このページは、日本中の自然を愛して止まない、釣りを愛する皆さまのためのものです。

この釣堀り日記は、毎月毎に1回、定期的に更新しているもので、今回は定例研修会の内容です。

第9回目研修:平成19年8月16日(木)   大飛躍 開眼編


ターゲットをどうするか?その1
釣り堀での対象魚は、ほとんどがマダイであり、そしてもう一つの新分野は青物と言われているブリです。
青物を釣りの対象魚として望む場合に、持っていく餌は生きたアジが主流のようです。青物と呼ばれる魚で、カンパチやシマアジなども放流されていたりしますが、生きアジやイワシ、金魚をエサとして使った場合には釣れてくる魚のほとんどはブリでしょう。対象魚の大きさが関係しているのかも知れません。青物用のエサとして開発された、ダンゴエサもありますが、この場合にはブリの他にカンパチやシマアジも釣れてきます。シラサエビの数匹掛けで釣っていると、このカンパチやシマアジといった準青物類も釣れてきたりします。そしてシラサエビの場合にはマダイやイサギ、グレなどの魚も釣れてきて、いわばシラサエビは万能の釣りエサと言えるでしょう。万能エサといえば、オキアミがその代表格で、船釣りや磯釣りで使われているエサのほとんどはオキアミだと思われます。
しかし問題なのは、たとえ万能の釣りエサであったとしても、「その当日」の万能になるかといえば、そうではないこともあって、結局のところは「その当日」の「当たりエサ」を想定して、あれもこれもと多くの種類のエサを用意していくことになるというのが実状のようです。


ターゲットをどうするか?その2
寒ブリならともかく、うだるような暑さの中で青物のブリを釣ってみたとしても食する段として考えてみるとどうなんでしょう。半分、死んでいる青物が貸し出しのスカリの中で腹を上にしている釣り堀の現状。力任せにブリあげて、豪快さを楽しむ、鮮度保持よりも、数を釣り上げるというゲーム感覚を優先したフィッシングゲームなのではと思ったりするのです。それとも美味しい料理法を私が知らないだけなのでしょうかねえ。
対象魚を決めることと、エサを準備することとは多いに関係していると自分は思っているのですが、その要因の一つに量とお金があります。グループでの釣行をされる方々なら、グループ全体として沢山の種類のエサを準備できます。多くの種類のエサを購入したとしてもグループの参加人数で割ってみれば金銭的はそれほど負担にもならないはずだと思われますし、何よりも「その当日」の「当たりエサ」に出会える確率がグ〜ンと大幅に跳ね上がることでしょう。


たーげっとをどうするか?その3
力任せにブリあげたブリを、ドサンと灼熱の太陽でチンチンに焼けている桟橋にたたきつける。
大やけどを負って半死半生のブリちゃんを、せまくるしい檻の中にブリ込める。
少しでも酸素が豊富で、海水温度がブリあがっていない下層に潜り込もうとしても狭苦しくて、暑苦しい檻の中では満足に息もできませんと訴えるだけが今の私にはできるだけ。
これはマズイ。
食してもこれはマズイ。
何のための釣りなのか、まずはよく考えてみませんか?


マダイ用の特効えさ

エサ吉に寄って、大き目のシラサエビを買った。
その後、なにやら変わったエサを見つけた。聞くと、「カンボジアのミミズ」なのだとか。
ミミズ研究者の私としては、ここは見て見ぬふりをするわけにはいかなくなってしまい、800円なりの別途の出費を余儀なくされてしまったわけ。
パック内には6匹ほどの巨大なミミズ、というよりは巨大なゴカイと言ったほうが分かりやすい説明になるかも知れません。そしてこのミミズ、何とも動き方が猛烈である。
店員さんの説明では、3cmほどに切ってマダイ用に使うのだとか・・・。すると爆釣モードに・・・。

ところで、よくよくこのゴカイ、いやこの巨大ミミズ、どこかで見たような気がすると思っていたが、ミミズの項でも紹介しているエレファントアースワームではないのだろうかしらん。

切るにきれず、使うに使えず・・・。

  


本日の釣果はマダイ、シマアジ、ソイの3種のみでした。

これまで磯釣りに釣行していた際には、グレやイサギが定番でした。それらの魚は、釣り上げたと同時に絞めて血抜きをしたあと、海水と同量の氷の中に入れて家まで持ち帰ります。それ故に、とてもおいしく食べられます。

海上釣り堀でも、釣った魚をおいしく食べられるような楽しみ方はある筈です。
イサギやグレといった食べて美味しい魚は、放流量は少ないはずですが確かに生簀内で泳いでいます。そしてイサギを専門のターゲットにして楽しまれている方も見かけます。

磯釣りのテクニックをもういちど思い出しながら、釣りにくいグレやイサギを狙ってみたいと思います。
以下に、そのテクニックアイデアを思いつくまま列記してみましょう。
・シンプルな仕掛けに徹する。
・ハリスの号数をさげて、細糸仕様とする。
・錘負荷をさげて、軽い仕掛けにする。
・青物がかかってしまった場合でも、何とか持ちこたえられる程度の強度を併せ持つ仕様にする。
・違和感を感じさせないサシエサとして演出する。
・群れで行動するので全層と全域を探れるような釣り具仕様、仕掛けにする。
・これらのアイデアを総合的に満たすような仕掛けと釣り方をスケッチして見る。
・スケッチしたもので実際に試釣して、改善を繰り返しながらより使いやすい仕様にしていく。



数多くの名手に会える、2007年 ウキ釣り仕掛け ハンドブックが参考になるでしょう。
これまで幾多のビッグトーナメントを制した超一流の名手たち、47師が結集しての秘技公開集!
                             TOUENMOOK No、39 桃園書房 1,200円

その基本は、ウキ止めをつけずにサシエサを先行させながらゆっくりと沈ませていく釣法であり、ここに登場するすべての名手がいわゆる「スルスル釣法」をグレ釣りの出発点としているのである。
この釣法は、完全フカセ、全層探り釣りが基本。

・魚の当たりの出るタナは刻一刻と変化する。
・上層から下層までを幅広く探ることができる。
・中通しウキは扱いやすく、多用されている。
・中通しウキとハリスとの結合は直結とし、より戻しなどの部材は使わないシンプルな仕掛けにする。
・環付きウキは、軽い仕掛けであっても、名師たちが多用する中通しウキよりもエサ落ちがよい。
・環付きウキのほうが、中通しウキよりも魚の食い込みがよい。
・環付きウキは、滑車の原理と同じように理論的には力を半減できる。
・中通しウキの浮力をゼロにしても、ウキ自体の表面張力や流れの抵抗により実際での抵抗はゼロにはできない。
・環付きウキは、道糸を張ったときにウキが沈むので、誘いを頻繁にかけても狙うポイントからずれにくい。


練りエサ(とクッション材)の重みで、仕掛け全体が直線状あるいは半月状になってゆっくりと沈んでいくような竿捌きを繰り返し、上層から中層そして最終的には下層までをくまなく探っていく釣法。

仕掛けは常に張り気味が決めて。

リールスプールを開けながら、左手でラインの送り出しをスムーズに調整し、右手でも竿先に小刻みなアクションを加えながら探っていく釣法。

浅いタナでの魚の当たりは、ラインの動きで判断し、深いタナでの当たりは竿先で感じ取る釣法。

次回もがんばります。 
 ご意見などメールください。

 
      

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