愛媛新聞「門」欄籠正二の投書


2000年6月25日愛媛新聞「門」欄 温暖化解決法は森林育成のみ    

 五月二十三日の各紙は「気候変動に関する政府間パネル」の報告書案を報じている。地球温暖化により百年後に水不足、大洪水など暮らしや生態系に破局的現象を起こす可能性があると警告している。温暖化原因は化石燃料大量消費であることは明確化している。これを根本的に解決するには水源涵養林などの森林育成しかない
 日本も気温が今より2度上昇し六千年前と同じ気温になるのは百年もかからない.縄文期は照葉樹林や広葉樹林が卓越していた.そんな気候がまじかなら植林すべき木は今のように針葉樹ではいけない広葉樹でなければならない。そうなれば幸か不幸かにほんかく日本各地の水不足が解決するかもしない.広葉樹の落葉の堆積は山の保水力と浄化力を高くする.          
 人間が焦って造ったダムで人間の生活を潤した試しがない。コンクリートで川をせき止めて、地表水を生活水にするのは危険で時代遅れだ。昨年十一月三十日、本紙に四国の川は環境ホルモン検出値が全国で突出していると報じている。四月十三日には女性の腹水からダイオキシンが検出されたことも報じた。危険な上,ダム建設費のため水道代が今の数倍になる。建設費は一千億円以上、それで森を育てたほうがいい。漁業など多方面に役立つ。

   













 


題名教員の校内分煙の徹底

2000年8月24日愛媛新聞「門」欄 

 「たばこを吸うなら二十歳になってから」と指導する教員が多い.これを生徒は二十歳になれば喫煙が当然と勘違いしていることがおおい。そのせいか、最近は青年教師の喫煙率が中高年教員の喫煙率より遥かに高い。また、児童生徒への影響力は青年教員の方が中高年教員より強いものだ。生徒の下校時の喫煙風景が日常化してしまった。この夏休みも喫煙が習慣化してしまった生徒が増えているであろう。
 校内の教員の分煙徹底すべきである。公立学校の事業主は知事や市町村長、私立学校の事業主は理事長である。公立私立を問わず事業主は平成八年二月の労働基準局局長が各都道府県の労其局局長に宛てた通達「喫煙のためのガイドライン」を遵守しなければならないし、労基局長は事業主を指導監視する義務があるのは当然だろう
 しかし、学校の現実はガイドラインの存在すら知らぬ校長が居るほどで、喫煙対策委員会もないし、対策担当者も任命されていない。いわんや空気環境測定をしている学校は皆無であろう。未成年の喫煙が激増している。該当の所轄機関は厳重な監視と指導をすべきで無いか。 

 




   




   



 

 


題名ダム影響を考え地下水志向を

2000年10月1日愛媛新聞「門」欄

 黒部ダムができてから黒部川が吐き出すヘドロが佐渡島にまで達しているという。肱川にまたダムを増やそうとする動きがあるが、瀬戸内海の漁業にまた一つ負荷がかかることになる。長浜から双海にかけての美しい断層磯浜海岸は列車からは絶景だった。建設省の道路拡幅工事で景観が破壊された。この上ダムの建設は磯浜の漁業資源をも破壊することになる。
 道後温泉の評判の良さの一つに膳に上がってくる瀬戸の小魚がある。肱川からの養分がダムで遮断され川のヘドロのみが磯を埋めてしまえば道後の膳には遠洋魚や養殖魚しかあがらないことになる。道後は昔から三津に上がる小魚により支えられた。しかも蛇口からは数十キロ離れたダム湖からの生暖かい水しか出ないとなると客は逃げてしまう。
 地球の陸水の中で地下水は地表水の数千倍もある。生活水だけはダムのたまり水を避けてもらいたい。水源涵養林を拡充しつつ良質な地下水を志向してもらいたい。工業用水や農業用水と別扱いすべきだ。日本人口はあと半世紀で一億を割る。その頃節水トイレ、循環風呂、水不要洗濯機が普及している。悪水のダムのため水道代が数倍になる。建設費赤字は埋まらないであろう。

 













 

 


題名中央構造線をまたぐ水路は危険

2000年10月31日愛媛新聞「門」欄

 四国の中央構造線は日本列島で最も動きが大きく千年で八メータのペース右ずれを続けている。そして伊予灘での音波探査調査によると六千年前、四千年前、二千年前の大地震の断層が確かめられている。大地震の周期が二千年だとすれば現在いつ大地震が起こっても不思議でない。多くの地震学者は中央構造線そろそろ動くと不安を抱いている。
 道後平野において過去少なくとも千五百年間は大地震なく、そのエネルギーは蓄積しているため起こったとすると最低でもマグニチュード7.8になると高知大の環境災害学の岡村真教授は予想している。中分水の水路は活断層をまたぐ計画である。水路が破裂する可能性は大きいであろう。またトルコ地震 はトンネルの出入り口を土砂で塞いでしまった例が多いと伝えられて居るが、中予分水トンネルにおいてもそれを想定しなければならに。それに耐えうる設計となると建設コストはさらにうわずみされるであろう。
 神戸大地震では百六十七箇所から出火したが水がないので、瓦礫の下の人々を焼死から救うことが出来なかった。防災上からも山鳥坂ダムからの水源の一元化は危険性があるのでないか。

