| このページは、日本中の自然を愛して止まない、釣りを愛する皆さまのためのものです。 この釣堀り日記は、毎月毎に1回、定期的に更新しているもので、今回はその特別研修会です。ページを提供している私自身は、いつまで経っても上達しない劣等生なので皆さまの足を引っ張りながら・・。 さあ、いよいよ今回は大詰め、テクニック追求編です。 今回は、先月に各自で自習のテーマ、「全遊動仕掛け」の追及編について学習しましょう。これまで学んできた基礎知識編から一歩進み、現地実践を中心にした研修内容となっています。 磯釣りの達人たちから、全遊動仕掛けなる新兵器を学び、各自でさらに海上釣り堀への応用を考えてきたわけですが、磯釣りの仕掛けそのままでは、海上釣り堀にはまったく使えないシロモノとなります。 そのことが、現地研修を実践してよ〜く、おわかりいただけたことだと思います。 それでは、先ず最初に海上釣り堀と磯釣りとの違いについてまとめてみます。 1.磯釣りでは海流の流れや動きがあるが、海上釣り掘りでは池や湖のような留流となっている。 2.磯釣りでは遠投を必要とするが、海上釣り堀では竿先直下であり、投力を必要としない。 3.磯釣りでは道糸・ハリスともに強度を必要とするが、海上釣り堀では網で囲われた限定空間であるので、(底で食わせた場合)魚は突進力が発揮できず、扱い方によるがハリスの強度にこだわらなくとも良い。 4.磯釣りでは竿先の変化ではなく、ウキや道糸の抵抗、竿軸などで針がけを感じ取るが、海上釣り堀では道糸や道糸につけた目印や竿先の動きで魚の針がかりを感じ取る。 5.磯釣りではサシエサの種類を選ぶのは、まきえと合った種とするが、海上釣り堀ではまきえを使わず、サシエサの種類は多種類を準備し、ローテーションするのが効果的。 そこで、海上釣り堀における「全遊動仕掛け」の全貌を整理してみます。 1.竿先からサシエサまでは一つの直線状になるようにすること。 2.極端に軽い負荷(3B程度まで)の錘とサシエサの自重とで自然落下をさせる釣法であるので、タナ取りを促進させるには海水と道糸やサシエサの粘性抵抗を利用すること。そのため、竿先をあおることも効果的となる。 3.サシエサを常に先行させながら、竿先まで一つの直線状になるよう全層を探ること。 4.サシエサが海面から何メートルの深さにあるのかを正確にわかるような仕掛け作りとすること。 5.飛ばし浮きは不要であり、むしろサシエサの動きを不自然なものとしかねない。 ベテラン釣り堀師からの秘伝公開 だいたい今時の釣り堀じゃ、魚が賢くなりすぎているから、並みのやり方ではまったく歯がたたないってとこ、じっさい、あるじゃないですか。ここなんですよ。もちろんその背景には釣り堀と言えども商いであって、そこそこ儲からないと永続性あってのことなんで、加減も必要でしょ。商いでの工夫もあるわけ。魚はも一つ上をいくけどね。 じゃあ、そういう魚たちが口を使わない状況の中でどういうふうに対処するのかってことなんです。例えばね、食わせエサのローテーションの問題。食べなれている種類の練りエサ。これも幾種類かをローテーションする。最近の養殖業界はすごいからね。図書館で「つくる漁業の総合誌」をみるといいね。ブリならブリ用の、シマアジならシマアジ用というようにそれぞれ専用の飼い餌が使われていてね、それに活力増進剤なんとかとか、バナナも入れてるねえ。これらの優れた餌であっても連続して与えるのはいけないそうだね。 Aという餌とB という餌なんかを交互に換えながら飼育する。これはインターバル給与方式というらしい。ここ、面白いよね。こういうように練りエサのこと考えて見ると成分など無限に近いほどあるわけでしょ。そして、オーソドックスに使われているオキアミや塩漬けのミノムシなどの長期間保存が可能なエサ群。それと虫エサとしてのゴカイとかボケなどの生きエサ。ザリガニとかサワガニ、アサリとか牡蠣とか、この生きエサにはそれこそ数えあげだしたらきりがない。山ほどあるわけです。やまほどあるんだけど、これは使い方でも工夫次第で、目先の変化もできると思ってます。オキアミだって、逆エビがために刺すやり方とか、尾先側からエビの丸まった姿に沿って刺す順刺しとか、少なくとも5つぐらいの刺し方があるわけですから、彼らの目先を変えられるんじゃないかってことなんですね。生きているエサ、例えば一番たくさん使われているシラサエビなんかでも、生きたエビの動き方をサシエサの角度や針先の位置とかで、色々なバージョンが可能になるんです。落とし方だってそうですね。「はじめ、ちょろちょろ、なかぱっぱ」なんてこと昔から言われますが、これ、おコメの美味しい炊き方なんですけど、釣り堀の世界ではここは「はじめ、じゃんじゃん、なかちょろちょろ、あとはしずかにおちつかせ、しばらく寝かせつけたらまた起こし・・」となります。つまりエサを落としこんでいく過程を説明してるのですが、最初は落とすスピードは速くてもかまわない。もちろん、よっぽど食い気がたっていて、魚がうわずっているのなら別なんだけど・・。3〜4メートルほどの水深になってくると、その下層で上目使いに落ちてくるエサを興味深げに見ている魚のこと考えて、美味そうに演出しながら落としこんでいくってこと必要になってくる。いわゆるサシエサ先行。チヌ釣りの技法「段落とし」「キザミを入れる」なんかがモノ言うてくるし、ここ大事なとこやわな。どうしても喰わないときの秘術、あるんさな。大き目のシラサエビを釣り堀の網につかまらせるってやり方。だんごを網にへばらせるってやり方なんかは案外、効果があったりするからな、いっぺんやってみたらどうかな。 釣り方だって、方法は色々、それこそ無限大にあるんだよ。針がかりの良い針って、大きさもあるけどマダイを1回かけたら、その都度、針先を確かめて見る習慣が必要だね。それと合わせのところ、例えば握りの角度を少し変えてやるだけであんがい針がかりするものなんだな。竿先を軽くあおりながら、手元側の竿軸を左側にひねってやる。これ、コツだな。 どうもおつかれさまでした。 ありゃあ〜っ。
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