嬉野自然観察会 第12回行動記録
平成12年7月9日
ツバメのフンの観察をしました。
このフンは手にとって触ってみると、以外に乾燥していましたネ。
臭いもなかったです。先月の行動記録にツバメのことが載っています。

もっと詳しく知りたいなあと思われた方は本で調べたり、自分の目で観察をしてみてください。
嬉野町ではあまりツバメの姿を見なくなりましたが、山のほうへ行くと数も多く見かけますよ。
コシ赤ツバメといって、トックリのような形をした巣が大台警察署前のガソリンスタンドで見られました。宮川村に行くとさらに多くのツバメさんが見られますよ。

道路沿いに建っている人家の軒先に、ズラッ〜と巣が見られます。

それだけ自然が残っているということと、もう一つは核家族の生活をしているという表われですよネ。


※ ツバメは人の往来がたくさんあるのを観察して、その家に巣をつくりはじめます。ガソリンスタンドや繁盛しているお店に巣がかけられるのは、その表れです。共働きなどで昼間には不在になる家には巣作りを決してしないのです。
最近では、建築材料が変化してきて、巣作りのための泥つけができず、せっかく運んできた泥は滑り落ちてしまうので、これもツバメさんの悩みの種となっています。

カエルの観察もしました。
オタマジャクシはモリアオガエルです。ここに来る前に見たオタマジャクシはヤマアカガエルです。有機農法の溜池で、両手・両足があってシッポもついていたのがヤマアカガエルのオタマジャクシが成長した姿です。

あのカエルは少し変わっていて、
2月に卵を産みます。
そして親は再び山に寝に帰っていきます。
春になって
2回目の産卵をします。
どうしてこんな、行動をするのかというと考えられるのは「危険分散」ではないでしょうか。
そして、ここにいるのはモリアオガエルのオタマジャクシです。

このカエルは地区によっては特別保護の対象になっています。
三重県では今、和メダカの生存分布調査を行なっています。
これは誰もが参加することが出来ます。
というよりはむしろ、みんながメダカ調査に参加をすることが望まれることなのです。

和メダカは正確に言うと遺伝子の違いで、そのメダカの生息していた場所が特定できるのです。
東京の、ある河川にメダカが戻ってきたと話題になったことがあったのですが、よく調べてみたら遺伝子の並びの違いで他県のメダカが放たれた・・・という珍現象もありました。

この移植の是非はともかく、もっと身近な環境で、生き物たちの復活を願いたいものです。

話題があちらこちらに飛んで申し訳ないのですが、先日、伊勢市で行なわれたルネッサンス講座に参加をしてきました。
テーマは「川の雑魚(ざこ)を語ろう(水辺を見ると、心が騒ぐあなたへ)」というもので、結構面白かったですよ。
伊勢湾とネコギギ、アユを食べるアユカケ、雑魚の話は楽しかったです。

「もんどり」という魚を捕る方法のコツも教わりました。水生生物と水との関係も興味がありました。

ホタルの幼虫はカワニナを食べて大きくなりますが、このカワニナやモノアラガイがいるところの水はきれいな水です。
ところがサカマキガイやトンボのヤゴがいる川の水は汚れた水だというお話です。

今朝の円座の時の話に、朝顔のツルは左巻きか右巻きかというのがありましたネ。
しかしこれを決めるには「ある基準」が必要となりますよね。
たとえばツルを下側から見た場合とかですが・・・・・。
植物の世界では、この定義が定まっていないので、本により異なっていて混乱しているようですが、動物の世界では明確になっているようです。
ですからサカマキガイというのは逆さまに巻いている貝なのです。

カラが左巻きの方向に巻いているのは普通ではないという意味なのです。
分かりますか?ちょっとややこしいですね。

それでは貝を素直に見てください。
普通ならば貝のフタがある側を下側に見ます。
皆さんが貝の絵を書くときには、そのようにスケッチするはずです。

この姿で、渦がどの方向を向いて回っているかを見るのです。
ネジを見ると、右に回っています。
これが普通の状態で、右巻きという訳です。


この議論は、平成18年1月現在でも結論が出されていません。
以下は、私、みみずが「このきなんのき」掲示板に投稿した、議論内容です。

植物学上での定義

みみず
教えてください。
対生の内容とよく似ている疑問があります。
「右巻き」「左巻き」の定義が植物学ではよくわからず、朝顔は書籍により「右」と「左」が半々に分かれていたりします。
動物では、例えばカタツムリなら「時計回りに見られ、頭が右」ならば「右巻きのカタツムリ」というように決められています。
植物学では、なぜ、決められないのでしょう?


