日本への渡来は江戸時代といわれ、オオグルマまたはオグルマと呼ばれます。
学名のheleniumは、トロイのヘレンがこの草を採取している時に誘拐されたという伝説にちなむそうです。
(トロイのヘレンは、彼女の浮気が原因で、都市トロイアは十年にわたる戦いの末にギリシャに滅ぼされました。
その戦いを題材にして詩人ホメロスは「イ−リアス」「オデュセイア」という二大叙事詩を書きました。)
栽培
園芸分類としては、耐寒性多年草です。
高さ1〜2mとなりまた、根も深い為、鉢植えには不向きで、地植えが基本となります。
春に種播きをして育てます。
日当たりがよく適度の湿気があり、水はけが良く肥沃な場所で栽培します。
草丈が高い為、場合によっては支柱を立てます。高さを制御したい場合は、摘芯をして下さい。
殖やし方は、種播きの他に、春と秋に株分けが出来ます。
収穫
根が肥大すれば、栽培年数に関係なく収穫できますが、基本的には2〜3年目の秋、茎が枯れたら根を掘り上げ流水で洗い、泥を落とした ら適当な大きさに切って、数週間日干しにします。
用途、効能
乾燥根を、生薬名、土木香(どもっこう)と言い、多量のイヌリンを含み、精油(アラントラクトンなど)など様々な成分により、鎮咳、
去痰、消炎、収斂、抗菌、消化促進、強壮などに効果があり、特に子供の咳には特効薬との事です。
またこのイヌリンは、砂糖に代わる甘味料として、糖尿病の人などに用いられるそうです。
一般での使い方としては、咳や気管支炎には、小さく刻んだ乾燥根3〜10gを、水300mlで煎じて飲んだり、冷ましてから、うがいをします
。
消化不良などの服用には、前記の煎じたものや細かく粉にして、1回小さじ1杯ほどの量をそのまま飲む方法もあるようです。