影は知らぬか


独りで解決します・・というあなた

側にいると揺れつつ想う・・私がひとり

あなたにとって私は影という身であればよい

嬉しくもありはかなくもあり


耐えることに耐えられない私がいる

とはいえ何もできない身であれば

湧き出ることばをせめてそれが空回り

身に振り返ろうと吐くしかない


互いに自らを動けぬようにして

壁を挟んで相手を気遣うことだけに

こころすり減らしやつれつつ

明日をみつめるだけなのか


それもいいのだ今はいいのだ

空回りするよりか底に溜まれば

ひとつになれるのだから

それでもなお天空を見れるのだから


こころを伝えることさえ疑いはじめる

お前は何をしているのだと

こころで何ができるのだと

すればするほどに罪なのに


お前はすることの意味を自覚していない

裸になるのもすることだから

ただ影となるしか

生きれない身だから


ー  彰   作  ー



君が悩めるその姿に

悩ませしものは我と知る

愛しくも包まれたくもある君に

飛び込めぬ我に強さと弱さを知る


愛しき君を影と思えど

思えぬ辛さ君は知らぬか

幻影となりて消え行く不安

君は知らぬか


ぬくもり知りたき我が心

君に触れたきその心

知らぬが仏と

思いしか


互いの負担を少しだに

軽減したき我はまた

君の重荷に

変わるのか


ー 冬子  作  ー








                
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