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Vol.2
「半農半X」を考える上での有益なヒント・資料などを紹介してきます。掲載内容の脚注も兼ねています

資料集2

シュタイナーの世界
『有機農業の可能性』
本野一郎著・新泉社(1993年)
ルソーの理想的人間像
ルソー「エミール」
 
普遍的な価値へ〜『夢の力』 大宅憲一著・プレジデント社(1993年)
お気に入りの彼女の畑を見にゆく
アロカイヴァ族
『文化経済学への招待-人はどう生きてきたか』(山内昶・ちくま書房より)
『庭からの贈り物』
ジュディス・ハンデルスマン
原題Growing Myself 〜 A Spritual Journey through Gardening
南野茉莉訳・講談社・1997より)

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シュタイナーの世界●ルドルフ・シュタイナー
『有機農業の可能性』(本野一郎著・新泉社・1993年より)

「グロウ氏は12年ほどドイツでバイオダイナミック農業をCSA運動(コミュニティを支える農業運動)として実践し、8年前から東部アメリカでCSAの普及に務めてこられ、自分でも農場をやっている。・・・(中略)・・・グロウ氏の話から、彼はシュタイナーの直系の弟子だとわかった。彼はバイオダイナミック農業の3つの原則、10のステップということを述べている。

3つの原則とは『働きすぎるな』『物を買いすぎるな』『精神から出発せよ』というもので、農業は労働と工芸と芸術から成り立っているもので、自然の理解・観察に時間をさかないとダメだし、お金から問題を立てるのではなく、自分の哲学から問題を立てるべきで、そのためには、投資を最小限に抑えておく必要があるという。

10のステップは、『いっさいの化学物質を排除する』からはじまって、『家畜を飼うこと』『そのエサは有機農産物であること』『輪作混作をおこなうこと』『腐植の循環を理解すること』『微生物の活性化によりシリカの循環を強化すること』などをとおして、『土と植物と動物の調和あるバランスを作り上げること』としている。

つぎに、病害虫、雑草にたいしては、まず『周囲の環境、とりわけ森林・防風林・湿地・小川などの存在』を強調している。それを大前提にして『畑のなかの多様な植物の輪作、混作などによる病害虫の生物学的コントロール』が効果をあらわすという。

そして、最後のステップは『月・太陽・宇宙のリズムに注意を払う』こと、というシュタイナーの世界にたどりつく。」

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ルソーの理想的人間像●ルソー「エミール」

「農夫のように耕し、哲人のように思索する」

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普遍的な価値へ〜『夢の力』●大宅憲一
(プレジデント社・1993より)

すべての植物には、その個体の成長を促す「成長点」というものがある。葉や茎や根の先端で細胞分裂を繰り返しながら、植物は成長していくのである。環境からエネルギーを吸収しながら成長を続けている植物に、ある日成長の止まる、いや突然、植物が成長をやめる日がやってくる。それは、すべてのエネルギーを自らの成長のためにのみ使っていた植物が、種の存続、すなわち次世代のためにエネルギーを使うように変貌する瞬間である。つまりその瞬間とは、植物が「自らの成長」という個別的な価値から「種の存続」という普遍的な価値への「価値転換を図るとき」ともいえよう。まさしく「期を画する」瞬間なのだ。

そして、そのときに咲くのが「花」である。

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お気に入りの彼女の畑を見にゆく●アロカイヴァ族
『文化経済学への招待-人はどう生きてきたか』(山内昶・ちくま書房より)

未開社会のモデルから定常と共生の原理を学び、現代の経済システムが直面する危機をのりこえる道を探る山内昶著の『文化経済学への招待‐人はどう生きてきたか』(ちくま書房)に示唆に富んだ話が載っていた。

ニューギニアのオロカイヴァ族では、少女は結婚する前に相手の少年の菜園を見にゆき、マライタ島のアレアレでは少年が少女の菜園を見にゆく、といわれている。「ある人の菜園から彼ないし彼女の性格を読み取ることができる」と固く信じられていて、その可否の基準は、心のパターンを示す菜園の様式に部分的におかれるが、また菜園の規模、植物の生育度、さまざまな品種の質に大部分はおかれている」と人類学者M・シュヴィンマーはいっている。つまり、「植える者と植え育てられるものとのあいだに神秘的なきづな、交感と共鳴があり、芸術家と芸術作品との関係同様に、自己の能力や才能は、対象化され、外在化され、客体のうちに転移、体化されてはじめて社会的に確認される」という。

植物や種、畑や土、虫たち、空気や雨と心を通い合わせる人を結婚の相手に選ぶ思想は僕たちに多くのことを教えてくれる。気になる異性の畑を見にゆき、その魂に触れ、この人だと直観し、結ばれ人もやがて日本でも生まれてくるかもしれない。遠い記憶を思い出すように、未来価値を取り戻す日がくるだろう。(文・塩見直紀)

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『庭からの贈り物』●ジュディス・ハンデルスマン
(原題Growing Myself 〜 A Spritual Journey through Gardening南野茉莉訳・講談社・1997より)
20世紀のフランスの神学者シモーヌ・ヴェイユは、人に対して問いかけられる本当に意味のある質問とは、
「あなたは何をやり抜こうとしているのか」
ということだけだ、と述べている。
この言葉を読んだとき、私がいつも自問してきた問題に
心を砕いている人がここにもいたと感動した。
つまり、人は自分に与えられたものを
どのように生かしていくべきか、という問題である。
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