えきなせあ
えきなせあ
エキナセア(キク科Compositaeエキナセア属Echinacea)
学名:Echinacea purpurea
別名:ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)、パープルコーンフラワー、パープレア
|
エキナセア属は、北アメリ力に9種ほど分布する多年草で、ルドベキアと近縁の属になります。
草丈は60〜150cmで、夏から秋にかけて花径約10cmの主に紅紫色の花を咲かせます。
舌状花は、下向きに反り返り花の芯が開花するにつれて盛り上がりますが、この形が昔の町火消しの纏(まとい)の細長い紙などを垂らし
た飾り物の馬簾に似ているので、ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)とも呼ばれています。
また、中心の管状花の部分は硬く細かいブツブツがあり、「ハリネズミ」のようであることから、「ハリネズミ」のギリシャ語の「エキノ
ース」から学名「エキナセア」が付いています。
花の美しさから現在日本では主に観賞用として栽培され、切花やドライフラワーなどに利用されていますが、古来より優れた薬草として
アメリカ先住民の間では、根をかみ砕いて出来た汁液を、ヘビの咬傷、化膿した傷の治療や、咳止め、のどの痛みなどの病気の治療に利用
していました。
そして近年の研究の結果では医学的のもその効果が認められ、ヨーロッパでは風邪やインフルエンザなどの感染症の治療薬として認められ
ているそうです。
日本には米国産のエキナセアエキス剤が多く輸入されていますが、米国ではハーブ商品の1割がエキナセア関連であるといわれるほど人気が
あるそうです。
さて、エキナセアには数種類ありますが、現在、主に利用されるのは下記3種になります。
エキナセア・パーピュリア(Echinacea purpurela)
コモンパープルコーンフラワーとも呼ばれ、最も一般的で薬効も最も優れていると言われています。
和名のムラサキバレンギクはこの種を指し、日本でも戦前から栽培されていました。
花色は紅紫色の他に白花の品種もあります。
エキナセア・アングスティフォリア(Echinacea angustifolia)
パープルコーフラワーとも呼ばれ、細葉の品種です。
エキナセア・パラドクサ(Echinacea paradoxa)
ペールパープルコーンフラワーとも呼ばれ、黄色の羽のような花を咲かせます。
栽培
園芸分類は耐寒性多年草です。
発芽温度は15〜25℃で春または秋に種を播きます。
苗床などに点播きし2mmほど覆土して、仮植えで育苗をして本葉が7枚程度になったら30cm程度の間隔で定植します。
日陰や排水の悪い場所では、生育が悪く根腐れを起こしますので、定植場所は、日当たりとやや乾燥気味の水はけのよい場所で、肥沃な
土壌が適しています。
その他特別な管理は必要なく、耐暑性、耐寒性も強く性質は強健で栽培は容易な植物です。
殖やし方は種播き以外に春または秋に株分けが可能です。
収穫
花を含めた全草が利用出来るようです。
葉は大きくなったものから順じ収穫します。
主に利用するのは乾燥させた根と根茎で、成長したものは随時収穫可能です。
ただし、花が満開の時期が最も有効成分を多く含んでいると言われており、市場ではこの時期に収穫したものは、一般のものとは区別され
ているそうです。
用途、効能
エキナセアは天然の抗生物質とも呼ばれ、含まれる多糖類には、免疫を強化するインターフェロンを活発につくり出す働きがあると考え
られており、また、白血球の働きを活発にさせるとも言われています。
これにより、抗ウイルス、免疫強化、殺菌消毒、抗感染などの作用が表れ、インフルエンザや膀胱炎などの感染症に効果があるとされてい
ます。
その他、具体的な効果としては、咳、のどの痛みなどの風邪の諸症状や花粉症、アレルギー性鼻炎、腫れ物、膿瘍、ニキビ、肌荒れ、さ
らには、皮膚の炎症や損傷した皮膚を再生させる作用もあるそうです。
風邪やインフルエンザには、流行前から摂取すると免疫力を高め予防になるそうです。
すぐに利用した場合は商品化されたエキス剤を手に入れますが、一般家庭で収穫されたものの一般的な摂取方法はやはり乾燥させた葉、
根によるハーブティーになります。
ティーポットにスプーン2杯ほど入れ熱湯を注いでから15分程度蒸らすと、十分に抽出出来るようです。
また、煎じたものを傷などの外用することも出来ます。
最後に摂取上の注意点ですが、キク科植物にアレルギーがある人は要注意だそうです。
その他、下痢などの軽い副作用の報告もあるようですが、特に重大な副作用の報告はないようです。
だたし、免疫に関係する病気の人は、服用前に必ず医師に相談してくださいとのこと。
また、8週間以上連続で摂取すると、効果が薄れるそうなので、ほどほどに。
はぁぶにもどる
はじめにもどる