 KOKONOE
みみずさん、おはようございます。
前座で失礼します。
>
植物学では、なぜ、決められないのでしょう?
こういう解釈の違いはほかにもあるようですが、どこが音頭をとるか、その公機関がないということではないですかね。だから、右巻き、左巻きも二つの解釈があることは仕方のないことでしょうし、たまたま右か左かの問題だから二つですが、他の種のことで三つになるとまた複雑になる、ということになると思います。決めた学者は研究結果の発表でしょうから、権威が邪魔してなかなか変更しにくいというのもあるのでしょうね。一番いいのは、右巻き、左巻きを言い出した学者がじゃんけんぽんして決めればスキッといくような気もしますね。そんな程度の問題のような気がしますが、叱られますかね。(^^;)
私もふたつの解釈について所長さんにお尋ねしたことがあります。所長さんは、「要はみんながわかりやすい解釈であればいいのではないか」という助言をいただきました。あっそうだ!と思い、それから画像のように巻き方を整理しています。

「このきなんのき」の先輩たちは、私の理解違いでなかったらですが、画像のような解釈で指導されているようですよ。
植物学にお詳しい先輩のご意見を待ちましょう。


 真ちゃん
KOKONOE
さん、 おはようございます。
フジも、種類によって右巻き、左巻きがあるのですねφ(._. )
興味を持って 手持ちの図鑑を開いてみました。
ところが アレアレッ、
それには『フジは右巻き、ヤマフジは左巻き…』と書いてあります。
(図鑑は、山と渓谷社の『日本の樹木』)
KOKONOE
さんと、反対なので分からなくなってしまいました。
???
状態です〜


 KOKONOE
真ちゃんさん、おはようございます。
私の手持ちの図鑑「山渓ハンディ図鑑『樹に咲く花』山と渓谷社」には、フジは左巻き、ヤマフジは右巻き・・と書いてありますね。
同じ出版社でも違うのですね。??・・・
ご参考までに、真ちゃんさんの見られた図鑑と同じ立場をとっているのは、
・新訂原色樹木大図鑑(北隆館)
・原色日本植物図鑑(保育社)、ただし、巻いてある図が載っていないのでどっちだか・・・
一方、私の画像と同じなのは、
・写真でみる植物用語(全国農村教育協会)
私は「葉で見わける樹木」と「山渓ハンディ図鑑『樹に咲く花』は座右の書なので、それに従っています。


 sige

こんにちは。以前にこの問題は何回か提起されていますが、小生はその一人ですので、そのとき教わったことを述べてみます。
真ちゃんさんの疑問はまさに二通りある例ですね。
昔からの植物学では左巻きは、巻いている軸を左側にみるように巻いて行くことです。それに対して、kokonoeさんのフジのように、左上に進んで巻くのを左巻きと言っています。最近はこの図鑑が多いらしいです。国際的にもそうらしいです。
それで、所長さんは、わかりやすくする意味で、左巻きを
左上の方に伸びるのを左巻きとする表現を提唱されていました。
小生は以前植物学の定義を使っていましたが、この掲示板で教わってからそれ(後者)に転向しました(笑い)。


 sige

補足です。巻き方向を言う場合は、単に左巻き右巻きというのではなく ”左上の方に伸びる” と表現することです。所長さんの提唱。



 Cafe_Botanica

実際に図鑑でも混乱してましたから迷うのも無理はないですよね。
僕も長いこと混乱してましたが、KOKONOEさんの写真のような解釈で納得することにしました。
混乱してた時の僕の覚え方は「右手を前に出し親指を立てる」こと。
すると伸びる方向(上方向)に親指が伸び、ツルが巻く方向(左から右)に指が伸びるので、そういうように右手と同じ巻き方をしているのが右巻き。
逆が左巻き、でした。


 亜阿相界

みみずさん、みなさんこんにちわ。
確定した法則はないんですかね。
小生も右巻き・左巻きを教えていただいた先生からは、Cafe_Botanicaさんと同じようにして習いました。
「ヒッチハイク的に親指を立てた状態でこぶしを作り、その状態で小指を伸ばす。小指の方から入ってきて、立てた親指の方向に抜ける。それが左手なら左巻き、右手なら右巻き。」
この伝でフジは右巻き、ヤマフジは左巻き、と覚えました。


 みみず

KOKONOEさまの画像が、こうした背景の説明には分かりやすいですよね。いつもながら、さわやかなるご説明を感謝。
私は月例自然観察会を主催していますが、このような説明は「クドクド」とはヤメようかと思いましたね。(笑)
要するに参加者は学者でもなければ、研究家でもない(多分)でしょうから、現象をそのままに、こういった動き方もあるんだな、ってことの確認を経験してもらえたら、それだけで嬉しいですよネ。