 



   









 

 


題名高層住宅防災面からも問題

2000年11月18日愛媛新聞「門」欄

 バブル崩壊後、松山市市街地のマンション高層化が目立つ。地価暴落を高層化で価値を高め、乗り切ろうとする動きであろう。昔は市内どこからでも城山が見えた。松山の象徴的景観だった。それをビルの林立で失った。
 景観喪失だけでない、もっと重大な問題も残した。大地震時の防災問題である。中央構造線が傍らを走る松山市だが、はしご車が四台しかない。堀端の防護柵に中国の御影石で一億円使うならば、はしご車購入や大地震の時フェリーによる避難態勢整備など防災に出費すべきだ。阪神大震災は朝五時に起きた。火を使う時間でもないのに百六十七箇所から出火した。犠牲者5502人のうち九割が窒息や圧死、一割が水がないための焼死だった。グラリと来れば火を消すことの重要性を教える数字である。もし食事時や、通勤時であったら数万人の犠牲者になっていたであろう。
 高層マンションには数十世帯から百数十世帯の火や家電器具がある。大地震時の市内の出火箇所は無数と考えていい。しかし、高層化は止められないどころか、高層化競争は拍車がかかり、マンションは最上階から売れているのが現状である。立法、司法、行政も我々市民も阪神大震災に学びマンション高層化に歯止めをかけるべきだ。

 














 

 


題名上関原発本県も影響モロに

2000年12月14日愛媛新聞「門」欄

 松山から山口県上関は近い。松山市白水台から見える。柳井より南に伸びる半島と長島を繋ぐ上関大橋が双眼鏡で見える。松山の西約60kmのその上関に原発建設が予定されている。すでに通産省は現地住民ヒヤリングを十月末にしている。また121日に国会で原発振興法も成立した。
 松山気象台の風向観測の1975年〜90年の統計では月別高頻度の風向は1月から6月は西北西、7月と8月は東、9月から11月は東南東、12月は西北西である。松山の風は西北西が一番多い。上関がピッチャーマウンドとすると、追い風のピッチャーの目から見れば松山平野はキャッチミットだ。親指が高輪山、4本の指が石鎚皿ヶ峰連峰だ。そして、ミットの真ん中に県庁がある。過去の原発事故はどれも風下の放射能汚染が大きい。
 西南日本は地震活動期に入ったと言われ、原発事故が不安視されている。西瀬戸の過去百年の震源地は安芸灘より伊予灘への南下傾向だが、鳥取西部地震のように予想外の所でも起きる。上関より60km圏の県別人口は愛媛60万山口50万、広島10万。愛媛県の西は海。放射能を遮断する地形が何もない。県の適切な対応を期待する。

 













 

 


題名制服、体操服の学校指定疑問

2001年2月1日愛媛新聞「門」欄

 近年各地の地方新聞に制服や体操服の業者と教育関係者との贈収賄事件が報じられるようになった。記事の扱いは小さいものの犯罪は悪質である。児童を盾にして親に金品を要求する誘拐犯とその本質は何も変わらない。
 幸い本県にはその種の事件はないが、気になることがある。生徒の服装などの検査により、学校指定のものを着用持参でなければ校門をくぐれない点である。足の火傷跡を隠したい女子生徒にズボン着用が許されない雰囲気がある。ことごとく指定業者商品でなければ入室できない空気である。児童虐待防止法の虐待になりかねない強制である。この不況下、父母の負担は大きい。そのような指導は生徒の心を重くしている。生徒は学校と親との板ばさみになっている。また実際に経済的理由で登校できなくなった例もある。
 医師高野美恵子著「アトピーと制服」には皮膚炎の急増は通風性のない制服にあるとしている。制服も松山城南堀端の石柱のように暴利をむさぼっているようなら大問題である。また服装検査で生徒を追い込むことはいじめの温床にもなっていると言う。正確な調査と穏当な指導を望むものである。

 












 

 


