ばれりあな

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 バレリアン
    (オミナエシ科Valerianaceaeカノコソウ(バレリアナ)属Valeriana)
  学名:Valeriana.offcinalis
  別名:セイコウカノコソウ
 カノコソウ(バレリアナ)属は、北半球を中心に分布する多年草で、世界に約200種が存在し、日本には2種が自生しています。
その1つが、カノコソウ(Valeriana.fauriei)で、別名ハルオミナエシと呼ばれ、北海道から九州にいたる山中のやや湿った草地に自 生し、根茎は「纈草根」、「吉草根」と呼ばれ、精神安定やヒステリー用の鎮静薬として利用されています。
また、根茎には精油を含んでおり、タバコの香料にも利用されています。

 今回紹介する「バレリアン」は、別名セイコウカノコソウと呼ばれヨーロッパから西アジア原産で、ヨーロッパでは、根茎と根をワ レリアナ根とよび、カノコソウ同様に薬用として利用します。
日本のカノコソウより作られる「吉草根」は、セイヨウカノコソウの「ワレリアナ根」の代用品の位置付けらしく、薬用としての本家 ?はセイヨウカノコソウのようです。

 さて、バレリアン(セイヨウカノコソウ)は、草丈60〜150cmで、薄桃、白、青紫などの花を咲かせ、園芸品種としては、白花の「ア ルバ(cv.Alba)、赤花の「コッキネア(cv.Cccinea)」、「ルブラ(cv.Rubra)」などがあります。

 属名の「Valeriana」は、古いギリシャ語で「健康によい」との意味だそうで、種名の「offcinalis」は、薬草などによく付いている 名前ですが、「薬用の」と言う意味です。
また、「カノコソウ」は、花序についた白い蕾と淡紅色の花が「鹿の子」模様に見えることに由来します。

栽培

 性質は耐寒性で、冷涼な湿けのある肥沃な場所が適しています。
半日陰でもよく育ち、土質は特に選びません。
種蒔きは4月頃で、花壇などに直播きし、タネが見え隠れするくらいに覆土し、発芽まで乾かさないように新聞紙などで覆います。

 発芽には、1ヶ月位かかり、発芽率はあまりよくないようです。
本葉が開いてきたら、40cm間隔程度に間引きます。

 暖地では、夏は遮光などによる、暑さ対策が必要です。
増やし方は、種子か、春か秋に株分けを行います。

収穫

 2年目の秋、地上部が枯れたら根および根茎を掘り上げ、水洗いした後日干しにして利用します。

用途、効能

 鎮静、鎮痛、不眠薬として、古くから使われており、現在も、「カノコソウ、バレリアン」エキスやカプセルとして販売されている ようですね。

 服用方法としては、乾燥根を30g程度刻んで、ホワイトリカー250mlで浸出したものなどを利用し、これを、小さじ半分程度を1日3回 、水やぬるま湯で薄めて飲むと良いようです。
また、皮膚の炎症などには、先の浸出液を直接患部に塗ります。
不眠、鎮静には、乾燥させた根を入浴剤として利用しても良いようです。

 ただし、多量使用または長期服用は、副作用を引き起こすことがあるとの事で、注意が必要です。
また、妊娠中の使用と他の睡眠薬との併用は禁止して下さい。

 他には、根は猫が大好きで、マタタビに似た効果があるとされています。
また、混植すると、まわりの植物の生長を促し、ミミズの活動を活発にさせるとか。

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