 竹正

ミミズさん今晩は!!!
右巻き,左巻きの件、以前から私も疑問でした、私が解決したのは見る方法でした、根のほう(植物の進む方向)から見て「左巻きか、右巻きか」また、人間が観察するのは、ツルの上から見て、「左巻きか、右巻きか」ということでした、私は植物の進む方向を採用(賛成)したいと思います。
 本の名前輪忘れたのですが、最近発売された本で、ツルの、「左巻きか、右巻きか」の解説がありました。そこでは、人間が○手の曲げた方向が○巻きとなっていました。先生方のご教授をお待ちしています。


 えびづる

ロープの「より」はよじれが「/」向きをZ(ゼット)より、「\」向きをS(エス)よりと呼びます。これならどの向きから見ても間違いがなくて植物にも使うといいと思っているのですが。


 ぶらいあん 1/20() 21:16
みなさん、こんばんはです(^^)。すっごい盛り上がってますね!
告白すると、僕はこの手の話題を観察会なんかで聞くと「言葉なんてどうでもいいよ、、、両方の向きの巻き方があるってことが分れば」って思って、あまり真剣に聞いたことがありませんでした(^^;。ただ、それが分類の決め手になる植物では確かに困っちゃいますよね。
えびづるさんご教示の、ロープの縁り方の表現、それ、いいですねえ! 確かに間違いようがなくて素敵です!(^^)。いたずらに右巻き、左巻きなんて混乱する言葉より、こういう表現が学術用語に認められたらいいのになあ、、、。


 sige
盛り上がっていて水を差すようですが、当初のお尋ねは、単に何故統一できないかでしたね。答えはすでにkokonoeさんが述べられていますが。(私もそれは承知していた)


 K-ichi
右ネジが右巻き、じゃダメ?


 このきなんのき所長
ロープのより方にはそんな呼び名があるのですね! 見たままを明快に表しており、すごく分かりやすいと思います。すると、右上に伸びる巻き方を「Z巻き」、左上に伸びる巻き方を「S巻き」と呼べばよいでしょうか(^^) 個人的にはこの表現が今のところ一番いいと思います。
以前から「右巻き」「左巻き」の議論は何度かありますが、そもそも私は、回転の向きを「右」か「左」かで表そうとするのが無理があると思っています。「時計の針は何回り?」と問われれば、「時計回り」って答えればいいと思うんですね。これを「右回り」と表現することもあるようですが、見方によっては左回りにも見えるわけで、何らかの主観が入らないと右か左かは言い切れないはずです。・・・ということで、私は右巻き、左巻き、という言葉は使いません(^_^;)


 wolf boy

皆さんと本質は同じなのですが私は実際に樹に腕を巻き付けて比べます。
右腕で巻いたときと同じになったら右巻き、左腕で巻いたときと同じになったら左巻き。
ちょっと力を入れてみて下さい、腕が巻いていきます・・腕の骨の構造がそうなっているようです。
巻き付けられない太い幹は近くにある棒を拾って代用です。空でもイメージできればOKです。
「Z巻き」「S巻き」大賛成です。でも書籍もそう書いてくれるようになるまで待っていられないのが残念です。所長さんの「右上に伸びる巻き方、左上に伸びる巻き方」が覚えやすいと思いました。
でも、野外でツルを見ても今まで活用する場面は私にはなかったです。


 えびづる
ゼット巻きとS巻きに共感が得られてうれしく思っています(^^)。所長さんとはまったく同意見で、そもそも相対的な位置関係(それも水平方向の)を示す右左という言葉を回転の向きに使うことに根本的な無理があるのです。
 この手の話はあまり面白くないのですが、分類上大切な「巻き」呼び方が混乱している現状はなんとかしたいものです。私も今後「右巻き・左巻き」という言葉は使いません。


