるとそれぞれ旅立っていくのです。
  

  プチヴェールの右上の葉っぱにモンシロチョウの幼虫が!

夏の間はアオムシ団子を欲しがっていましたが、今は食べようとしません。

このように昆虫たちが何を食べているのかを調べるには、長い期間を調査しなければなりません。
そしてもっと調べてみるととても面白いことに出あうことができます。ハチの仲間には幼虫を葉っぱの上で成長させておいて、自分の卵を生きた青虫の体内に産みつけチャッカリ者もいます。
フタモンアシナガは巣を広げる初期には密を丸めて貯蔵するそうです。
先に虫類を食べていると考えましたが、正確には「虫を肉の団子状にしてから、その肉団子を子どもに口移しで与えている」というのが正しいのです。
成長した親バチは体の構造を見ると頭の部分と胴体の部分の間がとても細いくびれになっていて、肉団子は物理的に通過できないのです。親は虫を見つけてその場で鋭い歯でかみ砕き、巣まで運びます。
そしてそのすりつぶしたものを子どもに与えていたのです。自然界の害虫の大量発生を抑制していたのですね。
そうすると親は何を食べているのでしょう?
親の食事は花の蜜や花粉ということですが、もう一つ自然界の受精作用にも貢献していたのです。
ハチさんはとてもえらいです。
肉団子をもらったスズメバチの幼虫は、特殊なジュースを親に戻していて、それは親の体内に蓄養されているたんぱく質を瞬時に分解させ、エネルギーに変換させます。
こうして親は特殊なジュースのおかげで何十キロもの飛行ができるのです。
この特殊なジュースはオリンピックのマラソン選手たちも飲んでいるそうですね。

ハチがいなくなれば自然の営みはどのように変化するでしょう?
ハチは毒をもっていて、人を刺したりする仲間が多くいますが、ハチはどのような場合に人をさすのでしょう?
もし、そのようなハチがいなくなれば自然の営みはどのように変化するでしょう?
みんなで考えてみてください。

 
  「ありがとう!ハチさん」 




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