題名対岸の「上関原発」影響危惧

2001年5月4日愛媛新聞「門」欄                      

 山口県の周防灘に祝島が浮かんでいる。島の港には対岸の長島の原発建設予定地が眼前に迫っている。漁港の集落上の墓地まで登ると愛媛県が見える。佐田岬から高縄山まで見晴らすことが出来る。祝島の多くの民家はその周りに石垣をめぐらせている。防風の石垣集落である。港は今は島の東の端にあるが、昔は西端の三浦にあった。三浦は西風が強く船が接岸しにくいので今のところに移ったという。西瀬戸内海の西風の強さを物語っている。松山も一年の殆どが西北西の風である。
 本紙4月二十四日付けで、山口県知事が地元合意を条件に原発建設国と合意したと報じている。上関は山口県南東端に位置する。原発の影響は山口県より愛媛県の方が大きい。殊に県都松山への影響大である。原発建設予定地がある上関町長島の最高峰上盛山に登ると松山市吉田に並ぶ油槽群が見える近さである。原発は世界最大級百三十七万キロワット二基で、凡そ十年後に完成予定とされる。
 予定地沖には「地震の巣」がある。完成後地震がなくても、事故がなくても原発の不安が愛媛の人口減少要因となる。松山の経済にもマイナスとなり都市としての存立基盤さえ脅かされるのでないかと危惧する。
 

 















 

 

 


題名中高生の塾通いが心配

2001年7月5日愛媛新聞「門」欄

 中高校では今忘れ物と遅刻が増加している。この原因のひとつにダブルスクールがあるのでないか。中学が家庭に出させる「学習環境調査書」に「塾に通っているか」の設問があるほどで、かなりの生徒が塾通いしているようだ。
 生徒は授業、補習、部活が終われば塾に直行している。そして塾から帰るのは10時を回る。それから食事をして風呂に入り、学校の予習復習をする。さらに塾の宿題をする。塾は合格率を高め、社会的評価を高めるためるため山ほど宿題を出す。毎日の就寝は夜中、中には夜明け前だ。寝ない生徒もいる。このような結果、本人はもとより親、教師の中には「学校は寝る所、塾は勉強する所」という意識まで芽生えている。こうなれば遅刻、忘れ物が多いのは当然。また学校の授業で数人が熟睡していれば私語が広がり学習効果は急降下。
 「ゆとり教育」は競争原理を導入し、安易なダブルスクールをひろげている。この傾向は学問に最も求められている自発性を阻害するだけでなく、児童生徒の生活崩壊で犯罪誘発因子の温床となる。人間としての当たり前の学校生活の確立を大前提として効果的に塾を活用しなければ児童生徒は学校の被害者にもなり塾の被害者にもなる。 

 

 

 


題名定期考査直前補習の横行を懸念

2002年3月11日愛媛新聞「門」欄

 定期考査はその学期にどれほど学習したか、それを生徒と教師が反省する為に実施される。又、定期考査に向けて全生徒が自主的試験勉強で学んだことを、より確かなものに定着することを期待して実施される。
 したがって、考査は後始末が大切である。生徒はどこが出来なかったかを確かめ、一方教師は教え方を反省する。それが定期考査の主目的である。補習はその後弱点を補う為にある。定期考査と検定試験や入学試験とは本質的に異なる。最近定期考査の直前に、一部の生徒を集めての補習を行う教師が熱心な教師であると評価される事がある。見方によれば帳尻あわせの補習、試験問題漏洩と誤解されかねない考査直前補習が横行している。又それが評価される。これでは日本の学校教育の将来は暗いものになるのではなかろうか。
 生徒の学力低下が叫ばれているが、結果さえ良ければそれで良しと言う成績至上主義が学習をつまらなくして、学力低下の一つの原因になっているといっても過言ではない。結果がよければ手段を選ばない教育のあり方は良くない。 

 

 


題名松山周辺文化施設に配慮望む 

2002年4月12日愛媛新聞「門」欄

 三月中旬ごろ、上浮穴郡柳谷村の天然記念物、八釜甌穴群と、同郡美川村上黒岩岩陰遺跡を訪問した。八釜甌穴群は崖崩れで遊歩道が通行止めとなっていた。近隣の方に聞いてみると昨年春の芸予地震で崩壊したとのことである。村役場に問い合わせてみると別の説明で、大雨か台風で崖崩れが起こったのであろうとのことだ。役場の説明では甌穴群へのアクセス遊歩道の復旧見通しはないということだ。
 仕方がないので、美川村の上黒岩遺跡博物館に向かった。その入り口には「三月二十日までの冬期は通行止め」と書いている札が掛かっている。八釜では通行止め、上黒岩遺跡では閉館だった。松山市からわざわざ出かけて、しかも県外からの来客者を連れて残念極まりなかった。両者ともインターネットに何も出ていなかった。
 事前にこちらが直接確かめればよかったのであるが、余りにも不親切であると感じた。同時に文教政策の貧しさを感じてしまった。道後温泉に宿泊して、さらに足を延ばそうとする観光客や研究者にとって残念な事であり、道後温泉の集客力にも影響するのでないか。松山周辺の文化施設の万全を期することが、地元児童生徒の教育充実はもとより、観光客増にも繋がるのでないか。 

