ダイオキシンについて
 ダイオキシンはベトナム戦争に使われた枯れ葉剤に含まれ、多くのガン患者や奇形児をもたらした恐るべき物質である。そのダイオキシンが、なんと、ゴミ消却の煙突から大量に出ているのである。日本の都市部の空気はアメリカやドイツの10倍、スウェーデンの約50倍も汚染されている。

ダイオキシンとは
 ダイオキシンは、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフランの仲間の総称である。(200種類以上ある)この中でも、2,3,7,8,-TCDDがもっとも毒性が強い。それぞれ異なるダイオキシンの毒性は、この2,3,7,8-TCDDの毒性に置き換えて表現している。(TEQ)
 ダイオキシンはごく微量でも毒性が強いため、重さを表す単位として、1gの10億分の1のng(ナノグラム)や1gの一兆分の1のpg(ピコグラム)がつかわれる。


ダイオキシンが発生する原因とは
 ダイオキシンの8から9割は、ゴミ焼却施設から大気中に排出されている。(全国3800カ所で年間約15kg)ダイオキシンは、塩化ビニールなどを燃やすと発生するのである。また、すでにダイオキシンに汚染されている植物や食べ物を燃やすことによっても発生する。特に300度程度の低い温度での燃焼で発生するのである。 ほかには、化学薬品製造工場での関連薬剤の製造とその使用に関して発生したり、有機塩素化合物である各種塩化フェノール類や塩化ベンゼン類などの製造や使用により発生、塩素漂白剤の使用により発生、製鉄用電気炉からの発生などがある。

ダイオキシンによる影響
 川や、海、途上、空気などに含まれたダイオキシンは、食物連鎖によって次々と濃縮され、その頂点にいる人間に吸収される。ダイオキシンは微量でも非常に毒性が強いので、50kgの大人が1日あたり250pg以上摂取するとガンの発生や奇形児が生まれる可能性が高くなる。

 国の対策では、将来的にダイオキシンの量を今の数%に押さえる。人体にとって1日あたりの許容量としては体重1kgあたり4pgとするとしている。
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