フランスのリヨンにあるWHOの組織であるIARC(国際癌研究機関)のMonographs Programme により世界12カ国から29人の専門家ワーキンググループが召集されました。そして能動喫煙および受動喫煙と癌の関係を調査した全ての膨大な公表された研究論文を再評価しました。
能動喫煙による発癌効果は(今更驚くに値することではありませんが)今を溯ること1986年、初期のワーキンググループによって発癌性があることが確認されると結論付けました。そして、今、副流煙による 受動喫煙も人間への発癌性を有すると結論されました。
能動喫煙(自らタバコを吸うこと)
健康に与える影響は甚大 (疾病リスクは非常に大きい)
要約するとタバコの流行は大規模な被害をもたらしている。紙巻煙草の喫煙者
の半数はタバコ関連疾患により死亡する。このうちの半数が中年期(35−69歳)なくなっており彼らが非喫煙者であれば20〜25年生き延びられたと思われる。現在タバコは発展途上国および女性の間で大流行急激に利用拡大している。世界ではタバコによる癌で年間数百万人が死亡している。それに対してこのタバコの蔓延は、それよりさらに多くの人を心疾患、呼吸器疾患、脳卒中によって本来あるべき寿命よりも早く亡くすことになっている。
それにもかかわらず、タバコの使用は予防可能な癌における最大の問題である。
不幸にも、我々が喫煙と癌の因果関係を調査すればするほど、我々が以前に想像していた以上に、喫煙と癌の因果関係は強く、喫煙は今まで以上に様々な臓器の癌に関係していることが明らかになりました。
喫煙は様々な内臓の癌の原因(新たに喫煙と関連づけられた癌)
ワーキングループはこの論文の中で、タバコが原因である癌のリスト(それでさえ十分に長いものですが)に追加をしました。そのうちのいくつかは全世界で最も一般的とされるもので その中には、胃癌、肝臓癌、子宮頸癌、腎癌(腎細胞癌)、骨髄性白血病が含まれています。
さらに、喫煙の発癌リスクはいくつかの臓器に対しては既知の発癌性物質の曝露により著しく高まることが明らかになりました。
タバコの種類
タバコには紙巻タバコ以外にも様々な種類喫煙方法があります。例えば、パイプ、bidis(南アジアで一般的で、米国でも流行しつつある。)なども肺癌、
頭部の癌、頚部の癌、その他、様々な癌のリスクを高めます。
若い時期からの喫煙はタバコの危険性をより一層増加させます。
喫煙期間が長ければ長いほど喫煙者の危険は増大します。
世界中の若者が若い時期から喫煙を始める傾向は彼らのその後の人生における疾病リスクを高めることになります。
タバコを吸うな! もし、あなたが喫煙者なら、禁煙しなさい。
タバコを吸い始めないことが最良の選択ですが今後数十年間の世界での癌死亡者数減少への最大の貢献は、禁煙した人が発癌の危険を低下させることによって、なされるでしょう。
初めから吸わないことに加えて禁煙することは、21世紀においても世界中でもっとも有効な癌予防の方法のままでしょう。
どの銘柄のタバコを吸っても有害性はほとんど変わりません。
幸運にも、科学的証明が禁煙の有効性に軍配をあげています。
もし、30台代の初めまでに禁煙することが出来ればタバコによる大部分の有害な影響を避けることが可能です。しかし、たとえそれ以降で禁煙に成功したとしても危険は減少します。禁煙は(常に)有効なのです。
男性と女性
喫煙による肺ガン罹患リスクは喫煙スタイルが同じであれば男女間の差はありません。
米国と英国(多くの成人女性が生涯を通じて喫煙しています。)の研究では
男性・女性ともに肺癌の約90%は紙巻タバコが原因です。
いくつかの癌は喫煙に影響されません
全ての癌が喫煙に起因するわけではありません。乳癌、子宮体癌はほとんど、前立腺癌は全くといっていいほど喫煙が原因であるとは認められませんでした。
非喫煙者
受動喫煙は肺癌の原因です。
非喫煙者は現役喫煙者と同等に発癌性物質に曝露されます。
一般的なレベルでの受動喫煙でさえも非喫煙者の肺癌の原因になることが明らかになりました。受動喫煙は人間に対する発癌性があります。
乳癌やその他、能動喫煙により発生しない種類の癌が受動喫煙で引き起こされるかもしれないとの懸念は不要です。
子供たちへの影響については確実なことは言えません。
幼児期に曝露された受動喫煙が子供達の将来の癌の危険を増やすかという点については、現時点では不明です。
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