本の紹介![]()
おすすめな本を紹介します。

藤原悪魔
藤原 新也 作
文藝春秋
| この本は僕のホームページに来てくれた人が紹介してくれた本です。僕は藤原新也さんを全く知らなかったんですけどちょっと興味をもったので読んでみました。 この本はエッセイ集で旅での出来事や社会現象に対する考えなんかが藤原さんの独自の視座で書いてあります。題名になっている『藤原悪魔』とは、ちょっと前に話題になった『悪魔ちゃん』のことを書いた一節のタイトルです。子供の名前に『悪魔』とつけて問題になったやつです。覚えてるかな? ここには名前は人間の自己陶酔であり唯我独尊的な考え方の表れであると書いてあります。(たぶん^^;)僕はこの考え方には共感し、名前はそれほど意識する必要のないものだと思いました。(前に掲示板に書いたような気がするなぁ〜。)でも、名前を意識しすぎる社会背景を考えるとどうしても画数考えたり奇抜なのを考えたりしちゃうのは仕方ないのかなと思ったりもします。う〜む。(@_@) あと、この本の裏表紙にも書いてあるんですけど『ある野良猫の短い生涯について』という節の中に書かれた 私が病気の猫を飼いつづけたのは他人が思うように自分に慈悲心があるからではなく、その猫の存在によって自分の中に眠っている慈悲の気持ちが引き出されたからである。つまり逆に考えればその猫は自らが病むという犠牲を払って、他者に慈悲の心を与えてくれたということだ。 という文にドキッとしました。僕の考えたことのない考え。とても新鮮でした。新しい見方を教えてもらいました。嬉しかったです。 いくら薦められたからといって、どこか惹かれる所がなければ僕はこの本を買わなかったと思います。でも、本の裏表紙に書かれたこの文と猫の写真は僕の心を一気に惹きつけました。そして迷わず買いました。この本を読んでホントよかったです。 とにかく面白いです!そして考えさせられる所もあります。写真家だけあって写真もいい感じです。 最後に、この本を紹介してくれたユメ吉さん、ありがとう!! |
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星の王子さま
サン=テグジュペリ 作
内藤 濯 訳
岩波書店
| メチャクチャ有名だと思うけど、僕は最近はじめて読みました。 本屋さんであちこち見ていると「今回はじめて作者の生前に出た唯一の版である1943年の米国オリジナル版そのままの『星の王子さま』を出版できた。」と帯に書かれていたのでつい買ってしまいました。^^ 『郷愁』 『純粋な皮肉』 この二つを僕は感じました。 読み、そして感じてみてください。いい本ですよ。 |
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自然農法 わら一本の革命
福岡 正信
春秋出版社
この本の著者の福岡さんは、自然農業(有機農業ではない!)を50年以上実践し「無為自然」「人為無用」「人知無用」などの考えを持っている哲学者だと思う。 ”1988年に「アジアのノーベル賞」といわれているマグサイサイ賞を受賞。1997年に、地球環境保全に継続的な貢献をした人を対象とした第一回アース・カンシル賞の日本人受賞者4人のうちの1人に選ばれた。この本も、二十数カ国に翻訳されている。この自然農業を、「砂漠化」を防ぐ切り札という人もいる。”(1999.10.11.毎日新聞より抜粋) 僕は土木工学科の学生なので河川や道路周辺の緑化に使えないかと考えているが、自然農業の考えは社会を変える可能性を秘めていると思う。 |
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<自然>を生きる
福岡 正信
金光 寿郎(聞き手)
春秋出版社
基本的には「自然農業 わら一本の革命」と同じことが書いてあると思う。(上記参照)でも、この本のほうが対話形式になっているので読みやすく理解しやすい! |
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沈黙の春
レイチェル・カーソン
青樹 簗一 訳
新潮社
この本は環境問題を考える人に知らない人はいないぐらい有名な本だ。 レイチェルさんは1907年にアメリカの緑豊かペンシルバニア州西部に生まれ、ペンシルバニア女子大学を卒業し、ジョンズ・ホプキンス大学の大学院で動物学を専攻した。25歳で学位を得て、アメリカ合州国漁業局につとめる。その頃から、海洋生物に関するエッセイを書きはじめた。海についての科学的な読み物「われらをめぐる海」はベストセラーにもなり、彼女はまれに見る文学的な才能をもつ自然科学者とたたえられた。 「沈黙の春」の発表と同時に、レイチェルカーソンは時の人となった。政府の奨励していたDDTなどの殺虫剤を批判したからだ。この時代、殺虫剤は無害だとされていた。それを批判した彼女は、化学薬品会社などから強い圧力(脅し)をかけられたりした。それでも彼女は次世代のためを思い屈しなかった。 彼女は政府に対しても働きかけ、「沈黙の春」の基本的な主張は支持されるようになる。この本のデータに化学薬品会社の言うような間違いがあるかどうかは分らないが、自然環境と人の関係に対する新しい考え方(自然と人の共生、生態系のバランス)、それに対する議論はこれからの社会を考える上で大きな意義があったと思う。 アメリカでは、春がきても自然は黙りこくっている。そんな町や村がいっぱいある。いったいなぜなのか。そのわけを知りたいと思うものは、先を読まれよ。 |
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センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン
上遠 恵子 訳
新潮社
レイチェル・カーソンの遺作であるこの本には、「沈黙の春」とは別のメッセージが込められている。それは、子供たちに自然をどのように感じとらせたらよいか悩む人々へのおだやかで説得力のあるメッセージだ。 彼女は「沈黙の春」を書き終えたとき、自分に残された時間がそれほど残されていないことを知っていた。そして、最後の仕事として本書「センス・オブ・ワンダー」に手を加えはじめた。この作品は、1956年”ウーマンズ・ホーム・コンパニオン”という雑誌に「あなたの子供に驚異の目をみはらせよう」と題して掲載された。彼女はそれをふくらませて単行本としての出版を考えていた。 この本はレイチェルと姪の息子のロジャーがいっしょに海辺や森の中を探検し、星空や夜の海をながめた経験をもとに書かれた作品だ。 彼女の漁業局時代の同僚シャーリー・ブリッグスはテレビ番組でこう語っていた。「彼女は”沈黙の春”を書くことを本当の意味で楽しんでいなかったと思う、海や水辺のことを書いていたときのほうが楽しそうだった。」 僕はこの本を読んで「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を生涯なくしたくないと思った。 |