第88回目のご案内

今回は、環境県民運動「身近な自然を体験する県民デー」に参加する特別編です。
予告編では
☆日時・場所:11月19日(日)午前9時から午後3時ごろまで。
        松阪市嬉野須賀町定点観察農園内
☆集合場所:同上の「ふわふわ〜む」エコパーク内
(初めての方は嬉野図書館南玄関口に集合)
☆目的:豊かなる生態系に囲まれて一日を「つるカゴつくり」で楽しもう。

☆内容: つるかご創作家、青木昭氏によるつる細工ガイド。スローライフ・スローフード津さんとも合同開催にて「豚汁」「焼き芋」もお楽しみいただけます。
 定点観察地の「ふわふわ農園」や嬉野図書館周辺では、住居集落と山林とが混在している地域が見られ、雑木林へと続く細くて狭い小道なんかも残されています。こういった場所では動植物たちの種類も多く見られ、エコトーン(移行帯)と呼ばれています。あけびやビナンカズラ、オオツズラフジなどのつる性植物たちは
雑木をたよりにしてのぼり上がります。より沢山の日の光を求めているのです。
 連休の4日、講師を務めていただく青木さんと、下見を兼ねてつるを求め雑木林内に入りました。林内は林冠で覆われていて、林床まで光が届いていません。腐食の森は歩いて行くと柔らかくて、まるで上等の布団の上を歩いているような感触です。長靴を履いているから大丈夫なのですが、運動靴なら土が靴の中に入ってくることでしょう。太いビナンカズラのつるを力一杯、引っ張るのですがとてもとても・・・。びくともしません。

 徳島県の秘境、租谷にかずら橋があって、重要文化財に指定されています。この橋の材料はシラクチカズラという木のツルだけで作られているのです。植物の素材を利用した家具や道具類が作られていましたが「山ぶどう百年」と謂われるように、きこりさんが愛用するヤマブドウのつるを編んで作られた鉈入れなど、使えば使うほど光沢が増し、黒光りするようになるのです。

 さてさて、19日の当日は、どのような植物のつるを見つけることができるでしょうか?
 そして、あなたならどのような「つるかご」を創作するのでしょう?

 試作品のご紹介です。

  



といったものでしたが、自然は時として「いじわる」もいたします。
雨がふりました。
・・で、その結果は


☆内容: つるかご創作家の青木講師のもと、参加者は雨にもめげず、「寒い」「冷たい」「ぶたじるはない」「やきいもない」(笑)などと不平も言わず、ただ夢中になって「つる」を採集しました。
それもこれも、ただただ、自分の作品をつくりたいがために・・・
ありゃあ〜っ。

そして各自、思い思いの大きさと、形と、重さをイメージしながら初めての創作活動に挑戦!!
みなさん、立派なものばかりで、見とれているうちに写真に収めるのを忘却してしまいました。     
 

その代わりと言えば何ですが、人権クイズを自然観察クイズに置き換えながら、
@どちらが長いですか?
A何という文字(カタカナ)がみえますか?の五感クイズに取り組んでみてください。

差別される側にも、責任があるって?いう考え方について:

知らない
(そんなの)知らなかったし、知らなくてもいいっし〜っ。わたし、知らないから、ン、なこと、何とも思ってないんだってことの証明だし〜ょ。

→ そんなこととは「ツユ知らず」、失礼をば、いたしましたデス。

見えない
ん、なふうには見えなかったんだけどなあ。いまでも信じらんないっし〜っ。

→ 見えなかったんじゃなくて、見ようとしてなかったんでしょ。

考えない
ン、なこと、考えてもみたことなかったし〜っ。

→ 考えなきゃイカン、かんがえなくちゃいかんともしがたい、ですバイ。考えてヨ。

そこで、考えていただいた人からのご意見:

矢印は、
「測ってみないと分かりません。」と答えるべきなのですよね。
なぜかは、事実を語ることが大事。憶測で語ると偏見が働き、差別を生むものです。
ココロの問題では
いつも見ている見方だけでは、事実はみえないんだよ。多角的な見方をしないとね。
自然界でも、人間サイドの見方ばかりでは、自然が泣いていることに気づかない。
双方の見方をすると、人間と自然の共存を計ろうという考えが出てくる。


そのとおりなんですね。この地球上の生き物たちは「食う」「食われる」の関係が複雑な階層となって、ピラミッド型階層で説明されますが、そこでは階層の低いもの、つまり「弱者」は「強者」によって駆逐されます。
つまり、「強者」は「弱者たち」の犠牲のもとに成立しているとも言えます。そうです。強者は弱者の存在あるがゆえに「生かされている」訳です。
私たち、「ヒト」は、この生態系の頂点に立ち、その中でもただ一つの「理論的に感情を持って考える」動物なのですから、このこと=弱者の立場を決して忘れてはなりませんヨネ。
たとえ、それが毒を持っているケムシであっても・・・。

答えは
感性をみがくことで、人権や「モノの本質・真実」がみえてくる(わかってくる)
自分本位の思い込みとか、慣れとか、常識とか、そんなものはホンモノには近づけません。
Aのほうが長いんだな、これが。字を書くのは黒とか色がついた道具で書くっていうのが、習慣というか、慣れてしまってるからネ。黒幕をバックに、ふだんやっていない白色の墨で書初めをやれば、あなたはんにだって、みえないものも見えてくるかも・・。

「差別される側、批判される側、被害者側、いじめられた側にも落ち度がある」といった「被害者批判(攻撃)は、つまりは弱者攻撃となります。そのことを、あなたの五感みがきにより、気づいてください。

そうです。自然観察を実践する意味は、人権感覚のアンテナをたえず張っているということと同じなのです。

 



次回の12月にも「定点観察農園」で秋のつるかごつくりを楽しみます。
どうぞお楽しみに

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