 なな@二つ
「あんさん、チト左巻きやね」とニッコリ、カラカラ笑われる経験。ありますよね。

これ多分、日本人の頭髪回転向きは右巻きが多いことに由来している...右巻きっつうのは、したがって「正常ノーマル普通コモン」「変わっとらん・どこにでもある・珍に非ず」のこと。ならばヒト科ヒト属ヒト種なんかも身内にする生物界を見回し“ふつう”と見なされる多数派を右巻きと言うべきではないか…。例えば、ヤマフジとフジのいずれの個体が多い?と言う話になります。
みなさん、「右手/左手」や「右ネジ/左ネジ」その「右」又は「左」が混乱してしまう人種と言うか、変り種がいるのをご存知ですか。彼/彼女を「左巻の御仁」と片付けるのも一つながら、その方は現象を「向こう側から」や「下側から」から見ているのかも知れません。相対化と言うか、軸と言うか、見方や立地点が違うんですね。これだと、「右手を前に出し親指を立てる」、「ロープのより」も分かり辛い。「向かって右」とか「左方の上に伸びる」、「小指の方から入ってきて、立てた親指の方向に抜ける。それが左手なら左巻き、右手なら右巻き」らは具体的で優しいんですが、左右混乱症ギミ(ミギ??)の方には、それでもチンプンカンプンに聞こえるんじゃないか...。早い話、短長いろいろ諸説をお伺いすればするほど、「ワテきっと左巻きなんや、ワカラヘン」(;_;)(>_<)てな塩梅になります。
依って小生は、軸足がチャンヤから「一番いいのは、右巻き、左巻きを言い出した学者がじゃんけんぽんして決めればスキッといく」に大共感です。かつて欧州(中米のメキシコも)土地財産を巡って、幾多の大戦乱があり、殆ど関係の無い職工農民が動員され、互いに大量虐殺しあいました。罪無き兵士たちの呟き、、、「やつら王侯だけがリングに上がり殴り合いすりゃーええ」
「当初のお尋ねは、単に何故統一できないかでしたね」日本で統一されてないと言うこと? キリスト教先進諸国に関する限り、統一決定事項でないんでしょうが、ある表現で誤解が排除されています。インターナショナルだろうと小生は思い、以前の話でも書きました。ですが、皆さんに馴染まれないようですね。ゴルフやラグビーはヤードを用い伝統から逃げられませんが、日本人(生物業界)も「右巻き」「左巻き」発想に縛られ、自由な飛翔ができんのかなー、そうフットと思うたりします。それとも鏡の左右世界に匹敵するような不思議な巻き現象に、つい真面目に取っ組んでしまう国民性なのかしらむ...
そんなことですから、ジャンケンポン学会の開催をやっぱり期待したほうが良いのかもしれませんよ。右や左の旦那様に当たる本書き先生方に責任かぶせるのも気の毒ですけれどm(_ _)m


 なな@二つ
ポカ忘れしました。↓誤解を避ける表現とは
時計針進行方向とその逆。これだけです。肝要点は、「左と右」語彙は使わない! ←えびづるさんに諸手をあげて賛同で御座います。時計針の進む方向はイヌイットでもニューヨーカーでも、なんびとであろうとも、自明中の自明。巻きつかれる幹の(上からの)切断面をみて、巻き付く木(≒針)の伸びる向きが進行方向か逆方向か、と言う判断なんですね。
1/20(
) 09:48KOKONOEさん画像例(漢字表現例+英語彙例):
ヤマフジ→反対時計回り/時計逆向 counterclockwise
フジ→時計回り/時計向 clockwise
ついでにシラフジ→ヤマフジと同じですが、シナフジは小生知りません(近くにあるのに(°_)
参考図はばっさり横切りしますと、反時計回りがお分かりいただけます。
[なお、上の英語彙の和訳に再び右と左が出てくる場合があるでしょうが、同じ問題ですから、その和訳を採らないようにお薦めします]


 KOKONOE
こんばんは。
「定義や用法等」云々については勉強させてもらうことにして、
「呼び方」ですが、
いい案がたくさん出ていますが、やはり思うのは、小学生でもわかる「呼び方」が一番いいように思うんですよ。
右とか左は物心ついたときから馴染んでいますよね。それを生かすことと、所長さんの書き込みでヒントを得たのでが、
私の画像で言うなら、
左の画像を「右上へ」右の画像を「左上へ」としたら、混乱しますかねぇ。?そして、そのあとに続ける文章は「巻いている」とか「巻く」とかを好みに応じてつければ・・・
それから、ぶらいあんさんのおっしゃる、
>
学術用語に認められたらいいのになあ、、、
大賛成です。(^。^)

 りんどう
みなさん、こんばんは
この投稿があるまでは、右巻き、左巻きには混乱があり、相手が反対の巻きに理解してしまうことを知りませんでした。感謝です!

>ロープの「より」はよじれが「/」向きをZ(ゼット)より、「\」向きをS(エス)よりと呼ぶことから、「Z巻き」、「S巻き」ということにしている。

>左の画像を「右上へ」、右の画像を「左上へ」としたら、混乱しますかねえ?
そして、そのあとに続ける文章は「巻いている」とか「巻く」とかを好みに応じてつければ・・・。

ゼットやエス、時計回り、反対時計回りというと、間違いはないのですが、頭の回転が鈍い私は、頭の中をもう一ひねりして考えなければなりません。

巻き方(巻く向き)が、右カッコ『)』、左『(』なら分かりやすいかな、と自分なりに思ってみました。(笑)


ひとくちテスト
アサガオのつるは何かに巻きついて大きくなっていきますが、右巻きでしょうか?

答え
「定義が確立されていないから分からない。」

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