滋賀県立大学の周辺には水田地帯が広がり、琵琶湖、犬上川、荒神山、野田沼といった自然に囲まれています。キャンパスにも水辺や緑地があり、セグロセキレイやヨシノボリなど多くの生き物が棲んでいます。しかし、私たちは県立大学はもっとたくさんの生き物が棲める可能性を秘めていると思っています。
そこで、私たちは県立大学を循環型社会のモデルにするエコキャンパスプロジェクトの理念の下、生き物調査部会を立ち上げました。生き物調査部会では、より多様なキャンパス環境を創造するためにどうすればいいかを考え、行動するために、まず現在の県立大学の生物相を調査していくことにしました。そして、県立大学周辺の自然との比較もこの春創部される予定の「犬上探検隊(仮称)」などのサークルと連携して行っていきたいと思います。
その他、県立大学では芝生の管理に多額の費用と大量の農薬を使用しています。低コストで環境負荷の小さい芝生の管理も考えていければと思っています。そして、単に調査だけでなく、県立大学を生き物いっぱいの楽しい大学にするために様々な活動を積極的に行います。今年度末には調査結果や多様なキャンパス環境を創造するための方策をまとめたものを活動報告集として出したいと思っています。
生き物部会のメンバーは興味や得意分野が違うので、お互いが切磋琢磨し、高めあっていけたらと思います。また、まだみんな学生で生物調査に関してはほとんど初心者なので、方法を学びながら調査を進めていくことになります。その過程で生物や生態系についての知識も深まり1人1人が、人と自然の関係について考えていけたらと思います。
大学のキャンパスという人工物が渡り鳥の餌場になったり、琵琶湖から魚が上がってきて産卵したり、ホタルが見られるようになったら、素敵だと思いませんか?古くから人と自然が共存してきた琵琶湖のほとりにある、この滋賀県立大学から、これからの人と自然のあり方について全国に発信していきます。