 

 


題名瀬戸内海は壊れやすい海域

2002年4月29日愛媛新聞「門」欄

 瀬戸内海と富士山とどちらが大きいかという問いがある。計算してみた。瀬戸内海の面積を200万平方`b、平均水深30メートルとすると体積は600立方`b。富士山は半径20`b、高さ3776bの円錐とすれば体積は1580立方`bになる。
 飛行機や新幹線の窓から眺める富士山の体積は、瀬戸内海の2.6倍。富士山の凡そ三分の一の体積で瀬戸内海を埋め尽くす事が出来る。瀬戸内海の狭小さに驚くと同時に、小さくデリケートな瀬戸内海を意識せずにはおれない。この瀬戸内海沿岸には約三千万人もが住み、世界の閉鎖性海域の中でもこれほど人口が多い例がない。
 都市のゴミ問題、泥土の排出を避けられないダム建設問題、海底の砂の採取問題を考える時、私達は常に瀬戸内海の壊れやすさを頭の隅におかねばならないのだろう。人間の僅かな作用にも瀬戸内海は敏感に反応している。魚介を育てる藻場や干潟は1960年代に比べると半減している。そして漁獲の慢性的な減少は止まらない。殊に鰯や浅蜊の漁獲量の激減等一連の異変は我々に警鐘を鳴らしている。 

 

 


題名親子の時間家庭教育に必須

2002年5月11日愛媛新聞「門」欄

 今や「家庭教育」を求めるのは無理ではないか。多くの生徒は朝食も夕食も家族と食べる事はない。出向の為に父親がいなかったり、両親が残業で帰宅が深夜に及ぶことが珍しくない。そして子供も多忙になり、部活、学習塾などで帰宅が遅い。このような現象が昔からあったが、最近急速に進んでいるような気がする。
 親子が顔を合わさなくても家庭教育は出来ると思う人も居るだろうが、そうではない。親も子も未だ明るいうちに毎日家に帰ることが出来、親子一緒に食事が出来、会話が出来るという普通の生活こそ、家庭教育の必須条件ではなかろうか。
 親と子に不規則な労働と生活を強制する制度や法律は家庭教育を破壊する元凶であろう。少なくとも労働基準法が改正されなければ、家庭教育を保障する事は難しい。労働者である父母が深夜まで働かせる実態では家庭教育は絶望的である。 

 

 


題名週休二日制で家庭に大変化

2002年5月25日愛媛新聞「門」欄

 家で生まれて家で死ぬ。病気になれば医者が家に来てくれて家族が看病する。家族揃っての食事、家族揃っての仏への礼拝は昔は当たり前だった。家には親戚付き合いがあり、近所付き合いがあり、これらの付き合いは子に挨拶を身につけさせ自立にも大きな役割を果たした。親が子を商家に奉公に出すのは子を放す寂しさがあるが、あくまでも子に自立を願ってのことだった。
 今や核家族化や住職分離で、「家」が子に長年果たしてきた機能は大きく失われた。教育、医療、宗教等多くの機能を半世紀余りで一挙に崩壊した。こんな例は世界でも珍しい。そして今、さらに週休二日制で家が大きく変わろうとしている。労働時間や授業時間は減少したが、生き残る為に親はアルバイト、子は学習塾通いでゆとりのなさに拍車が掛かっている。
 どんなに時代が変わっても、親が子の自立の盾として生きたいと思うのは自然なこと。しかし、現実は競争の原理による無理な生活で規則的で人間的生活が難しくなっている。このような環境変化で家庭教育は大きな曲がり角に来ているが、家庭はこの大変化を乗り切れるであろうか。   

 

 


題名画一的な教育実習生の服装に不安

2002年7月12日愛媛新聞「門」欄

 教育実習生はこの数年、全員葬式のような真っ黒な服装で学校に来るようになった。実習生に理由を聞いてみると、大学から教育実習は卒業した学校に行き、黒い服でとの指示を受けているようだ。大学が違う数人の学生から確かめた。
 教育の究極目標は、生徒の自己確立であり自立。しかし、今の教育実習生は自分自身に最も相応しいTPOに応じた服装が無い。また大学の指示にただただ従っているようだ。学問は自己確立の一手段であり、自己表現の一手段であろう。そのような点からも、学力低下の点からも心配な方向に向かっていると思う時がある。
 教育実習生の傾向に日本の教育、ひいては日本の将来が見える。実習生が心配になってくる昨今である。昔は教育実習生が来ると学校が若々しくなって明るくなった。最近は教育実習生が学校に来ると真っ黒な「制服」のせいでもあるが、学校が葬式のように暗くなってしまう。実習制度を反省しなければならない転換期に来ているのではなかろうか。真っ黒な「制服」を着て煙草を吸う実習生を生徒の誰も待っていないと思うのである。