「たっちゃんは、もうスピニングリールのつかいかたなんか、どうだ?」
「そんなもん、もうぜったいにかんぺきだよ。」
「じゃあ、ぼくもかんぺきにしとこっ!」
「しょうちゃんは、最初の糸のむすびかたからして、どうだった?」
「うん、・・・。それは・・・。もうバッチリだよ〜ん。」
「あの、おもりといとのむすびかたって、なんかこんがらがって・・」
「先生はさすがに、うまいんだよね。めをふさいでてもできるしさ。」
「そうそう、手がかってに動くようにならないと、だってさ。」
「じゃあ、ぼくは少しだけ完ぺきにしとこうかなあ」
「そんじゃあ、ぼくはちょっとだけのかんぺきにしよっと」
「ねえねえ、このつりのどうぐ、みた?」
「うん・・・・・。みた。」「さすがに先生はすごいよなあ。1メートルの魚もつったって!」
「先生なら、くじらだって釣ろうと思えば釣っちゃうよなあ」
「よおし、たっちゃんも大物を釣るぞお!!」
「あははは、自分を釣ってどうすんだよ。」「みてないで、そのあみですくってよね。」
「あれれれ、もう結び方を忘れちゃったよ。・・・。」
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大きな口! |
「おなかもいっぱいになったし、いよいよ魚にちょうせんだ」
「ぼく、前に、このキャノワームっていうの、みたことあるよ。」
「いっぱいミミズが中に入ってるんだね。うじゃうじゃと!」
「このみみずはシマミミズなんだってさ。」
「ふ〜ん。」
解説:
この中には畑から収穫された野菜の末成物等が投入されています。季節によってはカボチャ(下の黄色い部分)やスイカ、キューリ、トマト、キャベツの葉っぱ、、、、です。でも一番多く入れられているものは、スズメノカタビラとかハコベラとかいった雑草類です。
水分の少ない雑草類の影響なのかは判然とはしませんが、不思議とウジ類の発生を見ません。
ミミズのフンから形成される土をよくご覧になってください。
まったく、丸い形のままの状態の集合体で土になっているのがお分りいただけると思います。
スズメノテッポウは多分、シマミミズの住まいの環境エコ商品のはずです。
平成8年9月関野様から導入 |
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ある人は言いました。
「昔から、この池にはそれはそれは恐ろしいオバケウオという魚がすみついておるそうな」
「そのオバケウオと呼ばれておる魚は1メートルをはるかにこえる、とてつもなく大きな黄金色をしたコイなのだそうな」
解説:
さあ、今回のメーンイベントの「さかなつり」の始まりです。
あたりの様子からして何かしら、とてつもなくでっかい出来事がおこりそうな予感さえして来ました。 やがて
水面には不思議なポツポツの小さな泡がいくつも・・・・。
それが、ボコっと大きな「渦巻状」の泡に変わった、
その時です!
「うわあああ、なんだなんだ!すすす、すごい引きだよお!」
「ど、どどどどうしたんだよ!」
「ああああわあわあああ、ものすごい引き!」
「どどどど、どうしょう!先生!」
「さおをたてろ!」
「だだ、だめです!さおが折れちゃうよお」
「じゃあ、タモの用意だ!」
「あああ、あああ、もも、ものすごい引きです、先生!」
解説:
たっちゃんの懸命なる釣り技?の駆使にもかかわらず、幻の黄金の鯉は水面をわずかに切った瞬間に深い池の底へと消えていったのでした。
そうです!昔からの言い伝えのあったとおり、この池には
確かに「黄金色をしたオバケウオ」は存在したのでした。
それはこの地の、おそらく有機農園の守り神様なのでしょう。この魚、「幻のオバケウオ」は幻のままの状態にしてやるのが良いのだと思いますが、ね。
話半分のほんとの今日の出来事でした。 |
「ねえねえ、ねえってば、ちょっとちょっと。」
「なんですか?」
「さっき逃がした巨大なお魚を釣り上げてからにしてよ。」
「いやたしかにあれはでかかったなあ。どでかいおおきさ!」
「だからねえ、だったら、もうちょっとだけまっててください。」
「お母さんと2時には図書館に戻るという約束をしてあるから、もう時間がないんだよな。わかる?」
「だってさあ、もう少しでぜったいにもう今度は釣り上げてみせるからさあ。今度はぜったいに釣り上げるからさ。絶対に!」
解説:
この後のてっちゃんのネバリというか、執念?はすごいものがありました。執着心の塊のお手本!でした。
時間のことなどまったく無視!
ただただ、逃がした幻のお魚に対する執着心だけが・・・・。
ただ一言だけで言うと
「先生はまいりましたです。降参!恐れ入りましたです!」 |